コード進行

コード進行を学ぶ・バリエーションを増やすためのおすすめプラグイン3選【DTM・作曲】

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf


今回は、コード進行を学びたいときやバリエーションを増やしたいときに使えるおすすめのコード作成プラグインを3つご紹介します。

  • いつも同じコード進行ばかり使ってしまい、新しいコードのアイデアが思い浮かばない
  • 作曲を始めたばかりで、まだコード進行を作るのが難しい

このような方はもちろん、

  • コードなんて、わざわざプラグインを使わなくてもいいのでは?
  • コード作成のためにお金をかけるなんて、なんだかちょっともったいない気がする

このように思っている方にもぜひチェックしていただきたいプラグインです。

ここでご紹介するプラグインを使えば、ご自身でも思いがけないようなコード進行をカンタン&たくさん作ることができるようになります!

コード進行を学ぶ・バリエーションを増やすためのおすすめDTMプラグイン:Scaler Music社「Scaler」

Scaler 3 - Customizing a Chord Progression

コード作成系プラグインの中でも特に人気なのが、Scaler Music社の「Scaler」です。

Scalerはパズルを組み合わせるようにしてコード進行を作成することができるプラグインなのですが、非常に機能が充実しており、単なるコード作成プラグインではありません...

こんな人におすすめです

  • コード進行を自力で作るのが苦手な人
  • コードに合ったメロディーを演奏するのが苦手な人
  • 幅広いジャンルのコード進行を作れるようになりたい人
  • 普段使い慣れている音源でコードを鳴らして確認したい人
  • コードだけでなく、リズムパターンや音づかいもマンネリ化している人

おすすめプラグイン「Scaler」を購入する

Scalerの魅力1:プリセットが豊富で全ジャンルのコード進行に対応している

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf

Scalerはコード進行のプリセットが非常に豊富なので、コード進行が全くわからない方でも安心して使うことができます。

プリセットは雰囲気やジャンル、「王道か変化球か」などで選ぶことができます。

Genres:「Pop Ballads」「Progressive House」「Celtic(ケルト音楽)」などジャンル別でよく使われるコード進行

Common Progressions:よく使われるコード進行

Uncommon Progressions:ちょっと珍しい変化球のコード進行

Artists:実際のアーティストによって作られたコード進行

Moods:「Happy」「Dark」など、雰囲気ごとに作られたコード進行

ジャンル別にもコードが用意されていますので、「このジャンルはあまり作ったことがないんだよな…」というときにとても助かります。

例えば「Pop Ballads」というプリセットがありますが、これを選ぶと「A-E-F# m7-A-Dmaj7-Dmaj7-A9」というコード進行を一発で作ることができます。

もちろんキー(スケール)を変更することができますので、自分が作っている曲に合ったコード進行に一発で変換できます。

ベースにするスケールも「オルタードスケール」「ペルシアンモード」などさまざまなスケールから選ぶことができます。

Scalerの魅力2:「次にどのコードを入れようか…」と悩んだときのお助け役

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf

コード進行を選んだ後は、「次にどのコードを入れようか…」と悩んでしまうことがあるでしょう。

そんなとき、Scalerなら「次に入れるとよさそうなコード」を提案してくれます。

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf

例えば上記画像の画面では、青色のコードはそのスケールで使われるコード、グレーアウトしたコードはそのスケールにないコードを示しています。

よりスムーズな進行にしたいのであれば青色のコードから、ちょっと変化球を入れてみたいという場合はグレーのコードを選ぶとよいでしょう。

クリエイトセクションで思いがけないコード進行を作ろう

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf

Scalerのクリエイトセクションでは、さまざまな方法でコード進行を作ることができるようになっています。

Circle Of Fifths:五度圏を使ってコードを作る
Modulation:レラティブモードなどの関連キー・スケールからコードを作る
Explore:ジャンル、ムード、スケールからコードを作る
Colors:ボイシングでコードを作る
Sketch:複数のコード進行のアイデアをメモしておく

さまざまな方法で多様なコードの提案が出てくるので、「そういえばこのコードはあまり使ったことがないな」「これを入れてみたらどうなるだろう?」と、新しいアイデアを試しやすくなっています。

