音楽ジャンル解説

【音楽ジャンル】R&B(リズムアンドブルース)とは?【1950年代後半】

今回は英語版wikipediaの「R&B」についてまとめました。

この記事ではPart5として、1950年代後半のR&Bについて解説していきます。

R&Bの人気ぶり

1956年になると、R&Bアーティストによるツアー「Top Stars of '56」というツアーが開催され、Al HibblerやFrankie Lymon、the Teenagers、Carl Perkinsなどが参加しました。

Top Record Stars of ’56 Concert Poster - Chuck Berry, Carl Perkins, Frankie Lymon
AL HIBBLER - UNCHAINED MELODY
Frankie Lymon "Little Bitty Pretty One"
Why Do Fools Fall in Love
Carl Perkins - Blue Suede Shoes - Perry Como Show -1956

このツアーはコロンビア、サウスカロライナ、アナポリス、メリーランド、ピッツバーグ、ペンシルベニア、シラキュース、ロチェスター、バッファローなど、ニューヨークやその周辺の町を渡り歩いて開催されました。

アナポリスでは、収容人数8000席の会場に5万〜7万人もの人が押し寄せ、道路は7時間通行止めになってしまうほどの人気ぶりでした。

映画にも影響が…

この頃の映画製作者たちは、「1956年に始まったロックンロールミュージシャン」として、 R&Bミュージシャンたちの人気を映画で利用していきます。

実際に、Little RichardやChuck Berry、Fats Domino、Big Joe Turner、the Treniers、the Platters、the Flamingosなどは、映画で使われています。

白人として快挙を成し遂げたElvis Presley

1957年のElvis Presleyによる楽曲「Jailhouse Rock」と「Treat Me Nice」は、R&Bチャートでナンバーワンを記録。

Elvis Presley - Jailhouse Rock (Music Video)
Elvis Presley - Treat Me Nice

「All Shook Up」はTOP5に入り、アフリカ系アメリカ人でないアーティストが、これまでにないほど黒人音楽のカテゴリで受け入れられることとなります。

Elvis Presley - All Shook Up (Official Audio)

この頃のチャート上位楽曲

Nat King Cole

ジャズピアニストのNat King Coleは、1950年初期に「Mona Lisa」や「Too Young」でポップチャート上位にランクインしていましたが、1958年には、「Looking Back」「Do I Like It」でR&BチャートのTOP5にランクインします。

Nat King Cole - Looking Back (1958)
Do I Like It?

Brook Benton

Brook Bentonは、1959年と1960年にR&BチャートのTOP1に1曲、TOP2に2曲ランクインします。

Bentonは、多くのリスナーに受け入れられる温かみがあり魅力的な声の持ち主。

彼のバラード楽曲は、Nat King ColeやFrank Sinatra、Tony Bennettと肩を並べるほどでした。

Brook Benton - Rainy Night in Georgia

Lloyd Price

Lloyd Priceは、1952年に「Lawdy Miss Clawdy」でチャートトップを獲得したアーティスト。

1959年には、「Personality」でトップ5にランクインします。

Lloyd Price - Personality (1959)

Bill Black

白人系バンド「Bill Black Combo」のバンドリーダーだったBill Blackは、Elvis Presleyのキャリアアップに貢献した人物で、1950年には彼のベーシストとして活動していましたが、のちに黒人リスナーの間でも人気を呼ぶようになります。

彼のレコード売り上げの90%は黒人で、1959年の「Smokie Part 2」では、ブラックミュージックチャートで1位を獲得しました。

Bill Black Combo - Smokie - Part 2

↓つづき「Part6」はこちら


人気記事

1

今回は、大人気プラグインメーカーのCableguysが解説する「音にまとまりを出す方法4選」をまとめました。ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラム...どれも1つ1つしっかり作っているのに、全体で聞くとなんとなくまとまりがなく、バラバラに聞こえる…こんなお悩みにお答えする「音にまとまりを出す方法」を4つご紹介します!

2

今回は、SynthHackerが解説する「2024年を制するボーカルチョップトリック」をまとめました。ボーカルチョップは、フューチャーべース(Future Bass)やEDMなどによく使われるボーカルテクニックで、とてもかっこいいアレンジ方法の1つです。この記事では、誰でも無料でイマドキのかっこいいボーカルチョップを作るコツをご紹介します。

3

ボーカルやギターなどの楽器の録音におすすめのマイクはある?ダイナミックマイクとコンデンサーマイクってどう使い分ければいいの?今回はこのような方のために、おすすめのマイクをご紹介します!1万円代&高品質のマイクを解説していきます。

4

今回は、Sage Audioが解説する「ボーカルミックスの最終ステージ」をまとめました。ボーカルミックスでよくあるのが、ボーカルがインストに埋もれてしまって聞こえづらいという問題です。今回はこの問題の対処方法を3つご紹介します!

5

今回は、Make Pop Musicが解説する「超広がりのあるシンセサウンドを作る6つのテクニック」をまとめました。「バーンと壮大に広がりがあるような音にならない」「音を広げようとしたけどなんだか曲になじまない…」という方も、6つのテクニックを使えば、このような広がりと重厚感・迫力のあるサウンドを作ることができます。

6

今回は、DTMにおすすめのコンパクトなスピーカーを5つご紹介します。いずれも小さな机で手軽に使える上に、値段もお手頃で数万円程度で購入できます。世界的なプロも愛用しているスピーカーもありますので、初心者の方も、本格的にDTMをしたい方もぜひチェックしてみてください!

7

今回は、ユニークな音がすぐ作れるおすすめのマルチエフェクトプラグインを5つご紹介します。 いずれも1つのプラグインでさまざまなエフェクトが使えますので、1つ持っておくだけでもサウンドデザインの幅が広がります。 「何でもいいから何か変化を加えたい」というときにも効果的ですので、ぜひチェックしてみてください。

8

今回は「絶対に買って損しない、おすすめDTM音源・プラグイン」をまとめました。特に多くの音楽プロデューサーに愛用され、世界中でベストセラーになり、買っても絶対に損しないと思えるプラグインはかなり絞られます。ここでは初心者からプロまで使えて「これさえ買っておけば問題なし」と断言できる「世界で愛用されているおすすめDTM音源・プラグイン」をご紹介します。

9

今回は低音域の吸音が重要な理由をまとめました。200Hzの低音域は部屋でどのように鳴り、人間の耳にはどのように聞こえ、それが映画や音楽を楽しむときにどう影響するのか、どのような吸音材を選べばいいのか、おすすめの吸音材もまとめてご紹介します。

10

今回は、Nathan James Larsenが解説する「音楽の学位は基本的に意味がない」をまとめました。 ネブラスカ大学の音楽学部(作曲&音楽理論)を卒業し、現在はプロの音楽プロデューサーとして活動しているNathanが「音大に行く意味がないと思う理由」を5つ解説します。

-音楽ジャンル解説
-