【DTM】ブルーノ・マーズのアルバム「24K Magic」で使われている作曲法【レトロ&現代】

【DTM】ブルーノ・マーズのアルバム「24K Magic」で使われている作曲法【レトロ&現代】
どうやったら世界的スター・音楽家になれるの?
自分らしい・オリジナリティのある曲を作るにはどうしたらいいの?

 

今回はこのような疑問にお答えする内容です。

 

 

音楽教育・作曲を行なっているHolistic Songwritingによる「ブルーノ・マーズはどうやって24K Magicを書いたのか?」をかんたんにまとめてみました。

 

今回はそのうち「レトロ感と現代感を兼ね備えるためのテクニック」について解説された部分をまとめました。

 

ブルーノ・マーズの「スタイル確立」と葛藤について

アルバム「24K Magic」で使われているコード進行とメロディー

 

24K Magicは、ブルーノの3rdアルバム。

タイトル曲の「24K Magic」は、今では再生回数10億回を超える、超大ヒット曲です。

このアルバムでは、一体どのようなテクニックが使われているのでしょうか?

さっそく見ていきましょう!

 

 

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なぜレトロ感があるのに現代にも受け入れられるのか?

 

「ブルーノの曲は、昔のサウンドを取り入れつつ、現代人の耳にも受け入れられやすい音楽。なぜこのようなことができるのか?」

 

このような疑問を思った人もいるでしょう。

これには、「型にはまらない」「サウンド」が大きく関係していきます。

 

型にはまらない

 

よくある「作曲のルール」や型、いわゆる「公式」は、曲を聞いている時に注意を引きつけられるようにデザインされています。

つまり、これをもとに楽曲を構成したりアレンジをすれば、楽曲はより現代っぽく聞こえるようになります。

逆に言えば、これを多用するとレトロ感・昔の曲っぽさがなくなってしまうことになります。

 

サウンド

 

また、サウンドも重要です。

より大きな音で派手に聞こえるようにしたいから、デジタルなサウンドを使いたい…こういう人は多いでしょう。

 

しかし、ブルーノは違うのです。

 

サウンド選び

 

このアルバムを聞いてみると、70~90年代によく使われた、Talk Boxを使ったスクラッチサウンド、男性による合唱(Chants)、トランペット、打楽器、タムのフィルなどが使われていることがわかります。

 

Talk Box↓(7:31~)

 

音選びは、どんな作曲テクニックよりも、より「ある時代」のサウンドに聞かせるために重要です。

リスナーを「ある時代に戻らせたい」のであれば、正しいサウンドを使うことが大切なのです。

 

Auto Tuneは「理想のサウンド作りのため」

 

また、Auto Tuneの使い方もちょっと違います。

ボーカルのピッチの修正やケロケロサウンドにするために使うAuto Tuneですが、ブルーノは、Auto Tuneをピッチ修正メインでは使いません。

彼は歌がものすごく上手く、Auto Tuneをピッチ修正ではなく「理想の音にするために」使うのです。

 

完璧な「ハーモニー」に使える

 

昔の曲を聞いてみると、バッキングボーカルがかなり頻繁に使われていることがわかるでしょう。

ブルーノの曲では、こういったきれいなボーカルハーモニーのサウンドを実現するために、Auto Tuneを巧みに利用しています。

 

技術的に「自由である」

 

昔は技術がまだ進歩していなかったため、1曲につき8トラックや16トラックほどしか使うことができませんでした。

しかし今は技術が発達し、制限なくレコーディングすることができます。

 

そのため、完璧な音楽を作るためなら、曲中の90%は無音であるトラックでもバンバン使うことができます。

曲中に1~2音しかないトラックでさえも、トラック数を気にすることなく使えますよね。

 

「ちょっとの工夫」もOK

 

たとえばFinesseの「カコン」という音(8:21~)

 

 

この曲では、サビ(Chorus)だけにしかこの「カコン」という音が使われません。

これは、トラックに制限があった70年代では考えられなかったことです。

こういったところでも、現代っぽさを出しているわけですね。

 

「ライブ演奏」というゴール

 

音楽制作におけるゴールは、「ライブで演奏する」ということです。

ブルーノのライブでは、バンドによる演奏が行われています。

 

ライブでは、観客にもっと楽しんでもらったり、よりお金をかけてもらいたいですよね。

そのため、ライブで「映える」ような楽曲であるということも、重要な要素なのです。

 

そう考えると、昔に比べると最近の楽曲の方が、よりジェットコースターに乗っているようなサウンドではないでしょうか?

 

トレーディングスペース(Trading Space)

 

また、「トレーディングスペース」も重要な要素の一つです。

トレーディングスペースというのは、楽曲がステージで演奏されているように聞かせる、聞いている人に、ステージで演奏している様子を心の中で描かせることを言います。

 

画像:動画より

 

この場合は、「ある特定の1パートだけがスポットを浴びている」というのが基本になります。

 

人間は1つずつしか処理できない

 

人間の頭の中では、一度に1つの情報しかキャッチすることができません。

そのため、ボーカル以外の楽器を聞かせたい場合は、一旦ボーカルをストップして、別の楽器にスポットライトを当てるようにする必要があります。

 

これが「トレーディングスペース」です。

 

これを踏まえて、「24K Magic」を聞いてみましょう。

メインボーカル・シンセ・チャンツ(バッキングボーカル)など、新しい要素・楽器が代わる代わるスポットライトを浴びていく様子がわかるはずです。

 

9:56~

 


 

これらを踏まえて、「現代らしい」「昔っぽい」メロディーやコード進行を使うと、両方の要素を兼ね備える楽曲を作ることができます。

この現代感・レトロ感のあるコード進行やメロディー作りについては、こちらの記事でまとめています↓

 

【DTM】ブルーノ・マーズのアルバム「24K Magic」で使われている作曲法【メロディーとコード進行】