【DAW・DTM】Pro Toolsが愛される理由とは?
- 2019.12.01
- 作曲・編曲

今回はこのような疑問にお答えする内容です。
Clean BanditのメンバーJack Pattersonと、彼と共に音楽プロデュース・ミキシングをしているMark Ralphが語る「Clean Banditでの音楽制作」のインタビューをかんたんにまとめました。
そのうち、今回は「”Ableton LiveとPro Toolsの使い分け」についての部分をまとめています。
Clean Banditは、「Rather Be」「Rockabye」「Symphony」など、非常に多くのヒット曲を出しているアーティストです。
この3曲だけでも、YouTube再生回数は70億回を超えます。
3曲で70億超えというとんでもない数字を叩き出しているメンバーのJackは、AbletonとPro Toolsの二刀流。
このインタビューでは、この2つの使い分けと、Pro Toolsのよさについて語ってくれています。
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AbletonにはなくPro Toolsにあるもの
前はAbletonだけで作業していましたが、ボーカルやストリングスを録ったときは扱いにくいんですよね。データの整理ぐらいです。
Pro Toolsを使って、「VCAグループを使えることの強さ」「ストリングスをレコーディングするときの、マルチマイクを扱える強さ」を感じました。
Abletonではたくさんのグループを作っていて、混乱していました。
また、Pro Toolsではボーカルの伴奏を作りやすいですね。全てのテイクを同じように扱うことができます。また、何かトラックを隠したり削除するのもとても簡単。年々プロジェクトはどんどん大きくなっていっていますが、Abletonだと「トラックを隠す」という操作ができないんです。そういった点でも、Pro Toolsはいいなと思ってます。
このインタビューで、Jackは以下の3点がAbletonにはなく(もしくはやりづらく)、Pro Toolsにあるものだと答えています。
・マルチマイクを扱える
・全てのテイクを同じように扱える
・トラックを削除しやすい
・トラックを隠しやすい
Clean Banditは、チェロやバイオリンなどのストリングスが非常に象徴的なグループ。
これに加えてボーカルもレコーディングしますので、かなりの数のトラックを使うことになります。
そのため、彼らにとってはレコーディング時やレコーディング後にデータを扱いやすいPro Toolsを使うのがベストなんですね。
まとめ
今回の内容をざっくりまとめると、「Pro Toolsはレコーディング時・レコーディング後のデータの扱いがラク」というお話でした。
DAWはたくさんありますが、1つ1つ特化しているものや備わっている機能が違ってきます。
ぜひ自分の音楽制作スタイルに合ったDAWを使ってみてください。
DAW選びの基準については、こちらの記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
Clean BanditのJack&Ralphのインタビューシリーズ
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