ラップってどうやってミックスすればカッコよくなる?
今回はこのような疑問にお答えする内容です。
グラミー受賞を果たしている世界的なエンジニアLeslie Brathwaiteが教える「ラップボーカルのミックスの仕方」をまとめました。
今回はそのうち、「ミックスのアプローチ方法・心構え」に関する部分をまとめています。
ビヨンセやCardi Bなども手がける超大物エンジニアが教えるテクニックですので、ぜひ参考にして下さい。
MIXの心構え1:「ミニマル」「引き算思考」

僕は基本的に、EQでも使うプラグインでも「ミニマルに」使っています。
とりあえず何に対してもプラグインをボンと置くのではなく、そのトラックにいらない要素があればそれを取り除き、次に何が必要なのかを理解し、「引き算思考」でミキシングしています。
MIXの心構え2:MIXは掃除と一緒

MIXは、部屋を掃除する時と一緒です。
部屋を掃除しようと思ったとき、いきなり床を磨いたり洗剤をかけたりしませんよね。
まずは掃除機をかけていらないゴミを取り除いたり、邪魔な家具を外に出したりするはずです。
ミキシングも一緒で、気に入らない要素や不必要な要素は最初に取り除き、後からプラグインを使ってキレイにし、バランスを取っていくことが大切です。
MIXの心構え3:「ナチュラルなバランス」を活かす

前述の心構え2で「掃除」をした後は、そのクリーンな状態で生まれた「ナチュラルなバランス」を活用しながら、音を強調したりアクセントをつけるためにプラグインを使っていきます。
そしてどんなバランスやブレンドの仕方が合うのかどうかがわかってきたら、その通りにミキシングを進めればOKです。
以上でLeslie Brathwaiteが教える「ラップボーカルのミックスの仕方」シリーズは終了です。
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