ボーカルレコーディングでリフレクションフィルターを使うべき理由

ボーカルレコーディングでリフレクションフィルターを使うべき理由
ボーカルの録音に使う「リフレクションフィルター」って必要?
何のために使うの?

 

今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。

 

DO PORTABLE ISOLATION BOOTHS / REFLECTION FILTERS WORK?

 

レコーディングや音楽機材に関する動画をアップしているBooth Junkieによる「リフレクションフィルターはどのようなはたらきをするのか?」をかんたんにまとめてみました。

 

よくアーティストのレコーディング風景で見られる「リフレクションフィルター」

 

マイクの後ろにつける、こういうやつですね。


 

これは一体何のために使われるのか、解説していきます。

 

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リフレクションフィルターの効果

 

リフレクションフィルターは、マイクが最も反応しやすい部分に来てしまう不要な音をさえぎる役割があります。

 

画像:リフレクションフィルターを使わなかった時の例。反射した音がマイクに到達してしまっている。

 

リフレクションフィルターを使わないと、歌ったときの声は自分の前・横など、さまざまな方向に拡散してしまいます。

拡散された音は壁にぶつかると跳ね返り、「反響音」としてマイクが拾ってしまいます。

 

この反響音があると、声がクリアに録音できなくなってしまうのです。

 

画像:リフレクションフィルターを使った時の例

 

上の画像を見ると、反射した時の音がフィルターによってガードされていることがわかります。

また、自分が発した声もリフレクションフィルターで遮断されます。

前の方向に音が飛んで行き、その音が反射してマイクの元に戻ってきてしまうこともありません。

 

生活音を遮音するはたらきもある?

 

「リフレクションフィルターを使えば、リフレクションフィルターの奥(自分から見て向こう側)から来る雑音も排除できる」

 

このように考えている方もいるでしょう。

 

確かにそうなのですが、マイクによっては、マイクの後ろ側から来る音はさほど拾わないものもあります。

マイクの指向性によってはマイクの後ろから来た音も拾ってしまったりするので、そのような場合は効果が出やすいですね。

 

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反響音を完璧にさえぎるわけではない

 

リフレクションフィルターは、部屋の反響音を100%遮断することはできません。

しかし、これを使うことでかなり音に違いが出ることは間違いありません。

 

よりキレイにレコーディングするためには?

 

レコーディングにおいて一番避けたいのが、いらない音をマイクが拾ってしまうということです。

 

基本的に、最もマイクが音を拾いやすいのはマイクの先端部分(自分の目の前)。

つまり、反響音などのムダな音がこの位置に来ないようにすれば、かなりキレイに音が録れることになります。

 

「自分の背後に吸音材を置く」などの工夫があると、さらにキレイにレコーディングできます。

 

 

また、キレイにレコーディングする方法はこちらの記事でも紹介しています。

こちらも合わせてお読みいただけると、より一層レコーディング環境がよくなります!

 

ボーカルレコーディングを劇的にキレイにする2つのコツ【海外プロ解説】

 

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