クリスマスソングの作り方がわからない...
クリスマスっぽさって、どうやったら出せるの?
このような疑問にお答えする内容です。
MAGIX MAGAZINEのDaniel Wilsonが解説する「クリスマスソングの作り方」をまとめました。
今回ご紹介する3ステップに沿えばかんたんにクリスマスソングを作れるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
クリスマスソングの作り方3ステップ

まず、おおまかな作り方を3ステップでご紹介します。
クリスマスソングの作り方
STEP1.使う楽器を決める
STEP2.場面を作る
STEP3.音楽理論を使う
それでは順に1つずつ見ていきましょう。
STEP1.使う楽器を決める

まずは使う楽器を決めます。
クリスマスソングには、こちらの楽器がよく使われています。
言いかえると、これらを使えばクリスマスソングらしくなります。
- スレイベル(シェイカーで代用してもOK)
- アップライトベース(ミュートかスタッカートで)
- ストリングス
- 木管楽器
- やわらかめのブラス(金管楽器)
- あたたかいサウンドのギター(フィンガーピッキングやジャズギターがおすすめ)
- ベル(オーケストラチャイム、ウィンドチャイム)
ここからは、特にクリスマス感が出る楽器について具体的に解説していきます。
スレイベル(Sleigh Bell)とは?
真ん中の棒を中心に、たくさんの鈴が付いている楽器です。
これを聞くだけでクリスマスを感じるような、まさにクリスマス感を感じさせる楽器です。
ウィンドチャイム、オーケストラチャイム、チューブラーベルとは?
「ウィンドチャイム」は、細く短い管が垂れ下がっているような楽器です。
端から順に触ると「シャララララ」と綺麗な音が鳴ります。
もう少し大きいサイズもあり、こちらは6本程度の管が円状に並べて吊るして使われます。
さらに大きいサイズは「オーケストラチャイム」「チューブラーベル」と呼ばれ、オーケストラでよく使われるタイプです。
STEP2.場面を作る

「クリスマスソング」ですから、冬らしさをイメージさせることが必要です。
スレイベルは8分音符で「シャン・シャン・シャン・シャン」とずっと刻むとよいでしょう。
こうすると、雪の中をかけ回る犬や、空を走るトナカイのイメージを音で表現できます。
同様に、ストリングス・木管楽器・ブラスは「雪が降っている風景」「風」「天使の声」「冬の空」などのイメージを演出することができます。
使うときは、優しく、音がだんだん消えていくような感じにしましょう。
冬らしい雰囲気を作るだけでなく、ボーカル用のスペースを作ることもできます(周波数的に、ミキシング的に有効です)。
全体的に、やわらかい音や長い音(白玉)を使うのがよいとされています。
これだけでも、冬らしい雰囲気が作れるためです。
ストーリー作りを忘れずに
また、これらの要素を使って曲のストーリーを作ることも大切です。
歌詞がストーリーを歌っていますから、それを引き立たせるためにインストもストーリー展開に気を配る必要があります。
たとえば、場面に合わせて音量を調節したりなどをしてみましょう。
STEP3.音楽理論を使う

「音楽理論」と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、ご安心ください!
ここでご紹介するのは「曲のキー」と「音の移動のしかた」の2つだけです。
メジャーキーで作ろう
多くのクリスマスソングは、明るいメジャーキーで作られています。
たとえばCメジャーキーなら、C,D,E,F,G,A,Bの7音で曲が作られています。

"ステップ"を踏む
次は音の移動のしかたについてです。
基本はミ→ラ、ファ→ドなど、少し離れた音に移動し、その2つの音を行ったり来たりするようなフレーズにするとクリスマスらしさが出ます。
もちろん、自分がベストだと思ったフレーズを使うことが一番大切ですが、1つのパターンとして使ってみてください。
クリスマスソングにも使えるおすすめのDTM音源・プラグイン
クリスマスソングにも使えるおすすめのDTM音源・プラグインはこちらでまとめていますので、ぜひ参考にしてください↓
クリスマスソングの作り方3ステップまとめ
これらの3ステップを使えば、かんたんにクリスマスソングを作ることができます。
クリスマスソングの作り方
STEP1.使う楽器を決める
STEP2.場面を作る
STEP3.音楽理論を使う
ぜひお試しください!
ちなみにクリスマスソングの作曲法は、こちらでもまとめています。