今回は、8-bit Music Theoryが解説する「セカンダリードミナントの使い方」をまとめました。
この記事では「IVコード編」として、セカンダリードミナントをIVコードに対して使う時のポイントと例をまとめています。
ゲーム音楽のセカンダリードミナント解説シリーズ
IVコードに対するセカンダリードミナントは使えるシーンが多い
IVコードは、IコードやVコードと共に「BIG3」と言われるほどよく使われるコードです。
どのジャンルの曲でもよく見られるコードのため、IVコードに対するセカンダリードミナントはその分使えるシーンも多いです。
それではここからは、IVコードに対するセカンダリードミナントの例をご紹介します。
IVコードに対するセカンダリードミナントの例:New!スーパーマリオブラザーズ「メインテーマ」
IVコードに対するセカンダリードミナントの例として、最もわかりやすいのがNew!スーパーマリオブラザーズのメインテーマです。

IVコードであるFの前に、セカンダリードミナントとしてI7コード(V7)を入れています。
IVコードに対するセカンダリードミナントの例:スーパーマリオ64「ボムへいの せんじょう」
他にも、スーパーマリオシリーズの楽曲には、このパターンが非常にたくさん出てきます。
スーパーマリオ64の「ボムへいの せんじょう」もそのうちの1つです。

IVコードであるFmaj7の前に、セカンダリードミナントであるC7/Eを入れています。
シンプルにI-IVと進行するのではなく、間にセカンダリードミナントを挟むことで面白いコード進行になっています。
IVコードに対するセカンダリードミナントの例:ポケモン不思議のダンジョン時の探検隊・闇の探検隊「メインテーマ」
ポケモン不思議のダンジョン時の探検隊・闇の探検隊の「メインテーマ」でも、IVコードに対するセカンダリードミナントが使われています(E♭/Gの前に B♭/A♭)。

この曲のポイントは、ベースのボイスリーディングです。
セカンダリードミナントに♭7の音が含まれており、これをベースでも使って「1-♭7-6」と一つずつ下がっていくことで、とてもスムーズな進行になっています。
IVコードに対するセカンダリードミナントの例:あつまれ どうぶつの森「閉店のBGM」

あつまれ どうぶつの森「閉店のBGM」では、Iコード(C)から始まり、半音下がってからセカンダリードミナントのI7(C7)を2小節キープし、目的のIVコード(F)に進行しています。
元々ゆっくりのテンポのため、セカンダリードミナントであるC7の印象が強くなっていますが、半音移動も相まってとても美しく聞こえます。
シャイニング・ウィズダム「オデガン城下町」
シャイニング・ウィズダム「オデガン城下町」では、先ほどの「閉店のテーマ」とは逆で、半音上がりながらセカンダリードミナントを使用しています。

IコードからIVコードに辿り着くまでの間、「I+→I6→I7」とさまざまなコードを経由しているため、IVコードに辿り着いた時にはとても充実感を覚えます。
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