【音楽史】R&B(リズムアンドブルース)って、どんな音楽?【概要編】

【音楽史】R&B(リズムアンドブルース)って、どんな音楽?【概要編】
R&Bって名前は聞いたことあるけど、「どんな音楽か」と聞かれると、ちゃんと答えられないな…
R&Bにはどんな特徴があるの?

 

このような疑問にお答えする内容です。

 

今回は英語版wikipediaの「R&B」について、かんたんにまとめてみました。

 

今回はPart1として、R&Bのざっくりした説明、R&Bという言葉の定義と語源、このジャンルで有名なアーティスト、音楽的な特徴について解説していきます。

 

ポピュラー音楽の一つとして当たり前になったR&Bですが、その歴史や音楽的な特徴を言葉で説明できる人はなかなかいないのではないでしょうか?

歴史や特徴を知ることで音楽制作にも活きていきますので、この機会にぜひ理解を深めてください!

 

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R&B(リズムアンドブルース)って?

 

リズムアンドブルース(略してR&B)は、1940年代にアフリカ系アメリカ人のコミュニティーで生まれたポピュラー音楽です。

 

実はこの「R&B」という定義は、時代や人によってさまざまです。

 

リズムアンドブルースの定義と語源

 

「リズムアンドブルース」という言葉は、アメリカのビルボードマガジンで1943年にはじめて使われたとされています。

 

もともとは黒人のコミュニティから来た「レースミュージック(race music)」という言葉でしたが、戦後は「これは差別的な言葉だ」と考えられていました。

そのため、リズムアンドブルースという言葉が使われるようになる前は、様々なレコード会社が「レースミュージック」を「セピアシリーズ(sepia series)」という名前に置き換えて使うようになります。

そしてその後に、「リズムアンドブルース」と呼ばれるようになります。

 

人によってもとらえ方が変わる

 

ライター・プロデューサーのRobert Palmerは「リズムアンドブルースとは、黒人アメリカ人のために作られた音楽の総称」と定義しており、「R&B」という言葉をジャンプブルース(音楽ジャンル)の類義語として扱っていました。

 

しかし、オンラインデータベースAllMusicは、「R&Bはゴスペルからの影響を強く受けている」という理由で、ジャンプブルースとR&Bは別物として扱っています。

 

「Nothing but the Blues」の著者であるLawrence Cohnは、リズムアンドブルースという言葉は「業界の便宜のために作られた総称である」とし、クラシック音楽や宗教音楽を除いた黒人音楽すべてを「リズムアンドブルース」と定義しています。

 

21世紀における「R&B」の意味は?

 

21世紀においては、R&Bという言葉は黒人ミュージシャンによる音楽の1つのカテゴリとして使われており、他のミュージシャンの音楽と差別化して使われています。

 

R&Bの意味は時代によって違っていた?

 

1950年代前半では、この言葉はブルースの楽曲に頻繁に使われていました。

 

1950年代中盤になると、このスタイルの音楽がロックンロールの発展に貢献していきます。

そして「R&B」という言葉は、ゴスペルやソウルだけでなく、エレクトリックブルースなどから発展・合体した音楽を指すようになります。

 

1960年代になると、the Rolling Stonesやthe Who、the Animalsなどのイギリスのロックバンドが「R&Bバンド」として売り出されるようになります。

 

 

実際に1964年のthe Marquee Clubには、the Whoは「Maximum R&B」というスローガンとともに紹介されています。

画像:https://i.pinimg.com/originals/d3/40/81/d34081dc5250beaad9e7cce71d91ed36.jpg

 

 

このようなロックンロールとR&Bをミックスさせた音楽は、今では「ブリティッシュ・リズムアンドブルース」として知られています。

 

1970年代になるまでには、R&Bは「ソウルとファンクを総称した言い方」になります。

1980年代になると、「コンテンポラリー R&B」という新しいスタイルのR&Bが発展します。

これにはポップ、ソウル、ファンク、ディスコ、ヒップホップ、エレクトロニックミュージックの要素が入っています。

 

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音楽的な特徴

 

編成の特徴

 

1950年代から1970年代にかけてのR&Bでは、基本的にピアノ、1~2本のギター、ベース、ドラム、1本以上のサックス、そして時おりバックボーカルが使われています。

また、アレンジは楽に演奏できるように作られていました。

 

フレーズの特徴

 

シンプルな繰り返しのパーツが複雑に絡み合い、勢いとリズミカルが「メロウで、軽快で、催眠的な音楽」を作り出しています。

シンガーが感情的に歌詞を歌い上げている一方、クールでリラックスしたような音楽はそのままです。

また、ある程度予想できるコード進行や楽曲構成が使われていることが多いです。

 

この他、R&Bは「アフロキューバン」の影響も強く受けています。

こちらに関してはR&Bにとって重要項目になりますので、Part2で詳しく解説しています↓

 

【音楽史】R&B(リズムアンドブルース)って、どんな音楽?【Part2】

 

 

歌詞の特徴

 

R&Bの歌詞のテーマとしては、「アフリカ系アメリカ人が経験した辛い経験」「自由・喜びの追求」「人間関係・経済的なこと・希望や抱負に関する勝利と失敗」などが使われることが多いです。

運命論的で、何かを決定づけるような歌詞が特徴的です。

 

有名なアーティスト

 

20世紀の有名なR&Bボーカリスト

 

20世紀において人気だったR&Bボーカリストとしては、Prince、R.Kelly、Stevie Wonder、Chaka Khan、Michael Jackson、Whitney Houston、Mariah Careyなどが挙げられます。

 

 

21世紀の有名なR&Bボーカリスト

 

21世紀になってもR&Bはポピュラーな音楽ジャンルの一つとして生き残っており、ポップ寄りで様々な影響を受けた音楽になっています。

21世紀における有名なR&Bシンガーとしては、Rihanna、Chris Brown、Ne-Yo、Bruno Mars、SZA、Robin Thicke、The Weekndなどが挙げられます。

 

 


 

↓つづき「Part2」はこちら!

 

【音楽史】R&B(リズムアンドブルース)って、どんな音楽?【Part2】