ドラムのフィルインを超かんたんに作る方法【海外プロ解説】

フィルインのパターンがいつも一緒になってしまう…
今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
数々のプラグインやサンプルを販売するADSRが「ドラムのフィルインをかんたんに作る方法」について動画で解説しています。
今回はこちらの動画をかんたんにまとめてみました。
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フィルイン(Fill In)とは?
そもそもフィルイン(Fill In)とは、セクションとセクションの間に挟まれるフレーズを指します。
Bメロからサビに移る時など、場面転換をする際によく使われる手法です。
これからご紹介する方法は、ドラマーの方やフィンガードラムをしている人にとってはちょっとおかしなやり方かもしれません。
しかし、ドラムになじみない方やドラムの打ち込みで悩んでいる方にとっては、非常に有効的な方法です。
フィルインは○○を使うだけで作れる
ドラムのフィルインをかんたんに作るコツはただ1つ「アルペジエーターを使う」です。
MIDIコントローラーエフェクトとして使えるアルペジエイターならなんでもOK。
DAWに付属している場合もあるので、お使いのDAWによってはわざわざ買い足さなくても大丈夫です。
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フィルインの作り方
1. BatteryやEXS24(Logic Pro付属)、Drum Rack(Ableton付属)などのサンプラーを立ち上げる
2. フィルインに使いたい音やプリセットを用意する
3. 適当にMIDIノートを打ち込む
4. アルペジエイターをインサートする
5. MIDIをバウンスする
6. 別のパターンを試す
7. 組み合わせる・微調整
「4. アルペジエイターをインサートする」では、MIDIコントローラーエフェクトなどにアルペジエイターを使用します。
アルペジエイターを立ち上げたままの状態で使っても良いのですが、打ち込み感・ロボットっぽい感じになってしまうことがあります。
そこで、ランダム感を出すためにアルペジエイターの調整をしましょう。
動画では、ベロシティーのRandomを50%にセットしています。
いい感じのグルーヴ感になったら、バウンスします。
「6. 別のパターンを試す」では、MIDIノートを何音か上げ下げしたりタイミングを変えてみましょう。
そして、このパターンもまたバウンスします。
ここまでで2つのパターンができたことになります。
(もちろん2つ以上パターンを作ってもOKです)
最後の「7. 組み合わせる・微調整」では、今までバウンスしたいくつかのパターンを組み合わせていきます。
もちろん、バウンスしたままの状態でいい感じのフィルができることは少ないです。
しかし、最初のアイデアとしては非常に良い素材になっています。
さきほど作ったパターンを同時に鳴らしてみて、切り貼りしたり場所を変えてみましょう。
すると、いい感じのフィルインができあがってくるはずです。
まとめ
アルペジエイターは、ドラムのフィルインのアイデアを生み出すのにはうってつけのエフェクトです。
ぜひこのテクニックをお試しください。
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打ち込みのレパートリーを増やすには?
こちらの書籍では、ジャンル・楽器ごとに打ち込みのレパートリーを多数紹介しています。
非常に分厚く、その分たくさんのフレーズが掲載されています。
打ち込みのレパートリーが少ない方、もっと増やしたいと思っている方におすすめです。
今回の動画はドラムのフィルインについてでしたが、こちらはギターやベース、キーボードなどの楽器のフレーズもありますので、ぜひチェックしてみてください。
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