【音楽史】ヒルビリーブギ(Hillbilly Boogie)って、どんな音楽?

【音楽史】ヒルビリーブギ(Hillbilly Boogie)って、どんな音楽?
ヒルビリーブギって、どんな音楽?
有名なアーティストは誰?

 

このような疑問にお答えする内容です。

 

今回はヒルビリーブギについて、以下の資料をもとにかんたんにまとめてみました。

 

https://www.npr.org/2011/11/15/140112547/the-history-of-hillbilly-boogies-earliest-days
http://raicesdelsonido.blogspot.com/2009/10/hillbilly-boogie-and-western-swing-few.html

 

ヒルビリーという言葉の意味や音楽的な特徴、著名なアーティストや、このジャンルの生い立ちについて解説します。

今後「ヒルビリーブギスタイルの曲を作ってみたい」「参考資料が欲しいな」と思ったときのお供として、ご活用ください。

 

ちなみに「ヒルビリーミュージック」についてはこちらの記事で解説していますので、合わせてご覧いただくとより理解が深めやすいです!

 

【音楽史】ヒルビリーミュージックの歴史

 

 

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そもそも「ブギウギ」って?

 

ブギウギ(Boogie-Woogie)とは、20世紀初期に流行したピアノスタイルの音楽のことです。

 

もともとは、1870年代に北テキサスのアフリカ系アメリカ人のコミュニティーによって作られたジャンル。

1930年代になるころまでには、ブギウギはポップ・ミュージックシーンで大流行しました。

 

時が経つにつれて、だんだんピアノデュオ、ピアノトリオ、ギター、ビッグバンド、カントリー&ウェスタン、ゴスペルなど、さまざまなスタイルに広がってきました。

「ロックンロールの先駆け」と呼ばれるぐらい、音楽史においては重要なジャンルなのですが、この点がよく見過ごされているのが残念な点です…

 

「ヒルビリーブギ」ってどういう意味?

 

「ヒルビリー」とは、アメリカ南部にあるアパラチア山脈やオザーク高原付近に住む人たちを指す言葉です。

「田舎者」「田舎っぺ」のように、ちょっと差別的な意味合いがあります。

 

ブギウギは1980年代に北テキサスで始まったものでしたが、1940年代ごろからこのヒルビリーの人たちもブギウギを演奏するようになり、これらを「ヒルビリーブギ」と呼びます。

 

ちなみに北テキサスとヒルビリー(アパラチア山脈付近)は、これぐらいの距離があります。

 

 

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ヒルビリーブギの音楽的な特徴は?

 

ヒルビリーブギの特徴として、以下の5つが挙げられます。

 

・アップビート(ドンチャ・ドンチャ)
・アップテンポ
・スチールギター、アコギ、エレキが使われる
・ジャズのように、リード楽器のために”スペース”が空けられている
・パーカッション系は目立たず、重めのベースが前に出る

 

記事の最後にヒルビリーブギで有名なアーティストとその楽曲をまとめていますので、実際のサウンドはそちらでチェックしてみてください。

 

ヒルビリーブギの歴史

 

ここからは、ヒルビリーブギの歴史について解説していきます。

 

ヒルビリーブギの先駆者は誰?

 

このジャンルの先駆者と言われるのは、Arthur Smithです。

 

1945年ごろ、Smithによって「Guitar Boogie」が作られます。

レコーディングセッションで時間が残った彼は、その間にこの曲を作ったといいます。

 

 

ストレートアヘッド(スタンダードな4ビートのジャズ)のブギウギをギターで演奏するというスタイルが特徴的。

ストレートアヘッドジャズの参考動画

これはのちに彼の人生における大ヒットとなります。

(ちなみにSmithは彼のアーティスト名を「Arthur “Guitar Boogie” Smith」にします)

 

Merle Travisの活躍

 

アメリカのケンタッキー出身、Merle Travisも、このジャンルで有名なアーティストの1人です。

彼はソロパフォーマーとしてだけではなく、スタジオミュージシャンとしても活躍していました。

 

 

Travisは、バンジョープレイヤーのGrandpa Jonesと共に、当時同じく人気のあった「Delmore Brothers」の「Mobile Boogie」という曲に参加します。

(Delmore Brothersは、数多くのブギウギの曲をリリースしていました)

 

Travisピッキング」

 

Travisが行なっていた「メロディーをピッキングしている間、別の指でベースを弾く」という奏法は「Travisピッキング」と呼ばれ、アメリカのギタープレイに革命を起こします。

 

 

1940年代の終わりには、Travisはハリウッドに移り、西海岸で才能のあるアーティストたちが集まっていた大きなレーベルに所属します。

そしてブギウギの流行は最高潮になります。

 

 

Travisも参加したTennessee Ernrie Forによる楽曲「Shot-Gun Boogie」は、1950年代に終わりにNo.1のヒットを記録します。

 

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ヒルビリーブギで有名なアーティスト

 

Arthur Smith

 

 

Delmore Brothers

 

 

Merle Travis