今回は、DTMerおなじみ、数々のプラグインを販売しているiZotopeが教える「マスタリングエンジニアでない人のマスタリングの仕方」をまとめました。
この記事ではPart2として「参考曲の準備」について解説します。
マスタリングエンジニアでない人のためのマスタリング講座シリーズ
マスタリングのコツ2:ジャンル別に適切なリファレンスを使おう

次は、適切なフォーマットへの変換とリファレンスの準備の仕方についてです。
マスタリングでは、ジャンルごとに適切な形式でオーディオデータを書き出す必要があります。
このときに参考にする基準として、リファレンス曲(参考曲)を準備しておくことが大切です。
マスタリングではどのフォーマットで楽曲を書き出せばいい?

基本的には、音の劣化が少ないwavやaiffなどのフォーマットに変換しましょう。
解像度が低いもの(圧縮されたもの)としてはAACやmp3が挙げられますが、上記の2つに比べて質が下がってしまいます。
AACやmp3などのフォーマットで書き出す場合はあくまでも「オプション」として考え、wavやaiffなどの高解像度のフォーマットは必ず書き出すようにしましょう。
リファレンス(参考曲)の準備

次はリファレンスについてです。
マスタリングをするときは、自分の曲と似た曲調の楽曲をリファレンス(参考曲)を探しましょう。
各プラットフォームに配信されたらもちろん、別の曲と比較されます。
そのため、自分の曲と似ている曲とクオリティを最低限近づける必要が出てきます。
すべてを完璧に合わせる必要はありませんが、全体の音量、各周波数帯域の音の出方、ダイナミクスなどはある程度揃えておきましょう。
「同じプレイリストに入れても戦えるクオリティになっているだろうか?」と考えてみるのがおすすめです。
つづきPart3はコチラ↓
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