このシリーズでは、Vengeance Sound社「VPS AVENGER 2」の使い方をまとめています。
このページでは、エフェクトの使い方をご紹介します。
このページでは、画面中央下側にあるステップシーケンサー(Step Sequencer)の使い方をご紹介します。
AVENGER 2の使い方シリーズ
AVENGER 2のエフェクトの基本的な使い方

AVENGER 2では、4つのインサートエフェクトラック(FX1~4)、Sendエフェクト、Masterエフェクトが使えます。
(エフェクトラック1つにつき8つのエフェクトを追加できます。)
オシレーターに直接エフェクトをかけることも、Sendでエフェクトをかけることも、Masterエフェクトで音全体にエフェクトをかけることもできます。
基本的な使い方
1.左下のエフェクトセクションより、エフェクトラック・Sendエフェクト・Masterエフェクトにエフェクトを追加する

2.画面右上のROUTEセクションで、任意のエフェクトをONにする
ROUTEセクションに追加したいエフェクトがされない場合は、「ROUTE」の文字の右側にある+ボタンをクリックし、任意のエフェクトを選択します。

エフェクトラック・Sendエフェクト・Masterエフェクトの調整方法
エフェクトラック(FX1~4)・Sendエフェクト・Masterエフェクトは、左下のエフェクトセクションから確認できます。

FX1~4:各エフェクトラックを変更する
SEND RACK:Sendエフェクトを変更する
MASTER FX:Masterエフェクトを変更する
AVENGER 2で任意のオシレーターにエフェクトをかける方法
任意のオシレーター(OSC1, OSC2など)にエフェクトをかけるには、エフェクトをかけたいオシレーターを選択した状態で、「ROUTE」セクションを確認します。

S1、S2など:Sendエフェクト
OUT FX1、OUT FX2など:FX1~4のエフェクト
どのエフェクトがどこで編集できるのかわからなくなった場合は、エフェクト名を右クリックします。
AVENGER 2でエフェクトラックにエフェクトを追加する方法

例えばエフェクトラック「FX1」にエフェクトを追加するには、FX1の各ラックの上で右クリックをし、エフェクトを選択します。

エフェクトを追加すると、そのエフェクトのパラメーターが右側に表示されます。
AVENGER 2でエフェクトをON/OFFにする方法


エフェクトのON/OFFを切り替えるには、エフェクト名の左にある電源ボタンをクリックします。

「FX1」「FX2」など、エフェクトラック全体をOFFにしたい場合は、エフェクトセクションの左下にある電源マークをOFFにします。
AVENGER 2でエフェクトとエフェクトラックのプリセットを活用する方法

各エフェクトのプリセットを使用するには、右上にあるプリセット名のウィンドウを選択します。
エフェクトラックをまるごとプリセットとして選ぶこともできます。
「MASTER FX」の文字の右側にあるボタンをクリックすると、エフェクトラックのプリセットを選択できます。
AVENGER 2でエフェクトのルーティングを調整する
AVENGER 2では、エフェクトのルーティング(順番)を調整できます。
手順
- エフェクトラックの下のルーティング名をクリックする(デフォルトはMASTER FX)
- 次にかけたいエフェクトを選択する

MASTER FX:現在設定しているエフェクトの音は、MASTERエフェクトに送られます(AVENGER 2で作っている音全体にエフェクトをかけたいときにおすすめ)
MAIN OUTPUT:現在設定しているエフェクトの音は、MASTER OUTPUTに送られます(MASTERエフェクトをかけたくないときにおすすめ)
AUX1~4:現在設定しているエフェクトの音は、AUX1~4に送られます(複雑なルーティングをしたいときや、Dry音を含めたくないときにおすすめ)
Sendエフェクトをかけ終わった後の音に、別のSendエフェクトをかけたいときの対処法
Sendエフェクトは、Dry(エフェクトをかけていない音)とエフェクト音を混ぜることができるのが大きなメリットです。
しかし、通常通りに使うと「Sendエフェクトをかけ終わった後の音に、別のSendエフェクトをかける」という処理ができません。
例えばSend1でディストーションを使い、Send2でディレイを使っている場合、Send1→Send2の順番にかけたとしても、ディストーションがかかった音に対してディレイがかかるわけではありません。
ディレイはDryの音に適用されますので、「元の音にはディストーションがかかっているが、ディレイ音にはディストーションがかかっていない」という状態になってしまいます。
このように、複数のSendエフェクトを使いたい場合は、エフェクトのルーティングを調整します。
手順
- エフェクトラックの下のルーティング名をクリックする(デフォルトはMASTER FX)
- 次にかけたいエフェクトを選択する
例えばSend1でディストーション、Send2でディレイを使っている場合で、ディストーションをかけ終わった後の音に対してディレイをかけたい場合は、Send1のルーティング先を「Send2」に設定します。
AVENGER 2で使えるさまざまなエフェクトの使用例
ここからは、AVENGER 2で使えるさまざまなエフェクトの使用例をご紹介します。
AVENGER 2で使えるエフェクト:Q4NTUM FX(ディレイ)

Q4NTUM FXは、ディレイにさまざまなエフェクトをかけることができるディレイです。
シーケンサーのように「何番目のディレイ音だけにこのエフェクトをかける」など、ユニークな処理を行うことができます。
AVENGER 2で使えるエフェクト:AA ROTARY SIM
AA ROTARY SIMでは、ロータリースピーカーのような、横に「ウワンウワン」とうねるような効果をかけることができます。
AVENGER 2で使えるエフェクト:VINYLIZER
VINYLIZERは、テープやレコードのようなエフェクトを気軽に作ることができます。
AVENGER 2で使えるエフェクト:MINI-CHAIN
MINI-CHAINでは、手軽にダッキング(サイドチェイン)の効果を作ることができます。
AVENGER 2で使えるエフェクト:TRANCEGATE

TRANCEGATEでは、リズミカルなゲートを作ることができます。
例えばSTEP SQ(ステップシーケンサー)と連動させていると、STEP SQで作った通りにゲートがかかるようになります。
STEP SQはそのままモジュレーションとして使用できるため、例えばStep SQをFILTERのCUTOFFと紐づけると、TRANCEGATEと同じタイミングでCUTOFFを使うこともできます。
AVENGER 2の使い方シリーズ