ミキシングのコツ

ラップボーカルのMIXのコツ【MIXの心構え編】

ラップってどうやってミックスすればカッコよくなる?

今回はこのような疑問にお答えする内容です。

How to Mix Rap Vocals | Leslie Brathwaite (Pharrell Williams)

グラミー受賞を果たしている世界的なエンジニアLeslie Brathwaiteが教える「ラップボーカルのミックスの仕方」をまとめました。

今回はそのうち、「ミックスのアプローチ方法・心構え」に関する部分をまとめています。

ビヨンセやCardi Bなども手がける超大物エンジニアが教えるテクニックですので、ぜひ参考にして下さい。

MIXの心構え1:「ミニマル」「引き算思考」

ラップボーカルのMIXのコツ

僕は基本的に、EQでも使うプラグインでも「ミニマルに」使っています。

とりあえず何に対してもプラグインをボンと置くのではなく、そのトラックにいらない要素があればそれを取り除き、次に何が必要なのかを理解し、「引き算思考」でミキシングしています。

MIXの心構え2:MIXは掃除と一緒

ラップボーカルのMIXのコツ

MIXは、部屋を掃除する時と一緒です。

部屋を掃除しようと思ったとき、いきなり床を磨いたり洗剤をかけたりしませんよね。

まずは掃除機をかけていらないゴミを取り除いたり、邪魔な家具を外に出したりするはずです。

ミキシングも一緒で、気に入らない要素や不必要な要素は最初に取り除き、後からプラグインを使ってキレイにし、バランスを取っていくことが大切です。

MIXの心構え3:「ナチュラルなバランス」を活かす

ラップボーカルのMIXのコツ

前述の心構え2で「掃除」をした後は、そのクリーンな状態で生まれた「ナチュラルなバランス」を活用しながら、音を強調したりアクセントをつけるためにプラグインを使っていきます。

そしてどんなバランスやブレンドの仕方が合うのかどうかがわかってきたら、その通りにミキシングを進めればOKです。


以上でLeslie Brathwaiteが教える「ラップボーカルのミックスの仕方」シリーズは終了です。

これまでの内容をおさらいしたい方はこちら↓

他にもボーカルミックスを学びたい方はこちら↓

書籍でミックスを学びたい方はこちら↓


人気記事

1

今回は、DTMプラグインの中で最も有名な製品の1つであるSpectrasonics社「Omnisphere 3」の新機能と使い方をまとめました。2025年10月に発表された今作ですが、前作の「Omnisphere 2」と何が変わったのか、新機能とその使い方を解説していきます。

2

この記事では、世界中の作曲家・音楽プロデューサーが使っているおすすめのブラス(金管楽器)音源をご紹介します。同じ楽器でも音源によって音色が少し異なりますので、複数持っていると使い分けることができるほか、レイヤーしたときもリアルさと壮大さを増すことができます。

3

今回は「DTMer&ボカロPには外付けHDDよりNASをおすすめする3つの理由」をまとめました。NASはDTMerや動画編集者など「大容量のデータを管理する人」「外付けHDDをどんどん買い足さなければならない人」にはとてもおすすめですが、なぜ外付けHDDよりNASをおすすめするのか、その理由を3つご紹介します。

4

今回は、音楽プロデューサーのNathan James Larsenが教える「プロのようにポップ・ファンクのブラスを作る方法」をまとめました。プロがどのようにしてブラスを打ち込んでいるのか、コツを8つご紹介します。

5

今回はボーカル定番マイク「SM7B vs SM58」をまとめました。ボーカルやギターのレコーディングによく使われるのが、SHURE社のSM7BとSM58です。どちらも超定番のマイクですが、一体何が違うのでしょうか?この記事ではそれぞれの特徴をじっくりご紹介しながら、どちらのマイクを選ぶべきか、その基準を解説します。

6

今回は、初心者からプロまで使えるおすすめのDTMスピーカー21選をまとめました。 この記事では、以下2つの条件を満たしているスピーカーだけをご紹介します。 ・2025年1月現在、日本の通販で誰でも新品 ...

7

今回は、音楽プロデューサーのIZZYが解説する「プロのようなボーカルミックスをする秘密の公式」をまとめました。作曲においてプロとアマチュアを分けるポイントの1つが、ボーカルミックスのクオリティです。この記事では、どのようにすればプロのようなボーカルMIXができるのかを解説していきます。

8

今回は、音楽好きの方や音楽家・DTMerにおすすめのふるさと納税返礼品をまとめてご紹介します。楽器本体、楽器関連機器、パソコン関連機器、音楽関係のチケット、音楽関係の雑貨など、音楽に関係する返礼品は非常にたくさんあります。気になる返礼品があれば、ぜひチェックしてみてください!

9

今回は、「Sonarworks SoundID Referenceの使い方」をまとめました。

DTMをするなら絶対に持っておきたいこの製品について、なぜこの製品がおすすめなのか、どの種類を買うべきなのか、具体的な使い方と測定方法をご紹介します。

-ミキシングのコツ
-