【音楽史】ロカビリー(Rockabilly)って、どんな音楽?【Part1】

レコーディングにはどんな技術が使われたの?
このような疑問にお答えする内容です。
今回はPart1として、ロカビリーという名前の意味、音楽的な特徴、使われたレコーディング技術を解説していきます。
ちなみに「ヒルビリーミュージック」についてはこちらの記事で、ロカビリーのドラムスタイルに関してはこちらの記事で解説しています。
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ロカビリーを一言でいうと?
ロカビリーは、ロックンロールの先駆けと言われる音楽スタイルのことです。
Rockabillyという名前にも「Rock」の文字が入っていますね。
ウェスタンミュージックとリズムアンドブルースのサウンドを合体させたようなジャンルとして生まれ、「クラシックロックンロール」と考えられています。
こちらの動画を見てみると、ざっくりとしたイメージがつきます!
「ロカビリー」の名前の意味は?
“ロカビリー(Rockabilly)”は、「ロックンロール」の「ロック」と「ヒルビリー(Hillbilly)」の「ビリー」から来ています。
ヒルビリーとは、アメリカ南部の田舎、アパラチア山脈やオザーク高原付近に住んでいる人たちを指し、「田舎者」「田舎っぺ」というちょっと差別的な意味合いがある言葉です。
ヒルビリーミュージックについてはこちらにまとめています。
こちらも合わせて読むと、かなり理解を深めやすくなります!
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どんなジャンルに影響を与えられ、影響を与えた?
特にヒルビリーは、ロカビリーのスタイル確立に強く貢献しています。
ロカビリー自体は、ウェスタンスイング、ブギウギ、ジャンプブルース、エレクトリックブルースなどのジャンルから影響を受けています。
ロカビリーの音楽的な特徴は?
ロカビリーの大きな特徴としては、以下の3つがあります。
・鼻にかかったような甲高い歌声
・テープエコーを使っている
ジャンルの名前を使って簡単にいうと、ウェスタンスイング、ブギウギ、リズムアンドブルースを混ぜたようなサウンドです。
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ロカビリーで使われたレコーデイングテクニック
ロカビリーでは、スラップバックエコー、フラッターエコー、テープディレイエコー、エコー、リバーブなどを使ってレコーディングされました。
スラップバックエコー
Feedbackが0 or 0に近い、ディレイタイムが長めのエコー。
Elvis Presleyが使ったスラップバックエコーの解説動画
フラッターエコー
Flutterは“羽ばたく”の意味があり、2つの平面(壁)の間を音が延々と反射するエコー。
テープディレイエコー
テープ(機械)を使ってディレイを演出するエコー。
Part2はこちら↓
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