今回は「ACEの使い方コンプリードガイド」のうちADSR(エンベロープ)に関する部分をまとめました。
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ADSR(エンベロープ)のパラメーター
ACEでは2種類のADSR(エンベロープ)を使うことができます。

a:アタックタイムを調整します
d:ディケイタイムを調整します
s:サステインタイムを調整します
r:リリースタイムを調整します
fall / rise:サステインの音をだんだん下げる/上げる調整をします。
真ん中(12時の方向)にするとフラットな音量でサステインが鳴ります。
ACE画面左上の「tweak」タブをクリックすると、画面右側でfall / riseのrateを調整することができます。
rate modulation (…)
設定したソースによって、エンベロープ(ADSR)をモジュレーションさせることができます。
例えばソースを「Keyfollow」にしてrate modulationの値をマイナス方向に設定すると、MIDIで高い音を鳴らしているときほど短い音を作ることができます。
ツマミを右クリックすると、ソースを変更することができます。
velocity amount (…)
MIDIノートのベロシティによって、ADSRのスケールを変更することができます。
level modulation (…)
ADSR全体のレベルを調整するソースを決めます。
右クリックをするとソースを変更できます。
snap
ディケイとリリースを極端に変更できるパラメーターです。
ONにすると、よりスナップの効いたパーカッシブな音になります。
ACEのRamp Generator(ランプジェネレーター)とは?

ACEのRamp Generator(ランプジェネレーター)は、エンベロープ(ADSR)やLFOをより複雑にさせたいときに使えます。
通常のエンベロープとは異なり、オフタイムのあるAHDエンベロープ(Attack - Hold - Decay)で、HoldをMaxにすることで最大音量を維持することもできます。
自動的にループされるエンベロープのため、ACE画面左上の「tweak」タブで「ramp clock」を調整すると、ループのサイクルの速さを決めることができます。
up:アタックタイム
hold:最大値を維持する時間
down:リリースタイム
rest:繰り返す前の時間
「rest」の値を最大値にすると、エンベロープがリピートされなくなります。
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