シンセサイザー

【DTM】u-he社のシンセ「ACE」の使い方 コンプリートガイド #2 VCO(オシレーターセクション)

ACE Tutorial #00 - Basic Module Anatomy

今回は「ACEの使い方コンプリードガイド」のうちVCO(オシレーターセクション)に関する部分をまとめました。

ACEにおけるVCO(オシレーターセクション)とは?

VCOは、オシレーター(ベースとなる音を作る場所)のセクションです。

ACEでは2つのオシレーターを使うことができ、0Hzから超音波レベルの高音まで作ることができます。
(上段がVCO1、下段がVCO2)

上段のVCO1では、2つのウェーブフォームを混ぜることができるほか、Sub(サブベース、低い音)を混ぜることも可能です。

VCOの各パラメーターの解説

VCO1とVCO2共通のパラメーター

semi:半音単位で音程を変更します
cents:1セント単位で音程を変更します

pw:Pulse Width(パルス幅)を調整します
lfo2:LFO2の影響をどれぐらい強く受けるかを決めます

クエンシーモジュレーションの量とレンジを決めます。
reset:ボタンを押すと設定をリセットします

Frequency Modulation(上記画像ではsemiの直下、50semi):フリー

VCO1のみで使えるパラメーター

https://www.zikinf.com/manuels/u-he-ace-manuel-utilisateur-en-76999.pdf

ウェーブフォーム:使うウェーブフォーム(2種類選択可)と混ぜる割合を決めます
sub osc:Sub(サブベース、低い音)を混ぜる割合を決めます(後述)

VCO2のみで使えるパラメーター

https://www.zikinf.com/manuels/u-he-ace-manuel-utilisateur-en-76999.pdf

saw-pulse(waveform blend):Saw(ノコギリ波)とPulse(パルス波)の割合を決めます(左に振り切るとSawのみが鳴り、右に振り切るとパルス波のみが鳴ります)
vibrato:LFO1からVCO2つに対してモジュレーションをかける量を決めます(VCO2のセクションにのみあるパラメーターですが、VCO1にも影響が出るので注意)
ring:リングモジュレーションをかける割合を決めます
sync:シンクロの強さを決めます(後述)
cross:クロスモジュレーション(ACEではFrequency Modulation)の量を決めます

Frequency Modulation

「semi」のパラメーターの直下にあるのは、Frequency Modulationのパラメーターです。

クリックすると「5semi」「50semi」「cents」の3種類から設定を変更でき、フリークエンシーモジュレーションのベースとなる量を決めることができます。

sub osc(サブオシレーターのモード変更)

「sub osc」をクリックすると、3種類のサブオシレータータイプから選択することができます。

1-50%:サブオシレーターにおいて、メインのオシレーターの1オクターブ下のパルス波が50%(スクウェア波)の割合でブレンドされます
2-50%:サブオシレーターにおいて、メインのオシレーターの2オクターブ下のパルス波が50%(スクウェア波)の割合でブレンドされます
2-75%:サブオシレーターにおいて、メインのオシレーターの2オクターブ下のパルス波が75%(スクウェア波)の割合でブレンドされます

sync

一言で言うと、倍音成分を調整するパラメーターです。

ACEのオシレーターでは、基本的にウェーブフォーム(波形)を一周するとスタート地点に戻る=位相(フェーズ)がリセットされるようになっています。

VCO2においては、VCO2自身のウェーブフォームを一周したときに位相がリセットされるだけでなく、VCO1が一周し終わったときも位相がリセットされるようになっています。

syncの設定には「hard sync」と「soft sync」の2つのタイプがあり、この位相のリセットの度合いをどれぐらい決めるかを設定できます。

syncの値によって、倍音成分の質感を調整することができます。

hard sync(値が大きい):VCO1の基音を崩さずに上質な倍音を足す
soft sync(値が小さい):VCO1のサイクルが一周し終わっても、VCO2のサイクルが100%元に戻るわけではない(純粋な倍音を足せる)



人気記事

1

今回は「絶対に買って損しない、おすすめDTM音源・プラグイン」をまとめました。特に多くの音楽プロデューサーに愛用され、世界中でベストセラーになり、買っても絶対に損しないと思えるプラグインはかなり絞られます。ここでは初心者からプロまで使えて「これさえ買っておけば問題なし」と断言できる「世界で愛用されているおすすめDTM音源・プラグイン」をご紹介します。

2

今回は、数々の音楽制作動画をアップしているAnother Producerが解説する「無料で使えるバーチャルインストゥルメント集」をまとめました。 この記事でご紹介するのは、そのうちの「アコースティッ ...

3

この記事では、世界中の作曲家・音楽プロデューサーが使っているおすすめのブラス(金管楽器)音源をご紹介します。同じ楽器でも音源によって音色が少し異なりますので、複数持っていると使い分けることができるほか、レイヤーしたときもリアルさと壮大さを増すことができます。

4

今回は、音楽好きの方や音楽家・DTMerにおすすめのふるさと納税返礼品をまとめてご紹介します。楽器本体、楽器関連機器、パソコン関連機器、音楽関係のチケット、音楽関係の雑貨など、音楽に関係する返礼品は非常にたくさんあります。気になる返礼品があれば、ぜひチェックしてみてください!

5

今回は、世界中のプロに愛用されているoeksound社「soothe3」の使い方をまとめました。とても使いやすく、初心者でもプロ並みのミックスができるようになるこのプラグインについて、その魅力や使い方を解説していきます。

6

今回は、イギリスの音楽プロデューサーOceanが解説する「プロになるためにやってはいけないこと」をまとめました。音楽プロデュース歴10年、ヒップホップを中心にこれまで数多くの楽曲提供を行なっているOceanが正直に解説します。

7

今回は、キラキラ系エフェクトプラグイン「Bismuth」の魅力と使い方について解説します。Bismuth(蒼鉛)という名前の通り、金属や宝石を思い起こさせるようなサウンドを作ることができるプラグインです。特にダンスミュージックで使えるサウンドが手軽に使えます!

8

今回は、イギリスの音楽プロデューサーOceanが解説する「プロになるためにやってはいけないこと」をまとめました。音楽プロデュース歴10年、ヒップホップを中心にこれまで数多くの楽曲提供を行なっているOceanが正直に解説します。

9

今回は、ポップスの楽曲を作る人におすすめのスピーカーを5つご紹介します。世界で活躍する超人気音楽プロデューサーが実際に使用している機材のみをご紹介していますので、どれを買っても間違いではありません。スピーカー購入を検討している方は、ぜひご予算や設置スペースに合わせてチェックしてみてください。

10

今回は、世界中の作曲プロの声を参考に「DAWの選び方完全ガイド」をまとめました。これからDTMをはじめようと思っている方、DAWの種類が多すぎて迷っている方、これから複数のDAWを使い分けて効率よく作曲をしていきたい方のための内容です。

-シンセサイザー