【DTM・作曲】MIDIとは何か?使い方も解説!
- 2020.09.27
- 2020.10.11
- ソフト・プラグイン・機材
- 機材, プラグイン, ソフト, MIDI

今回はこのような疑問にお答えする内容です。
「MIDI」は特にDTMでよく聞く言葉だと思いますが、「いまいちよくわからない」という方も多いでしょう。
今回は初心者向けにざっくり解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
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MIDIとは?
MIDIは「Musical Instrument Digital Interface」の略で、「イベントデータ」と呼ばれる情報をいろいろな機材で扱えるようにするためのプロトコル(きまり・フォーマット)です。
イベントデータとは?
イベントデータには、以下のような情報が含まれています。
ベロシティ
アフタータッチ(鍵盤を離したかどうか)
ツマミをどれぐらい動かしているか
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MIDIデータ = オーディオではない
MIDIデータは「オーディオ信号」ではないので、MIDIデータを単体で開いても、音を聞くことはできません。
画像:動画より
そのため、たとえばパソコンにデータを取り込むために使うケーブルも、オーディオの時と形が違います。
MIDIの場合はMIDIケーブルを使いますが、ギターなどのオーディオ信号を扱う場合はオーディオケーブルを使います。
言い換えると、MIDIケーブルは「MIDIデータ」を送受信し、オーディオケーブルは「オーディオ信号」を送受信するためのものです。
MIDIインストゥルメントとは?
画像:動画より
MIDIインストゥルメントは、MIDIデータをオーディオに変換して音を鳴らせる機材のことを指します。
MIDIキーボードやドラムマシン、サンプラーなどがこれに当てはまります。
音が出るまでの流れ
MIDIデータをMIDIインストゥルメントに送る
(スネアの音を4分音符で鳴らして!)
↓
MIDIインストゥルメントがMIDIデータを解読し、それに合ったオーディオを作る
(スネアの音を4分音符の長さで作る)
↓
スピーカーから音が出る
(スネアの音を4分音符の長さで鳴らす)
つまり、MIDIは「音を鳴らすための別の機材やソフト」が別途必要になるのです。
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MIDIシーケンサーを使うとどうなる?
画像:動画より
MIDIシーケンサーを使うと、いろいろなMIDIインストゥルメントに同時に同じMIDIデータを送信できます。
MIDIインストゥルメントの種類が違えば、それぞれ違う音色を出すこともできます。
例えば「8分音符を2回叩いて」というMIDIデータだけを送った場合、MIDIインストゥルメントAではスネアの音が8分音符が2回鳴り、MIDIインストゥルメントBではバイオリンの音で8分音符を2回鳴らすことができます。
DAWでMIDIデータを使う方法(補足)
ここまでの解説で「MIDIデータだけでは音が鳴らない」ということはお分かり頂けたと思います。
そのため、DTMでMIDIデータを使うには、音を鳴らすためのプラグイン(DAW付属の音源や「Massive」などご自身で買ったソフトシンセ)に対してMIDIを取り込む(インポート)必要があります。
例えば以下の動画のような感じで、「.mid」ファイルをDAW画面にそのままドラッグ&ドロップすれば、MIDIデータが取り込まれます。
あとは、好きなプラグイン(音源)でそのMIDIデータを鳴らすように設定するだけです。
ぜひお試しください!
Cubaseの例
Garage Bandの例
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