シンセサイザー

DJ Snakeのようなマリンバプラックシンセの作り方 Part2

DJ Snakeみたいなマリンバ・Pluck系の音を作りたいけど、どうすればいいの?

今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。

数々のサンプルやプラグインを販売するADSRが解説する「SerumでDJ Snakeのようなマリンバプラックを作る方法」をまとめました。

今回はPart2として、エフェクト・フィルターについて解説していきます。

↓↓↓Part1「基本の音づくり編」はコチラ↓↓↓

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

フィルターの設定

9:13~10:21

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

まずはフィルターをONにし、Multi→LH12を使いましょう。

これでLowとHighの両方をフィルターできます。

OSC AとB両方に適用させたいので、それぞれONにします。

先ほど入れたNoiseを調整して減らすため、CUTOFFを時計2時ぐらい、FREQを11時ぐらいにしましょう。

また、Resonanceを少し上げて、Highを少し抑えます。

またMIXを少し下げて、ジリジリ感を抑えてみます。

エフェクトの設定


次はエフェクトを追加していきます。

FXタブを開きましょう。

Hyper Dimensionの設定

まず、Hyper DimensionをONにします。

ほんの少しだけ適用するため、Unisonは2にし、MIXは10%、Sizeは25%にします。

10:21~11:04

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

Compressorの設定

11:04~12:15

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

次はコンプレッサーをONにします。

Thresholdは高めに、30~35ぐらいにします。

Ratioはそのまま、Attackは25~26にしてよりプラック感のあるサウンドにします。

Releaseはそのまま、Mixは60~65ぐらいにします。

そしてGainを上げ、いい感じのところで止めます。

Chorusの設定

12:15~13:12

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

次はChorusです。

こちらはコンプレッサーの前に移動します。

Rateはギリギリ0.1hzにならない程度の0hzにし、ほんの少し変化ができるぐらいにします。

Depthは時計2時ぐらい、LPFは1~2時ぐらい、MIXは11時ぐらいにします。

Delayの設定

13:12~13:33

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

次はDelayです。コンプレッサーの後にかけましょう。

Low・Highをそれぞれ下げ、Feedbackを少し下げ、Mixを時計9~10時ぐらいにします。

Reverbの設定

13:33~14:26

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

次は非常に重要なエフェクト、Reverbです。

音にやわらかさや広がりを加え、ENV1のリリースを補助するような役割にします。

Reverbの種類はHallにし、Sizeは25~30%、Decayは4~5sec、Spinは少し下げ、Depthは23%、MIXはいいかんじのところまで上げます(今回は時計10時ぐらい)。

EQ

14:26~15:18

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

次はEQです。

まずはLowの設定(EQの左側)です。
Frequencyは時計10時ぐらい、Qは70%、Gainも時計10時ぐらいにします。

Highの設定(EQの右側)は、全て時計1時になるようにします。

Filter

15:18~16:26

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

最後はFilterを追加します。

トロピカルハウスっぽいシンセサウンドすることができるMisc→Combを選びます。

CUTOFFを時計2時、Resonanceを1時、Driveを8~9時、MIXを3~4時にします。

これでかなり厚みのある音になりました。

ENV2をCUTOFFに適用

16:27~16:39

DJ Snake Style Marimba Pluck in SERUM

最後に、OSCタブに戻ってENV2をFilterのCUTOFFに適用させ、いい感じのポイントを探します。

マリンバプラックが完成!

これでマリンバの音作りは完成です。

今回のテクニックを使えばmReverbのMIXやSizeを変えてよりダークな雰囲気にしたりするなど、いろいろなサウンドを作ることができます。

よりエフェクトをうまく使えるようになるには?

今回はエフェクト編でしたが、こちらの書籍では、さまざまなエフェクトの使い方・レシピを多数紹介しています。

ぜひチェックしてみてください↓



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