【音楽史】ファンク(Funk)って、どんな音楽?【1960年代後半〜1970年代前半編】

【音楽史】ファンク(Funk)って、どんな音楽?【1960年代後半〜1970年代前半編】

ファンクって名前は聞いたことあるけど、「どんな音楽か」と聞かれると、ちゃんと答えられないな…

ファンクにはどんな歴史があるの?

 
このような疑問にお答えする内容です。
 

今回は英語版wikipediaの「ファンクミュージック」について、まとめてみました。

 
今回はPart9として、1960年代後半〜1970年代前半のファンクついて解説していきます。

 
Part1: 概要編(ファンクのざっくりした説明、言葉の定義と語源、このジャンルで有名なアーティスト、ざっくりした音楽的な特徴)

Part2: よく使われるリズム、テンポ、コード、スケール

Part3: ファンクにおけるベースの特徴

Part4: ファンクにおけるドラムの特徴

Part5: ファンクにおけるギターと鍵盤楽器の特徴

Part6: ファンクにおけるボーカル・歌詞・ホーンセクションの特徴

Part7: ファンクの歴史(初期、ニューオリンズ)

Part8: ファンクの歴史(1960年代、James Brownの活躍)

Part9: ファンクの歴史(1960年代後半〜1970年代前半)

Part10: ファンクの歴史(1970年代、ジャズファンク)

Part11: ファンクの歴史(1980年代、シンセファンク、Prince、YMO)

Part12: ファンクの歴史(1980年代後半〜2000年代)

 

ファンクは音楽的にも歴史的にもとてもおもしろいため、このシリーズは長編になっていますが、読み進めれば必ずどこかで面白さがわかってきます!
 
ぜひ最後までご覧ください。
 

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ソウルの時代に「Funky」の名前を使った最初の楽曲は?

 
この頃になると、他の音楽グループはJames Brownや彼のバンドが編み出したリズムやボーカルを、自身の音楽にも取り入れるようになります。
 
そして、ファンクのスタイルはだんだん成長していきます。
 
 
アメリカのアリゾナ州Phoenixを拠点にしていたDyke and the Blazers1967年に「Funky Broadway」をリリースしますが、おそらくこれが最初の「ソウルの時代に”funky”という言葉を使った最初の楽曲」と言えるでしょう。
 

 

ちなみにソウルについてはこちらの記事でまとめています↓
 

【音楽史】ソウルって、どんな音楽?【Part1】


 

Jimmy McGriffとエレクトリックファンク

 
1969年になると、Jimmy McGriffは特徴的なオルガンや激しいホーンセクションを使った「エレクトリックファンク」の楽曲をリリースします。
 

 

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Charles Wright & the Watts 103rd Street Rhythm Band

 
一方アメリカ西海岸では、Charles Wright & the Watts 103rd Street Rhythm Bandが、1971年に彼らにとって最初のアルバム「Express Yourself」をリリースします。
 

 

Tower of Power

 
また、特にオークランドやサンフランシスコでは1968年に結成されたバンドTower of Power(TOP)が現れ、人気を博します。
 
1970年のデビューアルバム「East Bay Grease」は、ファンクの歴史において非常に重要な作品となります。
 
 
彼らは1970年代全体を通して、TOPは数々のヒット作を連発。
 
ファンクを「成功したジャンル」へと導き、ファンクのリスナーを増やすことに貢献しました。
 

 

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Sly & the Family Stone

 
1970年代になるとSly & the Family Stoneの楽曲「Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)」と「Family Affair」がチャートで1位を獲得します。
 
これらの楽曲は、彼ら自身とファンクというジャンルの名を著しく広めることになります。
 

 

 

The Meters

 
ニューオリンズのファンクグループとして知られるThe Metersは、1969年にR&BチャートのTOP10に入った「Sophisticated Cissy」と「Cissy Strut」で名を広め始めます。
 

 

 

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The Isley Brothers

 
また、同じくファンクグループの中でも有名なThe Isley Brothersは、1969年にR&BのNo1ヒットとなる「It’s Your Thing」をリリース。
 
アフリカ系アメリカ人音楽を打開し、James BrownのジャズサウンドやサイケデリックロックのJimi Hendrix、アップビートソウルのSly & the Family StoneやMother’s Finestとの差を埋めていきます。
 

 

The Temptations

 
「Motownサウンド」の誕生に貢献したThe Temptationsは、ポップとソウルを融合させたサウンドで一躍有名に。
 
新しいサイケエリックのサウンドは、1960年代終わり頃も使われていました。
 

 

 

Norman Whitfield

 
彼らのプロデューサーであるNorman Whitfieldは、サイケデリックソウルのイノベーターとなり、より新しく、よりファンキーなサウンドをアーティストに提供していきます。
 

 

 

 

この後には、MotownのプロデューサーであるFrank WilsonはLee Kernaghan
の「Keep On Truckin’」を、Hal DavisがThe Jackson5の「Dancing Machine」などをプロデュースし、大きく活躍しました。
 
Stevie WonderやMarvin Gayeもファンクのビートを1970年のヒット曲に用いています。
 

 

 

 

 

P-Funk(パーリアメントファンク)

 
この頃、新しく結成されたミュージシャンたちは「ファンクロック」のアプローチをさらに発展しようとし始めます。
 
特に、バンド「Parliament」「Funkadelic」のメンバーであったGeorge Clintonによって、大きなイノベーションが起こりました。
 
同時に、彼らはジャズやサイケデリックロックの影響を強く受けた、新しいサウンドを開拓していきます。
 
 
実はParliamentとFunkadelicの両バンドはバンドメンバーを共有しており、よく「Parliament-Funkadelic」と呼ばれていました。
 
Parliament-Funkadelicの人気は、「George Clintonのバンドサウンド」を表す単語「P-Funk」の普及にも繋がり、やがて「P-Funk」という新しいサブジャンルが生まれます。
 
(他にも、P-Funkは「真髄」「素晴らしいクオリティ」「ユニーク」という意味もあります)
 

 

Clintonは他のバンドの中心メンバーでもあり、Parlet、the Horny Horns、Brides of Funkensteinなどに所属していました。
 


 
 
以上で今回の解説は終わりです!
 

ちなみに、今回の内容を踏まえてファンクの打ち込みを練習したい方はこちらがおすすめ!
 
楽譜を見ながら打ち込めば、ファンクの打ち込みテクニックを身につけられます。
 
ファンク以外にも数多くのジャンルのパターンを網羅できますので、ぜひチェック!↓
 

 
↓つづき「ファンクの歴史(1970年代、ジャズファンク)」
 

【音楽史】ファンク(Funk)って、どんな音楽?【1970年代・ジャズファンク編】