音楽ジャンル解説

【音楽ジャンル】ブギウギとは?どんな音楽?【概要・音楽的な特徴】

今回は英語版wikipediaの「ブギウギ」をまとめました。

この記事ではPart1として、ブギウギのざっくりとした説明、音楽的な特徴について解説していきます。

ブギウギとは?

ブギウギは、1870年代にアフリカ系アメリカ人のコミュニティで発展し、1920年代後半に人気になった音楽ジャンルの一つです。

もともとはピアノだけ使われていましたが、のちにピアノデュオ、ピアノトリオ、ギター、ビッグバンド、カントリー&ウェスタン、ゴスペルへと発展していきます。

Boogie Woogie: 2 HOURS of Boogie Piano and Piano Boogie Woogie #boogiewoogiepiano #boogiewoogiesong

同時期に発展していたブルースは感情豊かに音楽を奏でるのに対し、ブギウギは主にダンスを中心とした音楽です。

ブギウギのヒット曲の一つ「Pinetop’s Boogie Woogie」の歌詞は、終始ダンサーへの指示の文章のみで構成されています。

1929 HITS ARCHIVE: Pine Top’s Boogie Woogie - Pine Top Smith

ブギウギの音楽的な特徴

ここでは、ブギウギの音楽的な特徴をご紹介します。

ブギウギのベースライン

ブギウギは、コードチェンジに従って音を変えていく左手のベースラインが特徴です。


画像:wikipediaより

ブギウギのピアノ演奏参考動画

How to Play Boogie Woogie Piano - WikiHow

ブギウギの編成

ピアノソロの印象が強いですが、厳密にはそうではなく、ボーカルやオーケストラ、小編成の器楽グループを伴奏として使うこともあります。

ブギウギの譜面

譜面においては、4分の4拍子(4/4)で、8分音符を主に使うのが一般的です。

ブギウギのコード進行

コード進行においては、以下のパターンがよく使われています。

I - IV - V - I

上記のパターンをベースに、以下のようなコード進行など、他のバリエーションに展開することもあります。

I/i - IV/iv - v/I

ブギウギの楽曲構成

ほとんどの楽曲で12小節ブルースのスタイルが使われています。

先ほどご紹介した「ブギウギの典型ベースライン」を見るとお分りいただけるように、1セクションが12小節で構成されています↓


画像:wikipediaより


以上で今回の解説は終了です。

次回Part2では「ブギウギの歴史」について解説します↓


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