楽器を触りながら作るとどうしても手癖でコードを選びがちになるため、このように多角的な視点からコードを作れるようになるのが大きなポイントです。

Scalerの魅力3:ボイシング・ボイスリーディングまで調整できる

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf

Scalerでは、「Minimize Movement」をONにすると前後の流れを分析し、より動きが少ない形でコードが動くように自動で変更します。

MIDIエディターもついているので、コードのボイシングを手動で変更することもできます。

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf

MIDIエディターでも、「Auto Voice Leading」をONにするとボイスリーティングが最もスムーズな形でボイシングが変更されます。

ちなみに作成したコードは、DAWのMIDIトラックに直接ドラッグ&ドロップすればMIDIデータとして使用できます。

Scalerの魅力4:簡単なリズムパターンも作成してくれる

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf

Scalerは、コードだけでなくリズムパターンも作成してくれます。

Scaler上で作成したコードは1つ1つ鍵盤に割り当てられますが、鍵盤を1つ押すだけでそのコードがリズムパターンで再生されます。

いろいろなリズムパターンを試してみて「このコードにこのリズムが合うかも」という新しい発見をすることもできます。

3:15~3:36

5 Reasons Scaler 3 is a MUST-HAVE

Scalerの魅力5:他の音源の音でコードをチェックできる

Scalerは、他の音源と連携して使用できます。

https://www.youtube.com/watch?v=-Y7FBJWKPl8

例えばXferRecords社のシンセサイザー「Serum」を選べば、Serumを使ってScalerで作ったコードを鳴らすことができます。

さまざまな外部プラグインでScalerで作ったコードを鳴らす例 3:58~4:26

5 Reasons Scaler 3 is a MUST-HAVE

Scalerの魅力6:適当に弾いていてもコードに合ったメロディーが弾けるようになる

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf

なんとなくコード進行はいいと思っているけれど、そのコード進行に合ったメロディーを弾くのが難しい…

このような方におすすめなのが、ScalerにあるKeys Lock機能です。

この機能をONにした上で「Chord Scale」モードを選択すると、黒鍵にはScalerで作成したコードが割り当てられ、白鍵にはそのコードと設定しているスケールに合った音が自動的に割り当てられます。

例えばD# の鍵盤を押しているとき、白鍵を弾くと指定したスケール+D# のコードに合う音だけが割り当てられるため、白鍵を適当に弾いているだけでも良いメロディーを作ることができます。

例えば下記の例では、右手で「C・D・F」の3つの鍵盤しか使っていませんが、左手で黒鍵を使ってコードを切り替えているため、まるでコードに沿ってメロディーを弾いているように見えます。

Keys Lock機能の使用例 4:33~5:00

5 Reasons Scaler 3 is a MUST-HAVE

Scalerの魅力7:ベースもコードもメロディーもScalerで完結!

https://downloads.scalermusic.com/Scaler-3_User_Guide.pdf

Scalerにはアレンジセクションがあり、「ベース」「メロディー」「リズム」など、楽曲におけるさまざまな役割を選んでアレンジを作成することができます。

例えば「ベース」を選ぶと、「EDM Bass」「Funk Bass」などジャンル別にベースパターンを自動作成してくれます。

自分が作成したコード進行に合わせてパターンが生成されるので、自分で「ここはこのコードだから、この音とこの音を打ち込んで….」と悩む必要はありません。
(後からコードを変更すると、音程をそのコードに自動で合わせてくれます)

もちろん、音色は「808 Bass」「Jazz Bass」「Slap Bass」などさまざまな音色から選ぶことができますので、そのジャンルや雰囲気に合った音色でチェックすることができます。

つまり、Scalerを使えば単純にコード進行を作成するだけでなく、作成したコード進行とジャンル、楽器(役割)に合わせてフレーズまで作れてしまうということです。

アレンジセクションの使用例 6:12~9:44

5 Reasons Scaler 3 is a MUST-HAVE

Scalerを購入する

Scalerはコード作成で最もおすすめのプラグインですので、コード進行の作成でお悩みの方はぜひGETしてください!

