【作曲・DTM】よりよいサビ(ドロップ)の作り方
- 2020.01.10
- 2020.01.12
- 作曲・編曲

作ってみたけど、イマイチ盛り上がらない…
今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
「サビなのに盛り上がらない」「なんだか音がダサい」という方は、この記事をご覧になれば解決の助けになります!
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よりよいサビ(ドロップ)を作る5つのテクニック
今回ご紹介するコツは、こちらの5つです。
2.「ミニビルドアップ」を作る
3.サブベースをフェードさせる
4.サビ1発目のキックのボリュームを上げる
5.リズム隊をあえて遅らせる
1.サビ前で音を減らす
ダンスミュージックの場合、サビ前はビルドアップしますよね。
Synth RiserやホワイトノイズのRiser、だんだんスピードアップしていくドラムなど、だんだん気分を高揚させていく素材を使うのが一般的です。
しかし、ここで使えるのが「音を減らす」というテクニック。
具体的には、
コードを鳴らしているパート
このようなパートをカットするとよいでしょう。
なぜ効果的?
音を減らすことで、単純にサビに入った時との音量差が大きくなります。
音量差が大きくなれば、それだけサビが盛り上がって聞こえますよね。
今鳴っている音やそろそろ来そうな音に集中していると、その前にどんな音が鳴っていたかを考えることは少ないので、このテクニックは効果的なのです。
細かな調整も大切
音をカットした後は、不自然にならないようにボリュームのオートメーションを使ったりすることも大切です。
また、ただカットするだけでなく、カットした部分にドラムブレイクを入れたり、できた空白をうっすら埋めるためにリバーブ量を増やしたりしてもOKです。
2.「ミニビルドアップ」を作る
ブレイク部分や音を減らした部分に、小さなビルドアップを作ります。
「ミニビルドアップ」って?
画像:動画より
これは、1~4拍ぐらいのRiserなどを指します。
たとえばリバースシンバルや、ボーカルのFXなどですね。
上の画像がわかりやすいです。
赤いトラックがコードを鳴らしているパートですが、サビ前の1小節間はカットされています。
そしてこのカットした部分に、一番下の黄色いトラック「SFX」を入れて、だんだん盛り上がるようにしています。
4拍目に空白を作る
画像:動画より
上記の画像のうち、上のトラックはキックで、下のトラックはミニビルドアップ(SFX)です。
どちらも4拍目には音を入れていませんが、このように一瞬だけブレイクを入れることで、よりサビが際立ちます。
3.サブベースをフェードインさせる
画像:動画より
ドロップにサブベースや808系のサウンドを使っている場合は、ドロップの1小節前からフェードインさせてみましょう。
オートメーションを使ってボリュームをクレッシェンドさせてもいいですし、オーディオファイルにしてリバースさせてもOKです。
4.サビ1発目のキックのボリュームを上げる
画像:動画より
4つ目のコツは、非常にシンプル。
ボリュームを上げるのはキックの一発目だけで、他のパートではやる必要はありません。
インパクト(Impact)をサビの最初に入れる
サビの最初に使える方法としては、他にも「サンプルなどでインパクト(Impact)をサビの最初に入れる」も使えます。
これは非常に有効な方法ではあるのですが、一方でリードやベース、他のパートのクリエイティビティを制限してしまう可能性もあります。
5.リズム隊をあえて遅らせる
メロディーやコード、パッド系はそのままで、リズム隊だけを半拍〜1拍ぐらい遅らせます。
画像:動画より。上2つ、赤と青のトラックはコード系のトラック。下2つはキックとベース。
たとえば、1回目のサビでは1小節目の1拍目にすべてのパートを「ジャーン」と鳴らしたとします。
このとき、2回目のサビでは、リズム隊だけ入るタイミングを1小節目の2拍目にします。
これは特に、サビを2回くり返すときに有効です。
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