【ダイナミック・コンデンサー】ボーカル・楽器のレコーディングにおすすめのマイク【1万円代で高品質】

できるだけ安いのがいいけど、ちゃんとキレイに音が録れるマイクがいいな…
今回はこのような疑問にお答えする内容です。
今回は、おすすめの製品だけでなく「どんな特徴を持ったマイクを選ぶといいのか?」「コンデンサーとダイナミックマイクの使い分け方」も解説します!
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マイクを選ぶポイント
まず、ボーカルや楽器をレコーディングする用のマイクとしては「コンデンサーマイク」を選ぶことをおすすめします。
(コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いについては、後ほど詳しく解説します)
しかし、コンデンサーマイクの中にもいろいろなマイクがあります。
例えば小さいダイアフラムを使っているものもあれば大きいダイアフラムを使っているものもありますし、マイクの指向性(マイクに対してどの方向から鳴っている音を拾うか)も様々です。
それでは、どのようなマイクを選べばいいのでしょうか?
(ちなみにダイアフラムやマイクの仕組みについてはこちらの記事で解説しています)
ポイントはコレ!
ここで押さえておいて欲しいポイントは一つ。
「大きなダイアフラムを使っている+単一指向性のコンデンサーマイク選ぶこと」です。
何円ぐらいのマイクならいいの?
僕(解説者)はこれまで様々なマイクを使ってきましたが、これまでの経験からいうと、1万円出せれば、十分なクオリティのマイクが買えます。
逆にいうと、キレイな音で録りたいのであれば、最低1万円は出す必要があるでしょう。
それではここからは、1万円程度で高品質のマイクをご紹介していきます。
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1.Audio Technica AT2020
Audio Technica AT2020は、マイクの中でも非常に有名なモデルで、多くの人が使っています。
これから宅録を始めたい・レコーディングしてみたいという方には、スタートとしてもってこいの製品です。
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audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT2020 コンデンサーマイクロホン
2.Behringer B-1
Behringer B-1は、僕も長年愛用しているマイクの一つです。
ものすごくキツく音を出さない限りは、まるですでにミキシングされているかのようにキレイにレコーディングできます。
また、あらかじめいらない低域をカットできるハイパスフィルターもついています。
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BEHRINGER ( ベリンガー ) / B-1 Single Diaphragm Condenser Microphone コンデンサーマイク
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3.Samson C01
こちらは15,000円程度で買える、同じくおすすめのマイクの一つです(海外だと1万円程度で買えるので、1万円代のマイクとして紹介されています)。
大きいダイアフラムを使っているわけではないのですが、価格以上の音が録れます。
4.RODE NT-1A
ここからは1万円を超えてしまいますが、とても質のいいマイクをご紹介していきます。
まずはRODE NT-1A。
変に音が味付けされず、とても綺麗に録ることができます。
ちなみに僕はこのマイクを2~3個持っていて、いつもレコーディングに使っています。
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RODE ( ロード ) / NT1-A コンデンサーマイク
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5.Blue Spark
次はBlue Spark。
2万円を超えますが、とにかくいい音で録れます。
Amazon・楽天(投稿時現在、AmazonにはSparkの進化版「Spark Digital」のみ在庫あり)
ダイナミックマイクはいつ使えるの?
ダイナミックマイクは、ライブなどのステージで使うときにぴったりのマイクです。
Shure SM58やSM57などが有名ですが、これらはコンデンサーマイクと全く違うしくみを使って開発されています。
ダイナミックマイクはより多くの息を取り込み、それで内部のコイルを動かすしくみ…つまり、コンデンサーよりも繊細さは欠けます。
歌唱スタイルによってはダイナミックの方がいいことも
その代わりに、いきなり大きい音が鳴っても音割れしにくいようになっています。
そのため、以下のような歌唱スタイルの方には、ダイナミックマイクの方が向いていると言えます。
・ものすごくアグレッシブなラップを歌う場合
・ヘヴィーなロックなど、とにかく大きな声で歌う場合
Shure SM57がおすすめ
もしダイナミックマイクが欲しいのであれば、Shure SM57がおすすめです。
コンデンサーだと繊細すぎる、レコーディング時に声のボリュームが大きく変化したりする場合には、こちらがおすすめ。
こちらはとにかく、大きな音量を出す楽器のレコーディングに使えます。
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SHURE ( シュアー ) / SM57 定番楽器用マイク
ボーカル以外のレコーディングにも使える?
コンデンサーマイクは通常、ギターやドラムのオーベーヘッドなどボーカル以外のレコーディングでも使えます。
ただしドラムの場合はマイクと楽器との距離が近すぎないように、ギターの場合はギターアンプと近すぎないように注意してください。
いきなり大きな音量が出るような楽器だと、音が割れてしまうことがあります。
このため、場合によってはコンデンサーよりもダイナミックマイクの方がきれいに録れることもあります。
ドラムのキックにおすすめのマイク
ちなみに僕は、前述のSM57をドラムのスネアやタム、キックなどに使っています。
キックに使えるマイクとしては、Shure Beta 52がおすすめです。
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ギターにとって重要なマイクの要素
ギターは主に中域の楽器として使いますから、いらない低域や高域をカット(拾わない)ようなマイクはとても重宝します。
そういう意味では、前述のSM57はギターアンプのレコーディングにとても使えます。
理想は二刀流
ここまでの解説の通り、コンデンサーマイクとダイナミックマイクは、それぞれに良さ・弱点があります。
そのため、たとえ1万円代のマイクだとしても、両方持っておけばほぼ完璧に必要なマイクを網羅できていることになるでしょう。
「ライブ、ドラムやギターアンプなど、大きな音を出す楽器のレコーディング用にダイナミック」
2つ買っても2万円程度で済みますので、これからレコーディングにチャレンジしたい方は、ぜひ両方をうまく使い分けてみてください!
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