楽器解説

【音楽史】ドラムの歴史 Part2【ラグタイムの時代】

History of the Drumset - Part 2, 1890 - Ragtime Drumming

今回は、ドラムスティック・マレットを開発している世界的なメーカーVic Firthが解説する「ドラムの歴史」をまとめました。

この記事ではPart2として、ラグタイムの時代を振り返ります。

ラグタイムのはじまりは1890年

1890年になると、「ラグタイム」というとても面白いスタイルの音楽が誕生します。

The Entertainer
Maple Leaf Rag

ラグタイムはマーチングバンドとはまた違ったスタイルで、アフリカ系アメリカ人のピアニスト・バンジョー奏者・ギタリストたちから来る「シンコペーション」を多用した音楽です。

このシンコペーションをベースにした音楽は、よりダンスにぴったりの音楽として1890年代に人気を博しました。

ドラマーとラグタイム

前回ご紹介した通り、当時のドラムにはまだライドシンバルやクラッシュシンバル、タムもなく、バスドラムとスネアドラムだけでした。

しかしこの頃のドラマー達は即興をし始め、ドラムセットを駆使し、スイングの新しいグルーヴを生み出していきます。

移民の影響

1890年に起きたもう一つの大きな出来事は「多くの移民達が世界中からアメリカに渡ってきたこと」です。

多くの違う国・地域から多くの人々が移住したと同時に、彼らの故郷で使われていた民族楽器をアメリカにもたらしました。

そこから、ドラムの作り方、シンバルの作り方など、楽器に関する多くのテクノロジーもアメリカに渡ります。

その影響から、アメリカの劇場では、ドラマー達が移民達がもたらした民族楽器を利用して演奏するようになったのです。

民族楽器はこれまで使われていたバスドラム+スネアドラムのセットに追加され、ラグライムの演奏に使用されました。

このドラミングスタイルは「トラップ」と呼ばれるようになります。

トラップの再現演奏(2:43~3:30)

History of the Drumset - Part 2, 1890 - Ragtime Drumming

つづきのPart3はコチラ↓


人気記事

1

今回は、Fabfilter社「Pro-L2」をクリッパーとして使う方法をまとめました。Pro-L2はリミッターとして非常に有名ですが、設定を工夫することでクリッパーに近いサウンドを作ることもできます。本記事では、リミッターとクリッパーの違いと、Pro-L2をクリッパーのように使う設定をご紹介します。

2

今回は、「Sonarworks SoundID Referenceの使い方」をまとめました。

DTMをするなら絶対に持っておきたいこの製品について、なぜこの製品がおすすめなのか、どの種類を買うべきなのか、具体的な使い方と測定方法をご紹介します。

3

今回は、DTMにおすすめのコンパクトなスピーカーを5つご紹介します。いずれも小さな机で手軽に使える上に、値段もお手頃で数万円程度で購入できます。世界的なプロも愛用しているスピーカーもありますので、初心者の方も、本格的にDTMをしたい方もぜひチェックしてみてください!

4

今回は、フランスの音楽プロデューサー・PLVが解説する「独学でプロの音楽プロデューサーになる方法」をまとめました。PLVは音楽大学や専門学校に行かず、独学でDTMを学び、プロの作曲家として活動しています。そんな彼女が「音楽学校に通わずに独学でプロになる方法」を7つ解説します。

5

今回は「絶対に買って損しない、おすすめDTM音源・プラグイン」をまとめました。特に多くの音楽プロデューサーに愛用され、世界中でベストセラーになり、買っても絶対に損しないと思えるプラグインはかなり絞られます。ここでは初心者からプロまで使えて「これさえ買っておけば問題なし」と断言できる「世界で愛用されているおすすめDTM音源・プラグイン」をご紹介します。

6

今回は、数々のモニタースピーカーを販売しているAdam Audio社が解説する「自宅スタジオ~3レベル~」をまとめました。自宅の小さな寝室でDTMをしている方からプロを目指している方まで、レベル別におすすめのDTMセットをご紹介します。

7

今回は、DTMで挫折する人の共通点5つをまとめました。「今年こそDTMをマスターするぞ!」「今年こそ曲を作りまくるぞ!」と意気込んでも、結局1ヶ月も経たないうちに挫折してしまう方も少なくありません。今回はこの理由と対処法をご紹介します。

8

今回は、FabFilter公式が解説する「Saturn 2の紹介」をまとめました。「Saturn 2」は一言で言うと「サチュレーション・ディストーションプラグイン」なのですが、この記事を読めば「一体どんな使い方ができるのか?」「なぜこれだけ世界中で多くのプロに愛されるプラグインなのか?」がお分かり頂けます。

9

今回は「FLUX:: Pure Analyzer Systemの使い方」をまとめました。このプラグインは、世界中の音楽プロデューサー・DTMerに愛用されているアナライザープラグインです。とてもキレイな見た目をしていますが、いったいどのようなプラグインで、どのように活用すればいいのでしょうか?

10

今回は、BigZが解説する「リバーブを使うときにやってみてほしいこと」をまとめました。DTMで広がりのあるサウンドにしたいとき、まず行うのがリバーブをたくさんかけることでしょう。しかしリバーブの使い方をほんの少し工夫するだけで、さらに広がりと奥行きのあるサウンドにすることができます。

-楽器解説