音楽ジャンル解説

【音楽ジャンル】R&B(リズムアンドブルース)とは?【イギリスのR&B】

今回は英語版wikipediaの「R&B」についてまとめました。

この記事ではPart7として、イギリスにおけるR&Bについて解説していきます。

イギリスのR&B

ブリティッシュ・リズムアンドブルース・ロックは1960年前半に発展し、イギリズに駐在するアフリカ系アメリカ人や、ロンドン・リバプール・ニューキャッスル・ベルファストなどの港を訪れた船員によって広まりました。

特にロンドンのクラブシーンで発展した多くのバンドは、黒人によるリズムアンドブルースアーティストたちを真似しようとし、結果として、より人気のあった「ビートグループ」よりも「より自然な感じの」「より輝かしい」サウンドになっていきます。

ジャズやスキッフル(音楽ジャンル)、ブルースのクラブシーンから発展していった初期のアーティストたちは、メジャーなブルースアーティストやその基本形に焦点を当てていました。

特に、the Rolling StonesやColosseum、the Yardbirds、Manfred Mann、the Graham Bond Organisationなどと共演した経験のあるブルースロックミュージシャンのAlexis Kornerなどが注目されていました。

Operator

世界的に有名なアーティストにも受け入れられるように…

ブルースが人々から受けた興味関心は、Eric Clapton、Mick Taylor(the Rolling Stonesのギタリスト)、Peter Green、John Mayall、Free、Creamなどのブリティッシュロックミュージシャンたちに受け入れられ、その後幅広いR&Bのスタイルが確立されていきます。

Eric Clapton - Layla
The Rolling Stones & Mick Taylor - Can't You Hear Me Knocking - Glastonbury
Slabo Day
The Mists of Time
Free - All Right Now (Doing Their Thing, 1970) Official Live Video
N.S.U.

アメリカでも人気に

The Rolling Stonesやその他イギリスとのグループは、アメリカのポップチャートにおいて「UKバンド」「ブリティッシュ・インヴェイジョン(”イギリスの侵略”)」のブームを引き起こします。

The Rolling StonesがBobby Womack & the Valentinosの楽曲「It’s All Over Now」をカバーすすると、1964年にはじめてUKナンバーとしてチャート1位を獲得します。

今やR&Bのイメージがないグループも…

Steve WinwoodやFrankie Miller、Scott Walker & the Walker Brothers、the AnimalsなどのNewcastle出身の白人系R&B、そしてBelfast出身のSpencer Davis GroupやVan Morrison & Themなどは、イギリスで非常に人気になりました。

Steve Winwood - Higher Love (Official Music Video)
Frankie Miller - Jealousy (1985)
Scott Walker: The Walker Brothers - The Sun Ain't Gonna Shine Anymore
Please Don´t Let Me Be Misunderstood- The Animals
The Spencer Davis Group - Keep on Running
Them - Here Comes the Night (Audio) ft. Van Morrison

これらのバンドはR&Bだけプレイしていたわけではありませんが、彼らの初期のアルバムを聞いてみると、R&Bの要素が伺えます。

モッズ(Mod、Mods)の影響

イギリスのサブカルチャー「モッズ(Mod、Mods)」における音楽は、R&Bや後期のソウルから発展していき、これらの起源であるロンドンの小さなクラブではとても収容できないほど人気のアーティストたちによってプレイされていきます。

この結果、Small Facesやthe Whoなどのバンドがこのギャップを埋め、1966年になると、the WhoはアメリカのR&Bを真似るスタイルから、モッズの文化を反映させた楽曲をプロデュースするスタイルへと路線変更します。

多くのバンドはイギリス国内全体での成功を遂げられたものの、アメリカの音楽市場での成功にまではなかなか到達できませんでした。

ブリティッシュR&Bバンドはアフリカ系アメリカ人の音楽スタイルとはとてもスタイルが違い、よりギターを強調させるような音楽スタイル。

そのため、彼らは「アフリカ系アメリカ人の音楽を大いに悪用した」と批判されることもありましたが、これは両方の音楽が大衆化した証拠でもあり、これらの音楽をイギリス、アメリカ、世界中へと発信し、現在・過去両方のR&Bアーティストたちの評判を呼ぶことになります。


以上でR&Bの解説はすべて終了です。

当サイトでは他にも音楽ジャンルについて解説していますので、ぜひこちらもご覧ください↓


人気記事

1

今回は「ジャンル別キックドラムの解説」をまとめました。テックハウス・メロディックテクノ&ハウス・ドラムンベース・アフロハウス・テクノ・ダブステップ・トランス・ハードコアの8つのジャンルの、それぞれのキックの作り方のコツをご紹介します。

2

今回は、DTMでおすすめの生ドラム音源をまとめました。いずれも世界中のプロが使用する高クオリティの音源ですので、持っていない製品があればぜひチェックしてみてください。

3

今回は、Sage Audioが解説する「ボーカルミックスの最終ステージ」をまとめました。ボーカルミックスでよくあるのが、ボーカルがインストに埋もれてしまって聞こえづらいという問題です。今回はこの問題の対処方法を3つご紹介します!

4

今回は、Paul Gavinによる解説をまとめました。Paulは南フロリダ大学の音楽パフォーマンス学部ジャズ専攻出身で、現在はフリーランスのプロドラマーとして活動しています。そんな彼が「音大に行ってどうするの?」「音楽家になるなんてやめた方がいいよ」と言われて悩んでいる人に向けて、熱いメッセージを送ります。

5

今回は、これからDTMをはじめたいという方向けに「Amazonで買えるDTM初心者セット」を3つご紹介します。「これからDTMをはじめたいけど、何を買ったらいいかわからない」「とりあえずこれさえ買っておけばOKみたいなセットはない?」このような方のための記事ですので、ぜひ参考にしてください。

6

今回はプロのギタリスト・Darrell Braunが解説する「ギターを買う前にこの5つを確認しよう!」をまとめました。おすすめされたギターを買うのも間違いではないのですが、自分に合うギターを選ぶためのコツを押さえれば一生モノのギターをGETできます。この記事では「正しいギターを選ぶための5つのポイント」をご紹介します!

7

今回は「絶対に買って損しない、おすすめDTM音源・プラグイン」をまとめました。特に多くの音楽プロデューサーに愛用され、世界中でベストセラーになり、買っても絶対に損しないと思えるプラグインはかなり絞られます。ここでは初心者からプロまで使えて「これさえ買っておけば問題なし」と断言できる「世界で愛用されているおすすめDTM音源・プラグイン」をご紹介します。

8

https://youtu.be/bjqArFjaZLI 今回は、ジャズのスペシャリスト・Kevin Castroが解説する「ジャズの基本コード進行3つ」をまとめました。 ここでご紹介する3つのコード ...

9

この記事では、世界中の作曲家・音楽プロデューサーが使っているおすすめのブラス(金管楽器)音源をご紹介します。同じ楽器でも音源によって音色が少し異なりますので、複数持っていると使い分けることができるほか、レイヤーしたときもリアルさと壮大さを増すことができます。

10

今回は、世界中の作曲プロの声を参考に「DAWの選び方完全ガイド」をまとめました。これからDTMをはじめようと思っている方、DAWの種類が多すぎて迷っている方、これから複数のDAWを使い分けて効率よく作曲をしていきたい方のための内容です。

-音楽ジャンル解説
-