マスタリングのコツ

【DTM】マスタリングエンジニアでない人のためのマスタリング講座 Part4 使うツールは3つだけ

How to Master if You Are Not a Mastering Engineer

今回は、DTMerおなじみ、数々のプラグインを販売しているiZotopeが教える「マスタリングエンジニアでない人のマスタリングの仕方」をまとめました。

この記事ではPart4として「マスタリングで使う3つのツール」について解説します。

マスタリングのコツ4:マスタリングで使うツールは3つだけ

マスタリングを始めるときは、EQ・コンプ・ピークリミッター(Masterの最後に挿す)だけ使うようにしましょう。

EQをコンプの前に使うか後に使うかは、お好みで決めてOKです。

このように制限を設け、最後にリミッターを使うことで、マスタリングがぐちゃぐちゃになるのを防ぐことができます。

ちなみにiZotope社のプラグイン「Ozone」なら、自分の理想のマスタリングの仕上がりを選ぶだけで自動でマスタリングを最適化してくれます。

最適化した後は、自分好みに調整するだけなので、非常に便利です。

初心者の方には「Elements」、中級者の方には「Standard」、上級者の方には「Advanced」がおすすめです。

iZotope社「Ozone Standard」を購入する

さらにプロのサウンドに近づけるにはどんなプラグインがおすすめ?

ステレオ調整(Stereo Width)ができるプラグインを使ってみましょう。

たとえばEQなら、Mid/SideそれぞれでEQを調整できる機能がついていることがあります(MS処理)。

EQのMS機能を使うことで、さらに広がりのある、プロっぽいサウンドにすることができます。
ただし、ステレオ調整を行うとミキシングのバランス(意図)を崩してしまいやすいので、そちらは注意しましょう。

前述のiZotope社「Ozone」のほか、Fabfilter社「Pro-Q」もステレオ調整やMS処理をすることができるのでおすすめです。

Fabfilter社「Pro-Q4」を購入する(サウンドハウス)

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