【DTM】Xfer Records社のシンセ「SERUM」の使い方 コンプリートガイド #10 MATRIX(マトリックス)
- 2023.08.31
- 2023.09.05
- シンセ
今回は、Zen Worldが教える「Serumの使い方コンプリードガイド」のうち「Matrix(マトリックス)」に関する部分をまとめました。
Serumを持っているけどイマイチ使い方がわかっていない…という方も、このシリーズを見れば「これでどんな音も自分で作れるようになる!」というレベルまで到達できます。
このシリーズを見て、Serumマスターになりましょう!
#1 オシレーター(OSC)
#2 フィルター(Filter)
#3 エンベロープ(Envelope)
#4 LFO
#5 FX(Part 1)
#6 FX(Part 2)
#7 ワープ機能(Warp)
#8 ノイズ(Noise)
#9 MACRO・MOD・VOICING
#10 MATRIX(マトリックス)
#11 GLOBAL(グローバル)
#12 ウェーブテーブルエディター(Wavetable Editor)
#13 VELO & NOTE(Velocity Sensitive & Note Source)
#14 役に立つ便利機能
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はじめに:今回解説する機能とパラメータ一覧
今回は、以下の機能やパラメータについて解説します。
・SOURCE
・CURVE
・AMOUT
・DESTINATION
・TYPE
・MOD
・AUX SOURCE
・OUTPUT
SerumのMATRIX(マトリックス)とは?
SerumのMATRIXとは、Serum内で利用したモジュレーションをさらに細かくエディットすることができる機能です。
エンベロープやLFOなどを使うと、自動的にMATRIX画面に反映されます。
逆にMATRIX画面で変更した内容は、OSC画面にも自動的に反映されます。
OSC画面で設定したモジュレーション
MATRIX画面
MATRIXを確認するには、画面上部のMATRIXタブをクリックします。
MATRIX画面の操作例↓
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MATRIXのパラメーター:SOURCE
モジュレーションのソースを変更します。
例えば「LFO 1をOSC AのLEVELに適用している」という場合は、LFO 1が「SOURCE」になります。
MATRIXのパラメーター:CURVE(画面左側)
SOURCEの反応の仕方を調整できます。
グラフ上を上下にドラッグすることでカーブを変更でき、ダブルクリックするとデフォルトの状態(直線状でグレーアウト)に戻ります。
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MATRIXのパラメーター:AMOUNT
モジュレーションを適用する深さ(強さ)を変更します。
MATRIXのパラメーター:DESTINATION
モジュレーションを適用するパラメーターを変更します。
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MATRIXのパラメーター:TYPE
ユニポーラー(Unipolar)とバイポーラー(Bipolar)を変更します。
矢印部分をクリックして変更できます。
MATRIXのパラメーター:MOD
モジュレーションの影響度合いを決めます。
例えばSOURCEが「LFO 1」でAux Sourceが「ModWheel」である場合、ModWheelの値が0を超えないとLFO 1の効果は出ない。
(0に何をかけても0になるのと同じ)
*(inc):2つ目のSource(Aux Source)の値が逆になる点以外は、上記の「*」と同様。
例えばSOURCEが「LFO 1」でAux Sourceが「ModWheel」である場合、ModWheelの値がMAXのときはLFO 1の効果は出ない。
Bypass:この行のモジュレーションはバイパスになる。
MATRIXのパラメーター:AUX SOURCE
この行のモジュレーションを操作するソースを変更できます。
例えば上の画像のように「SOUCEがLFO 1」「DESTINATIONがOSC AのVOLUME」「AUX SOURCEがModWheel」の場合、ModWheel(モジュレーションホイール)の値を上げないとLFO 1によるモジュレーションの効果が出なくなります。
言い換えると、LFO 1によるOSC AのVOLUMEの強さを、ModWheelを使って自由に調整することができるようになります。
MATRIXのパラメーター:CURVE(画面右側)
AUX SOURCEの反応の仕方を調整できます。
操作方法は画面左側のカーブと同様です。
MATRIXのパラメーター:OUTPUT
この行のモジュレーションのOUTPUTを変更します。
値を小さくするとモジュレーションがかかった音が小さくなります。
次回「#11 GLOBAL(グローバル)」の解説はこちら↓
【DTM】Xfer Records社のシンセ「SERUM」の使い方 コンプリートガイド #11 GLOBAL(グローバル)