おすすめプラグイン「Scaler」を購入する

コード進行を学ぶ・バリエーションを増やすためのおすすめDTMプラグイン:Audiomodern社「Chordjam」

CHORDJAM by Audiomodern | in Action - Studio Jam

Audiomodern社の「Chordjam」は、コードを作成するだけでなく鳴らし方(演奏の仕方)まで調整できるプラグインです。

使い方は簡単で、スケールを設定したあと、コードのボイシング、各コード音のベロシティー、タイミングを調整し、鍵盤を押すだけです。

「とにかく思いもよらなかったコードを作りたい!」という場合は、各パラメーターの横にあるランダマイズボタン(♾️)を押すだけでOK。

コードの種類、ベロシティー、タイミング、ボイシングなど、あらゆるパラメーターをランダム化できます。

Chordjamを使うと自分では思いつきもしなかった新しいサウンドに出会えるため、コードの種類だけでなく演奏方法にもバリエーションを増やしたい方におすすめです。
※もちろん、作成したパターンはMIDIとしてDAWにエクスポートできます

こんな人におすすめです

  • コードの演奏の仕方がマンネリ化している
  • 思いもよらないコードに出会ってみたい(手癖から脱出したい)
  • シンプルなデザインが好き

Chordjamの使用例 0:57~1:55

Chordjam by Audiomodern | Quick Start Guide | Ultimate Chord Machine VST Plugin

VOICES:ボイシングを調整する

VOICESセクションでは、コードトーンのボイシングを調整することができます。

どの音をどれぐらいの高さで演奏するのかによって印象が大きく異なるため、ここでさまざまなパターンを試すと思いもよらないサウンドに出会うこともできます。

VOICESの調整例 1:41~1:55

Chordjam by Audiomodern | Quick Start Guide | Ultimate Chord Machine VST Plugin

VELOCITY:各コードトーンのベロシティーを調整する

VELOCITYセクションでは、各コードトーンのベロシティーを調整することができます。

同じコードでも、どの音をどれぐらいの強さで演奏するのかによって音の印象は大きく変わります。

そのため、このVELOCITYセクションを使ってさまざまなパターンを試してみることで、自分の理想に合ったサウンドを作成することができます。

もちろんランダマイズも可能ですので、「このベロシティーにするだけでこんなに音が変わるんだ!」という発見もできます。

ベロシティーの調整例 2:27~2:49

Chordjam by Audiomodern | Quick Start Guide | Ultimate Chord Machine VST Plugin

TIME:コードトーンを鳴らすタイミングを調整する

Chordjamを使えば、例えばギターのように、低い音から高い音に向かって「ジャララララン」とタイミングをズラして鳴らすこともできます。

タイミングの調整例 2:54~3:24

Chordjam by Audiomodern | Quick Start Guide | Ultimate Chord Machine VST Plugin

SEQUENCER:シーケンサーを使ってパターンを作成する

Chordjamの画面下にはシーケンサーが搭載されており、好きなパターンを作成することができます。

ジャンルごとにプリセットもあり、ランダマイズもできますので、「とりあえず何かアイデアが欲しい」という場合におすすめです。

3:41~5:09

Chordjam by Audiomodern | Quick Start Guide | Ultimate Chord Machine VST Plugin

グライド(ポルタメント)を対応したコードが作れる

また、音をグライド(ポルタメント)させることもできます。

グライドの使用例 2:07~2:20

CHORDJAM by Audiomodern | 1.5 Update is here 🎹

Audiomodern社「Chordjam」を購入する

コード進行を学ぶ・バリエーションを増やすためのおすすめDTMプラグイン:Audio Modern社「Riffer」

RIFFER by Audiomodern | Complete Overview

最後にご紹介するのは、Audiomodern社の「Riffer」です。

このプラグインは一言で言うと「アルペジエイター」で、アルペジオを作成することに特化したプラグインです。

特に「コード進行は作れたけれど、なんだかいつも同じパターンに聞こえてしまう」という方におすすめで、自分では思いもよらないリズムパターンや音程を使ってアルペジオを作成することができます。

