【DTMのコツ】海外プロが実際に使う「ユニークなコードサウンドの作り方」

誰にも作れない、ユニークなサウンドを作るためにはどうすればいい?
今回はこのような疑問にお答えする内容です。
今日からすぐ使えるテクニックですので、ぜひお試しください!
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「トリル」してみよう
コード系の楽器といえばピアノやギターですが、普通は「ジャーン」と、シンプルに一発鳴らしますよね。
しかしここで「トリル」を使ってみると、おもしろいサウンドにすることができます。
トリルとは?
トリルとは、2つの音を行ったり来たりする奏法のことです。
メインの音がC(ド)なら、Cから半音上のC#や半音下のB、または全音上のDや全音下のBbなどを行き来します。
C B C B
C D C D
C Bb C B
ギターで弾くと、このような感じになります↓(0:12~0:17)
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いろいろなトリルを混ぜてみる
さてここで、さらにいろいろなトリルを混ぜてみましょう。
たとえば、ギターのフレットのうち適当な場所を選んで、そこでトリルをプレイしてみます。
ランダムな場所で行なったトリルを3つレコーディングして、その3つを重ねてみましょう。
半音トリル・全音トリルなど、トリルの種類もバラバラです。
0:35~0:37
エディットする
当たり前ですが、このままでは音がマッチしません。
そこで、エフェクトを加えたり、いらない部分はカットしたりしてみましょう。
Xfer Records社の「OTT」を使って、音が小さくなっている語尾の部分の音量を持ち上げてみます。
また、ディレイも使ってみましょう。
0:59~1:05
また、ピッチ自体を変えてみたり、3つのうち「1個目と2個目だけ」「1個目と3個目だけ」など、組み合わせを変えてみたりします。
1:27~1:50
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派生系を作る
さて、ここでいい感じのコードが出来上がったら、今度はこのコードをもとに、派生系を作ってみます。
先ほど作った3つのパターンをコピペし、ピッチを変えてみたり、逆再生させてみたバージョンを作ってみましょう。
バウンスする
次は、使いやすいように、今まで作ったサウンドをバウンスしましょう。
2トラック以上を使っていると思いますが、バウンスすることで1つのオーディオファイルにすることができます。
画像:動画より
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リバーブ部分だけ使う
バウンスしたオーディオをさらにエディットしたバージョンも作ってみましょう。
たとえば語尾のリバーブ成分だけを残し、OTTで少し音を持ち上げてみます。
画像:動画より
2:34~2:43
ビートと一緒に鳴らしてみよう
さて、ここまででコードパートとして使えそうな要素はいくつか作りました。
次は、ベースやドラムパートと合わせてみましょう。
3:00~3:08
いろいろ試してみよう
最初はいいサウンドが見つかるまで大変かもしれませんが、慣れてくると「この音ならこの音と相性がいいだろうな」「こう直せばうまくいくだろうな」と、ある程度予測できるようになります。
またトリルの速度やリバーブの具合などによっては、半音トリルだと不協和音のように聞こえたり、2つの音のちょうど間ぐらいの音程で聞こえたり、しっかり2つの音が行き来しているように聞こえたりと、聞こえ方が異なる場合もあります。
トライ&エラーで、いろいろ試してみましょう!
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