【音楽史】ブギウギって、どんな音楽?【概要・音楽的な特徴】

ブギウギにはどんな歴史があるの?
このような疑問にお答えする内容です。
今回はPart1として、ブギウギのざっくりとした説明、音楽的な特徴について解説していきます。
Part3: ブギウギが他の音楽に与えた影響、ブギウギの派生系
もし今後「ブギウギっぽい曲を作ってみたい」「参考資料が欲しいな」と思ったときは、ぜひこちらのページをご覧ください。
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ブギウギって、何?
ブギウギは、1870年代にアフリカ系アメリカ人のコミュニティで発展し、1920年代後半に人気になった音楽ジャンルの一つです。
もともとはピアノだけ使われていましたが、のちにピアノデュオ、ピアノトリオ、ギター、ビッグバンド、カントリー&ウェスタン、ゴスペルへと発展していきます。
同時期に発展していたブルースは感情豊かに音楽を奏でるのに対し、ブギウギは主にダンスを中心とした音楽です。
ブギウギのヒット曲の一つ「Pinetop’s Boogie Woogie」の歌詞は、終始ダンサーへの指示の文章のみで構成されています。
音楽的な特徴
ベースライン
ブギウギは、コードチェンジに従って音を変えていく左手のベースラインが特徴です。
画像:wikipediaより
編成
ピアノソロの印象が強いですが、厳密にはそうではなく、ボーカルやオーケストラ、小編成の器楽グループを伴奏として使うこともあります。
譜面
譜面においては、4分の4拍子(4/4)で、8分音符を主に使うのが一般的です。
コード進行
コード進行においては、以下のパターンがよく使われています。
上記のパターンをベースに、以下のようなコード進行など、他のバリエーションに展開することもあります。
構成
ほとんどの楽曲で12小節ブルースのスタイルが使われています。
先ほどご紹介した「ブギウギの典型ベースライン」を見るとお分りいただけるように、1セクションが12小節で構成されています↓
画像:wikipediaより
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