プロになる方法・音大進学

なぜみんな音楽の夢を諦めるのか?【プロになれない理由】

Why producers quit

今回は、Underdog Electronic Music SchoolのOscarが解説する「なぜ音楽プロデューサーはやめるのか」をまとめました。

「音楽のプロになるぞ!」とはりきっていた人も、いつしか音楽の夢を諦め、音楽をやめてしまうことがあります。

音楽の夢を持つ人はたくさんいるのに、なぜみんなやめてしまうのでしょうか?

これまで数多くのアマチュアやプロを見てきたOscarが、この理由を「青帯」と「竹」の例を用いてわかりやすく解説します。

ブラジリアン柔術は白帯と青帯の時期が一番やめやすい

僕(Oscar)は、以前ブラジリアン柔術を習っていました。

ブラジリアン柔術は、上達するのにとても長い時間がかかります。

階級が帯の色で分かれており、はじめは「白帯」から始まり、そこから「青帯」「紫帯」「茶帯」「黒帯」とレベルアップしていきます。


https://fukuzumi-jj.com/blog/column/1135.html

最初の白帯から青帯になるまでには1年〜数年かかります。

それ以上の階級にレベルアップするときも、それぞれ数年かかることがあります。

この中で、一番多くの人がやめるのが白帯と青帯の段階です。

しかし白帯の人と青帯の人では、やめる理由が異なります。

白帯と青帯でやめる理由が異なる

白帯の人(初心者)がやめる理由は、「忙しい」「時間がない」など、自分の人生の中に稽古の時間を組み入れるのが大変になったから、という場合が多いです。

青帯になるまでの数年の間に進学・就職・結婚などでライフプランが変わり、稽古のスケジュールが組みにくくなるのです。

一方、青帯(初級〜中級者)がやめる理由はこれと異なります。

稽古の時間は確保できるのですが、白帯の時ほど成長できていると感じにくく、それがストレスや不満になっていることが多いです。

白帯の時の方が一気に成長しやすい一方で、青帯だと成長速度が遅くなっているように感じやすく「どこまで行けば次のステップに行けるのだろう?」と途方に暮れやすいです。

「これだけ練習しているのだから、今の時期ならこれぐらいのスキルが身についているはず」という理想や期待に対し、自分の実際の実力が追いついていない…

つまり期待値が高すぎて不満を持っているので、本当の敵は「自分の考え方」なのです。

逆に言えば、そのような過度な期待を頭から取り除き、コツコツと努力を続けていれば、いつかステップアップできます。

竹は根を張ってから急激に伸びる

次は「竹」のお話しをします。

竹は世界でいちばん成長速度が速いと言われている植物です。

1日で1m以上伸びることもあります。

しかし最初の数年は、上ではなく下に向かって根を張っています。

のちに上に伸びる準備をするために、最初は下に向かってしっかり土台を作っているのです。

人間から見れば「上に伸びていない=成長していない」と見えますから、最初の数年は何の進展もないように見えてしまうでしょう。

しかし、土の下ではしっかり根を張り巡らせて準備をしているのです。

この準備がしっかりできて十分強くなったあと、一気に上に向かって伸びていきます。

結果が目に見えなくても成長はしている

この青帯と竹の例を考えると、「成長の結果が目に見えていなくても、着実に練習をこなしていくことが大切」と言えます。

わかりやすく「成長した」「上達した」と実感できなくても、練習は止めず、自分のスキルをしっかり固めていくことが重要です。

言い換えれば、結果だけに期待するのではなく、成長のプロセス(途中経過)を楽しむことも大切です。

多くの人が音楽のプロになる夢を諦める理由

音楽の夢を諦める人が多いのは、ライフステージが変わっただけではなく、このような「成長に対するマインド」も大きく関わっているでしょう。

「結果が出ないから意味がない」「成長している実感がない」と思ってしまうと、物事を諦めたくなります。

逆に、結果が目に見えなくても成長のプロセスや練習自体を楽しんでいれば、夢が叶っていなくても音楽を諦めることはないでしょう。

