今回は英語版wikipediaの「ウェスタンスイング」をまとめました。
この記事ではPart1として、ウェスタンスイングの定義や音楽的な特徴、使われている楽器について解説します。
ウェスタンスイング(Western Swing)とは?
ウェスタンスイングとは、1920年代後半に南西アメリカで生まれた、アメリカのカントリーミュージックのサブジャンルです。
ダンスミュージックの一種で、アップテンポなビートが特徴です。
(アップテンポではない楽曲もあります)
ウェスタンスイングどんな音楽に影響を受け、影響を与えた?
ウェスタンスイングは、以下のジャンルから影響を受けています。
また、以下のジャンルに影響を与えています。
ウェスタンスイングでよく使われる楽器
ウェスタンスイングでよく使われる楽器はこちらです。
・ギター
・フィドル
・アコーディオン
・バンジョー
・マンドリン
・スティールギター
・ペダルスティールギター
・ハープ
・コントラバス(ウッドベース、ダブルベース)
ウェスタンスイングの音楽的な特徴
ウェスタンスイングは、ルーラルやカウボーイ音楽、ポルカ、フォーク、ディキシーランド、ジャズ、ブルースなどの要素にスイングを融合させているのが特徴です。
ホットストリングバンドで演奏され、ドラム、サックス、ピアノ、スティールギターなどを加えることも多いです。
スティールギターなど、アンプに繋いで演奏する弦楽器も使用していたことから、他のジャンルとはまた違ったサウンドになりました。
ウェスタンスイングで有名なアーティスト
ここからはウェスタンスイングで有名なアーティストをご紹介します。
The Light Crust Doughboys
Bob Wills and the Texas Playboys
Milton Brown and His Musical Brownies
Spade Cooley and His Orchestra
Hank Thompson And His Brazos Valley Boys
Asleep at the Wheel(現代のバンド)
the Hot Club of Cowtown(現代のバンド)
ウェスタンスイングの歴史:戦争とジャンルの衰退
1920年〜1930年代に盛り上がりを見せたウェスタンスイングですが、実は少し残念な過去があります。
1930~1940年にかけては、アメリカのテキサス・オクラホマ・カリフォルニアのダンスホールやクラブにたくさんの人が集まり、ウェスタンスイングを楽しんでいました。
しかし1944年の戦争時までナイトクラブ税が導入されたことにより、このジャンルの人気は衰退してしまいました。
より詳しい歴史に関しては、Part2でご紹介していていきます↓