よりよいイントロの作り方【新しいサウンドの作り方も】
- 2020.01.15
- 2020.01.21
- 作曲・編曲

今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
「レーベルに送るデモは、最初の数秒で聞いてもらえるかどうかが決まる」というのは有名な話ですよね。
最近ではストリーミングの普及もあり、一般リスナーも最初の数秒で判断するようになりました。
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ハイパス・ローパスフィルターを使ったSweep
まずはSweep(スウィープ)についてです。
↓EQをオートメーションで動かしていく例(0:44~1:08)
EQを動かす速さは速くてもいいし、遅くてもいいです。
SweepにEQを使うときのコツ
音作りのためにEQを使っている時などは、「音作り用のEQ」と「Sweep用のEQ」をわけて使うとよいでしょう。
また「High Cut」「Low Cut」など、カット系のバンドタイプを選ぶとやりやすいです。
↓「だんだん下がっていくSweep」の例(1:25~1:45)
↓「だんだん上がっていくSweep」の例(2:09~2:38)
ボリュームオートメーション
シンプルで基本的なやり方ではありますが、よいイントロを作る助けになります。
これを使えば、「音の変化が急激だな」と感じさせることもなく、「ちょっと音がキツいな」と感じさせることもありません。
(2:48~)
「ボリューム」以外に使ってもOK
このテクニックは、各トラックに対するボリュームだけでなく、エフェクトの”ボリューム”に使ってもOKです。
たとえば「リバーブの音量をオートメーションで変えていく」などができますね。
(3:40~)
「カーブ」の形や長さを変えてみる
オートメーションは、カーブ(線)が書けますよね。
この線は、必ずしも直線である必要はありません。
その線をうねうねしたように書いてみたり、最小から最大までたどりつくまでの時間を短くしてみたり、いろいろな工夫ができます。
(4:08~)
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曲の展開全体を考えてみる
最後は、楽曲の展開についてです。
今回ご紹介したような「だんだん変化する」というテクニックは、イントロだけに限ったことではありません。
曲全体の展開の作り方にも応用できるテクニックなのです。
リスナーの”注意”を引き続ける
リスナーの注意・興味を引き続けていられないと、リスナーは聞くのをやめてしまいます。
そのために、飽きさせない展開を作り続ける必要があるのです。
飽きる原因
飽きる原因の1つとして、「展開の流れが遅すぎる」が挙げられます。
変化を感じていられないと退屈するので、少しずつ変化を加えていくのがおすすめです。
飽きさせない曲を作るには?
これはオートメーションを使わなければいけないということではないし、絶対に曲中ずっとそうしていなければいけないということでもありません。
ただし、ほんの少し何か音が変わっているなと感じるようにしましょう。
4小節単位で変化を加えられるとGOODです。
飽きさせない曲の作り方については、こちらの記事でもまとめています。
曲の構造も考える
もちろん、曲の構造全体を考えることも大切です。
新しい要素をどれぐらいの頻度で登場させていくかを考えましょう。
これはどのジャンルにも共通する、大事な項目になります。
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