【バンド】デスメタル系ドラムのミックステクニック【ドラムバス編】
- 2023.03.05
- 2023.05.05
- ミキシングのコツ
今回は、Kohlekeller Studioのが解説する「メタルドラムのミキシングテクニック」をまとめてみました。
こちらでは「ドラムバス編」として、ドラムのバストラックに関するミキシングテクニックを解説しています。
シンバル編はこちら
スネア編はこちら
リバーブ編はこちら
キック編はこちら
タム編はこちら
ルームマイク編はこちら
ドラムバス編はこちらスポンサードサーチ
ドラムサウンドをチェック
この楽曲のドラムをソロで聞くと、このようになります↓
それでは、ドラムバスのミックスについて詳しく解説していきます。
バストラックの音を聞いてみよう
まずは、ミックス後のドラムバス(ドラム全体)の音を聞いてみましょう。
それでは、このトラックに行った処理を一つずつ解説していきます。
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ダイナミックEQ(Ozone)
まずはじめに、iZotope社「Ozone」のダイナミックEQを使って、400hz付近を抑えます。
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EQ(Pro-Q3)
次はPro-Q3で、メタルのドラムにおいて濁りやすい400~500hz付近を削りながら、ローカットして最終調整しています。
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Clipper(FLATLINE)
最後はSubmission Audio社の「FLATLINE」でClipperをかけます。
Clipperを使うことで、全体の音のトーンを変えることなく、音を前に出してよりラウドに聞かせることができます。
SSL EQとSSL Compressor
最後に、SSL EQとSSL Compressor(ハードウェア)で最終調整です。
やることは先程のEQと同じで、高音域を少し足して、400~500hz付近を削っています。
その後、SL G mixbus Compressorに通しています。
コンプレッサーにかけた後の音はこのようになっています。
8dBほどのリダクション量なので、かなり強くコンプレッションしていることになります。
しかしAuto Releaseの設定のおかげで、基本的には4dBのリダクション量になるようにし、音が小さい時には+4dBほど音量が上がるようになっているため「潰しすぎ」にならないようにしています。
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ドラム全体のサウンド作りに関するアドバイス
さて、このシリーズではシンバル類、スネア、キック、タム、ルームマイク、ドラムバスのミックス方法について解説してきました。
ドラム全体のサウンド作りに関して言うと、「よりモダンな音(現代的な音、今っぽい音)」と「フェイクの音(人工的な音、作られた音、サンプルっぽい音)」をどれぐらいの割合にしていくかが重要になります。
このシリーズでご紹介した方法を使って、ぜひご自身にとってベストなサウンド作りをしてみてください。
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