【音楽ジャンル】ラグタイムとは?2分で解説します!
- 2025.05.09
- 2025.05.03
- 音楽ジャンル解説

今回は、Dave Waveが解説する「ラグタイムとは?2分で解説します」をまとめました。
おそらくラグタイムで最も有名な楽曲は、スコット・ジョプリンの「エンターテイナー」でしょう。
この記事では、このラグタイムについて詳しく解説していきます。
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ラグタイムとは?いつからあるジャンル?
ラグタイムは、19世紀末期から1920年ごろまで大人気だった音楽ジャンルです。
基本的に、ラグタイムの楽曲はピアノを使って作曲・演奏されます。
ラグタイムのラグ(Rag)は直訳すると「ぼろぼろの」「不規則な」という意味がありますが、少しズレたようなリズムが特徴的なので、このように呼ばれています。
Ragtimeは「Ragged Time」の省略
ラグタイムの音楽の特徴は?
ラグタイムは、ヨーロッパのクラシック音楽と、アフリカのシンコペーションを使ったリズムが融合したような音楽が特徴です。
シンコペーションとは、簡単に言うとメトロノームとはズレたタイミングで音が鳴るリズムのことです。
少しズレた感じがするので、リズミカルな音楽に聞こえやすくなります。
ピアノで演奏するとき、右手と左手で役割がわかりやすく分かれています。
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ラグタイムのピアノ:左手で演奏していること
ラグタイムにおいて、左手はリズムとコード担当です。
「ドンチャ♫ドンチャ♫」と、マーチのようなリズムを演奏します。
「低い音→高い音→低い音→高い音」と非常に忙しく動きますが、低い音はバスドラム、高い音はスネアドラムと同じリズムを刻んでいます。
高い音:スネアドラム、コード
このようにベースとコードを行き来しながら休みなく「ドンチャ♫ドンチャ♫」と演奏するピアノのことを「ストライドピアノ」と言います。
ストライドピアノ:Stride Piano
ラグタイムのピアノ:右手で演奏していること
ラグタイムにおいて、右手はメロディーとシンコペーションを担当します。
シンコペーションは、メトロノーム(表拍)と同時に鳴らないタイミングで音を演奏するリズムパターンのことです。
メロディーを演奏するとき、特に強調したい音(アクセント)をシンコペーションのリズムにすることで、よりラグタイムらしさが出ます。
言い換えると、強調しなくてもいい音はメトロノームが鳴るタイミングに合わせて鳴らし、強調したい音はメトロノームからズラして鳴らすとラグタイムらしくなります。

ちなみに、メロディーのうちアクセントの部分だけを演奏するとハバネラ(トレシロ)と呼ばれるリズムになります。
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右手と左手を合わせてはじめてラグタイムらしさが出る
ここまでで、ラグタイムにおける右手と左手の役割をそれぞれ解説しました。
左手はマーチのようなリズムとコード、右手はシンコペーションのリズムとメロディーを担当しています。
これらが両方合体してはじめて、ラグタイムらしさが生まれます。
特にリズムが重要なポイントですので、アクセントの付け方・強さで音楽の印象が大きく変わります。
以上でラグタイムの解説は終了です。
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