曲のデモの送り方・メールの書き方 7つのポイント!【海外超有名レーベル直伝】

今回はこのような疑問にお答えする内容です。
世界的に有名な音楽レーベル「Armada Music」のRuben Meijerが、「デモの送り方」について解説しています。
今回はこちらの内容をかんたんにまとめてみました。
なぜ「受け取られないことがあるのか?」「なにをしてはいけないのか?」についても、この記事で解説しています。
また「英語は得意じゃないけど、海外のレーベルに送りたい!」という方向けの内容もあります。
夢見るミュージシャンの方は、Armada Music所属アーティストのこちらの曲を聴きながら、ぜひこの記事をご覧ください。
↓2018年世界DJランキングTOP8にランクインしたAfrojackのヒット曲
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はじめに
本当にたくさんの音楽家・ミュージシャンが、音楽レーベルにデモを送っていますよね。
でもそのほとんどは、A&R(デモを聞く担当者)の耳に入らないまま終わってしまっています。
それもそのはず、A&Rは常に忙しく、デモテープを聞いている時間はほんの少ししかありません。
毎日何百という数のデモが送られている中で、A&Rはその中からダイヤの原石を見つける必要があります。
そのため、聞くデモを厳選しなければいけません。
だから、厳選されて弾かれたものは「A&Rの耳にすら届かない」のです。
これを念頭に置いた上で、以下のポイントを押さえてデモを送ってくださいね。
1.デモには名前を添えよう
デモを送るときは、名前(署名)を添えましょう。
本当にたくさんの人たちが、これをできずに自らのチャンスを失っています…
たとえばデモのwavファイルを添付し、「お返事よろしくお願いします」とだけ書くような人は、すぐ弾かれてしまいます。
名前はきちんと添えましょう。
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2.デモ音源をメールに直接添付しない
デモを送るときは、音源ファイルを直接メールに添付しないようにしましょう。
ダウンロードはあくまでも「オプション」としての役割。
A&Rは膨大な数のデモを受け取りますから、いちいち全部ダウンロードしていたらPCが音源でいっぱいになってしまいます。
ダウンロードしなければ聞けない=A&Rがストレスを感じることですので、気をつけましょう。
3.未完成の作品を提出しない
デモを送るときは、完成したものだけ提出しましょう。
よく考えてみてください…
未完成のものを聞くための時間をA&Rに割かせるのはやめましょう。
ちなみにマッシュアップやブート盤は、どんなにいいものでも法律上レーベルがリリースすることはできませんのでご注意ください。
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4. 大切な項目は適切に書こう
デモを送るとき、大切な項目を書かなさすぎたり、書きすぎたりしないようにしましょう。
たとえば冒頭で少しご紹介した「お返事お待ちしています」の1文だけを添えるのはよくありません。
これだと速攻でメールを閉じられるか、無視されるかのいずれかです。
「いいデモを送る」ということを考えれば文章が第一というわけではないかもしれません。
しかしきちんとメールの本文を書くことで、あなたに対する印象の違いは出てきます。
英語ができなくても大丈夫
僕らは、すべての人が英語のネイティブスピーカーでないこと、堪能ではないことを理解しています。
そのため、英語ができないということは問題ではないので、ご安心ください。
もし「自分は英語ができない」と感じるのであれば、英語ができる誰かに相談したり、自分で頑張って英語を勉強するのがいいでしょう。
意味がわかるように書ければ、なんでもいいのです。
5.デモはSound Cloudでプライベート公開する
デモはSound Cloudでプライベート公開設定をし、ダウンロード可能状態にしておきましょう。
Sound Cloudにアップしておけば、A&Rはワンクリックであなたの曲を聴けますし、必要であればダウンロードすることも可能です。
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6.自己紹介と曲紹介は簡潔にまとめよう
デモを送るとき、自己紹介と曲紹介は簡潔に書きましょう。
以下6つの内容に触れているのが理想です。
・自己紹介
・これまでのキャリア
・デモ曲の紹介
・過去の成功や今後の展望
・あなたの音楽スタイル
・なぜあなたのデモ曲(もしくはあなたの音楽スタイル、ジャンルなど)がそのレーベルに合っていると思うのか
これらを含んだ内容を5文で書けたら文句なしです。
7.やさしく、一緒に仕事をしやすい人間であれ
当たり前ですが、A&Rも人間です。
傲慢で怒りっぽい人には見られたくないですよね。
A&Rは毎日のようにアーティストと関わっていますから、一緒に仕事をしづらい人からは、契約のチャンスがどんどん失われていきます。
うまくいかなくても、”NO”から学べ
すべてのデモがレーベルとの契約を勝ち取るわけではありません。
悲しいですが、これが現実です。
どんな”NO”にも、あなたが学べるチャンスがあります。
なんの返事がなくても、デモは送り続けましょう。
そして毎回「何か工夫できることはなかったか?」と考えましょう。
デモをよりよく見せるためにできることを考えるのです。
あの曲のサビは、リスナーに対してサビにふさわしい力強さがあっただろうか?
同じジャンルの曲の中でも目立てている曲だっただろうか?
A&Rからのフィードバックのように、自分なりに曲を分析してみましょう。
これを繰り返せば、もっといい音楽家になれるはずです。
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