そしてそのように練習を着実に続けている人は、結果が目に見えていなくても実際は着実に成長しています。

竹のように、最初の数年は成長が全く見えなくても、基礎が固まったあと急激に成長が目に見えてくることがあります。

もし音楽のプロになりたいという夢を持っているのであれば、ぜひ音楽そのものを楽しみ、諦めずコツコツと続けていきましょう。


以上で解説は終了です。

当サイトでは他にも音楽のプロになるためのマインドやテクニックについてまとめていますので、ぜひこちらも参考にしてください。


人気記事

1

今回は、キラキラ系エフェクトプラグイン「Bismuth」の魅力と使い方について解説します。Bismuth(蒼鉛)という名前の通り、金属や宝石を思い起こさせるようなサウンドを作ることができるプラグインです。特にダンスミュージックで使えるサウンドが手軽に使えます!

2

世界的にヒットしている曲の構成はどうなってる?ヒット曲の公式はある?今回はこのような疑問にお答えします。「曲を作るときはこれを使え!」と言うほど、多くの世界的ヒット曲に使われている楽曲構成をご紹介します。主に洋楽に使われている構成ですので、特に「世界中で自分の曲を聞いてもらいたい」という方はぜひ実践してみてください。

3

今回は、ヒップホップ・トラップを作る人におすすめのスピーカーを5つご紹介します。世界で活躍する超人気音楽プロデューサー&ラッパーが実際に使用している機材のみをご紹介していますので、どれを買っても間違いではありません。スピーカー購入を検討している方は、ぜひご予算や設置スペースに合わせてチェックしてみてください。

4

今回は、Waves社のリミッタープラグイン「L4 Ultramaximizer」の新機能と基本的な使い方をまとめました。最新作「L4 Ultramaximizer」は、これまでLシリーズを使ってきた方にもそうでない方にも非常におすすめできるプラグインですので、ぜひチェックしてみてください。

5

今回は、コード進行を学びたいときやバリエーションを増やしたいときに使えるおすすめのコード作成プラグインを3つご紹介します。「いつも同じコード進行ばかり使ってしまい、新しいコードのアイデアが思い浮かばない」という方、必見です!

6

今回は、世界中のプロに愛用されているoeksound社「soothe3」の使い方をまとめました。とても使いやすく、初心者でもプロ並みのミックスができるようになるこのプラグインについて、その魅力や使い方を解説していきます。

7

今回は、音響関連の商品を開発しているGIK Acousticsが解説する「ステレオスピーカーの置き方」をまとめました。特にDTMなどの音楽制作では、正しく音を聞くためにスピーカーの置く位置が非常に重要になります。この記事では、ステレオモニタースピーカーとサブウーファーの正しい置き方を図を用いて解説します。

8

ミキシングをするときは、スピーカーorヘッドホン(イヤホン)、どっちでやればいいの?今回はこの疑問にお答えします!海外プロが教える「DTMでMIXするときはスピーカーとヘッドホン(イヤホン)のどちらを使った方がいいのか?を解説!今回はスピーカーを使うことによるメリットをじっくりご説明します。

9

今回は、IK Multimedia社「ReSing Japanese Pack」の使い方と実際のサウンドをご紹介します。ReSingはAIによって音をさまざまな声や楽器に変換できるツールですが、ついに日本語対応ボイスモデルを収録した「ReSing Japanese Pack」がリリースされました。今回はこちらをレビューしていきます。

10

今回は、Chambersが解説する「音楽プロデューサーは音楽大学に行くべきか?」をまとめました。ChambersはビルボードチャートでNo.1も獲得したプロの音楽プロデューサーですが、音楽大学や専門学校には行っていません。現在はプロとして活躍している彼が作曲家(ボカロP)になるなら音楽学校に行くべきかどうかを解説します。

-プロになる方法・音大進学