【初心者】DTMerのためのピアノ・音楽理論講座 Part2【コードとトランスポーズ】
- 2020.04.01
- 2020.03.29
- 作曲・編曲

音楽プロデュースをする上で、最低限知っておくべきことって何?
このようなお悩みや疑問にお答えする内容です。
以下のことがらについて、初心者向けに解説していきます。
・マイナースケールって何?
・「解決」って何?
・コードって何?
・トランスポーズって何?
今回はPart2として、最初の3つ「メジャースケールって何?」「マイナースケールって何?」「”解決”って何?」を取り上げていきます。
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「コード」とは?
コードとは、主にそのスケールで使われている音を使って構成される和音のことです。
たとえばCメジャーキーの場合。
スタート(スケール1番目の音)はドで、ドを基準としたコードは「ド・ミ・ソ(1・3・5)」となります。
スケールで次に使われているのはレ(2)の音ですね。
スケールで使われている音を使うと、レを基準としたコードは「レ・ファ・ラ(2・4・6)」となります。
同様に、3番目は「ミ・ソ・シ」、4番目は「ファ・ラ・ド」など、スケールの構成音を使って、そのスケールに合ったコードを作ることができます。
画像:動画より
メジャースケールの場合、1・4・5番目のコードはメジャーコードに、2・3・6番目の音はマイナーコードに、7番目のコードはディミニッシュコードとなります。
現代音楽で主に使われるのは、1・4・5・6のコードで、7はあまり使われません。
たとえば、「4−1−5−6」というコード進行などがよく使われますね。
画像:動画より
マイナースケールの場合、1・4・5はマイナーコードに、3・6・7はメジャーコードに、2はディミニッシュコードになります。
たとえば、「1−7−4−6」というコード進行がよく使われます。
よくあるコード進行
画像:動画より
こちらが、よくあるコード進行のパターンです。
トランスポーズ
トランスポーズとは、かんたんにいうと「キーを変更すること」です。
たとえば、Cメジャースケールで作っていた曲を「トランスポーズ」し、半音+4するとEメジャースケールになります。
トランスポーズすると、コード進行の雰囲気はそのままに、響き方をガラっと変えることができます。
ここからは、いくつかトランスポーズした例を見ていきましょう。
トランスポーズの例
画像:動画より
Kygoの「Sexual Healing」をCメジャーキーにトランスポーズさせてみましょう。
まずは原曲を聞いてみましょう↓
次はCメジャーキーにトランスポーズさせた版↓(5:52~)
次は、Aviciiの「Levels」をCメジャーキーにトランスポーズさせてみます。
画像:動画より
原曲はこちら↓
次はCメジャーキーにトランスポーズさせた版↓(6:08~)
画像:動画より
次は、Bruce Hornsbyの「The Way It Is」をCメジャーキーにトランスポーズさせてみます。
画像:動画より
原曲はこちら↓
Cメジャーキーにトランスポーズさせた版(6:31~)
次は、Martin Garrixの「Animals」。
画像:動画より
原曲はこちら↓
マイナースケールにトランスポーズさせると…(6:46~)
このように、トランスポーズさせても楽曲は崩壊することなく、違った雰囲気に聞かせることができます。
トランスポーズもぜひ活用してみましょう。
よりコード進行を学びたい方・活用したい方には、こちらの書籍がおすすめです!
Part1はこちら↓
https://www.mizonote-m.com/piano-theory-for-musicproducer-scalenumbers-1
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