基本的な使い方はカンタンで、スケール(キー)を決めた後、中央上部にあるダイスボタンをクリックし、あとはお好みで調整するだけです。

作成したパターンをMIDIのように手動で調整できるほか、ランダマイズしたくないパラメーターを固定することもできますので、「音程だけ変えたい」「ベロシティーだけ変えたい」という調整も可能です。

リズムの速さ、音の長さ、レンジ(オクターブ)も設定できますので、より複雑でダイナミックなパターンを作成することもできます。

「アルペジオ」と聞くとコード系楽器を想像するかもしれませんが、このRifferをベースラインやメロディーラインを作る時に活用する人もいますので、使い方は無限大です!

基本的な使い方 0:41~1:44

RIFFER by Audiomodern | Complete Overview

こんな方におすすめです

  • コード進行は作れるけれどいつも同じパターンに聞こえてしまう
  • リズムパターンのアイデアが欲しい
  • コード楽器だけでなく、ベースやメロディーに使えるアイデアも作りたい

Audiomodern社「Riffer」を購入する


人気記事

1

今回は、oeksound社の人気プラグイン「soothe3」の新機能と、前作「soothe2」との違いをまとめました。2026年5月に発表されたsoothe3には、いったいどんな魅力があるのでしょうか?

2

今回は、キラキラ系エフェクトプラグイン「Bismuth」の魅力と使い方について解説します。Bismuth(蒼鉛)という名前の通り、金属や宝石を思い起こさせるようなサウンドを作ることができるプラグインです。特にダンスミュージックで使えるサウンドが手軽に使えます!

3

今回は「絶対に買って損しない、おすすめDTM音源・プラグイン」をまとめました。特に多くの音楽プロデューサーに愛用され、世界中でベストセラーになり、買っても絶対に損しないと思えるプラグインはかなり絞られます。ここでは初心者からプロまで使えて「これさえ買っておけば問題なし」と断言できる「世界で愛用されているおすすめDTM音源・プラグイン」をご紹介します。

4

今回は、世界中のプロに愛用されているoeksound社「soothe3」の使い方をまとめました。とても使いやすく、初心者でもプロ並みのミックスができるようになるこのプラグインについて、その魅力や使い方を解説していきます。

5

この記事では、世界中の作曲家・音楽プロデューサーが使っているおすすめのブラス(金管楽器)音源をご紹介します。同じ楽器でも音源によって音色が少し異なりますので、複数持っていると使い分けることができるほか、レイヤーしたときもリアルさと壮大さを増すことができます。

6

今回は、IK Multimedia社「ReSing Japanese Pack」の使い方と実際のサウンドをご紹介します。ReSingはAIによって音をさまざまな声や楽器に変換できるツールですが、ついに日本語対応ボイスモデルを収録した「ReSing Japanese Pack」がリリースされました。今回はこちらをレビューしていきます。

7

今回は、「Sonarworks SoundID Referenceの使い方」をまとめました。

DTMをするなら絶対に持っておきたいこの製品について、なぜこの製品がおすすめなのか、どの種類を買うべきなのか、具体的な使い方と測定方法をご紹介します。

8

今回は、Waves社のリミッタープラグイン「L4 Ultramaximizer」の新機能と基本的な使い方をまとめました。最新作「L4 Ultramaximizer」は、これまでLシリーズを使ってきた方にもそうでない方にも非常におすすめできるプラグインですので、ぜひチェックしてみてください。

9

今回は、Samurai Guitarist(本名:Steve-san Onotera)が教える「音楽大学・専門学校は行くべきか?」をまとめました。 カナダの大学・Humber Polytechnicの音楽学部で音楽の学位(ギター専攻)を取得した彼が、音大での経験や音大卒業後の経験をもとに22の質問に答えます

10

この記事では、おすすめのDAWと購入リンクをまとめてご紹介します。通常版・クロスグレード版・アカデミック版に加え、各DAWのバージョンごとにもリンクを掲載しますので、ぜひチェックしてみてください!

-コード進行