マスタリングのコツ

【DTM】マスタリングエンジニアでない人のためのマスタリング講座 Part6 様々な音楽環境を整えよう

How to Master if You Are Not a Mastering Engineer

今回は、DTMerおなじみ、数々のプラグインを販売しているiZotopeが教える「マスタリングエンジニアでない人のマスタリングの仕方」をまとめました。

この記事ではPart6として「様々な音楽環境の整え方」について解説します。

マスタリングのコツ6:異なる音楽環境でもよく聞こえるようにしよう

ミキシングエンジニアの役割は、「できる限りサウンドをよくすること」です。

一方、マスタリングエンジニアの役割は「異なる環境であっても、できる限りサウンドをよく聞こえるようにすること」です。

そのため、マスタリングをするときはいろいろな場所(音楽環境)で再生されることを念頭に置きながらマスタリングしましょう。

いろいろな環境で楽曲をチェックしてみよう

ラップボーカルのMIXのコツ

マスタリングでは、できるだけいろいろな音楽環境を整えておくことが大切です。

・異なるサイズのモニタースピーカー
・ヘッドホン、イヤホン
・テレビのスピーカー
・ノートPCの内蔵スピーカー
・カーステレオ(車)
・スマートフォンの内蔵スピーカー
など…

たとえば一般リスナーが使うであろうデバイスで聞いてみて、常にうるさいと感じる特定の周波数・音域があったら、そこはハイカットするなどの対処が必要になります。

同様に、小さいスピーカーで聞いてみて音に存在感がないなと感じたら、中音域を少し足してみるなどしてみましょう。

ちなみにiZotope社の「Tonal Balance Control」は、まさにこの周波数帯域の調整に使えるおすすめのプラグインですので、ぜひ持っておきましょう。

「Ozone」シリーズに同梱されていますので、単体で購入するよりもOzoneを購入した方がお得です。

初心者の方には「Elements」、中級者の方には「Standard」、上級者の方には「Advanced」がおすすめです。


つづきPart7はコチラ↓


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