今回は、Zen Worldが教える「Spireの使い方コンプリードガイド」のうち「FX(エフェクト)」に関する部分をまとめました。
Spireを持っているけどイマイチ使い方がわかっていない…という方も、このシリーズを見れば「これでどんな音も自分で作れるようになる!」というレベルまで到達できます。
このシリーズを見て、Spireマスターになりましょう!
Spireの使い方 コンプリートガイド一覧
はじめに:今回解説する機能とパラメータ一覧
今回は、以下の機能やパラメータについて解説します。

・SHP(Shaper、シェイパー)
・PHS(Phase、フェーザー)
・CHR(Chorus、コーラス)
・DEL(Delay、ディレイ)
・REV(Reverb、リバーブ)
各エフェクトのON/OFFを切り替える

各エフェクトのON/OFFを切り替えるには、各エフェクトの名前のすぐ下にある「MUTE」ボタンをクリックします。
赤色に点灯させるとOFFになります。
SHP(Shaper、シェイパー)
SHP(Shaper、シェイパー)では、歪み(ディストーション)を加えたり、フィルターをかけることができます。

mode:歪み(ディストーション)のモードを変更できます
BAND:バンドパスフィルターがかかります
HQ:8倍オーバーサンプリングモードが有効になります
drive:歪み(ディストーション)の強さを変更します
bit:ビット深度のリダクション量を変更します
s.rate:サンプリングレートを変更します
low cut:ローカットフィルターの周波数を変更します
hi cut:ハイカットフィルターの周波数を変更します
Dry/Wet:エフェクトがかかった音と元の音の度合いを変更します
PHS(Phase、フェーザー)
PHS(Phase、フェーザー)では、位相をズラすことによりうねるようなサウンドや広がりのあるサウンドを作ることができます。

stages:モードを変更します
PRE:ONにすると、PHSエフェクトがSHP(シェイパー、前述)の前にかかります
freq:ベースにする周波数を設定します
f.back:フィードバック量を設定します
spread:ステレオ感(広がり)を変更します
rate:エフェクトの速さを変更します
depth:エフェクトの深さを変更します
dry/wet:エフェクトがかかった音と元の音の度合いを変更します
CHR(Chorus、コーラス)
CHR(Chorus、コーラス)は、横に広がりがあるようなサウンドや音が複数重なったようなサウンドを作ることができるエフェクトです。

mode:コーラスエフェクトの種類を変更します
delay:ディレイタイムを変更します
f.back:フィードバック量を変更します
rate:コーラスエフェクトの速さを変更します
depth:コーラスエフェクトの深さを変更します
wide:ステレオ感(広がり)を変更します
low cut:ローカットフィルターの周波数を変更します
hi cut:ハイカットフィルターの周波数を変更します
dry/wet:エフェクトがかかった音と元の音の度合いを変更します
DEL(Delay、ディレイ)
DEL(Delay、ディレイ)では、エコー(やまびこ)の効果を出すことができます。

ping-pong:ONにするとピンポンディレイになります
SYNC:ONにすると、ディレイタイムがDAWのテンポと同期します
delay L:左チャンネルのディレイタイムを設定します。
delay R:右チャンネルのディレイタイムを設定します。
rate:モジュレーションの速さを設定します。
modulate:モジュレーションの強さを設定します。
f.back:フィードバック量(ディレイが続く長さ)を設定します。
wide:ステレオ感(広がり)を変更します
REV(Reverb、リバーブ)
REV(Reverb、リバーブ)では、残響(リバーブ)の効果を出すことができます。

mode:リバーブの種類を変更します
SYNC:ONにすると、プリディレイタイムをDAWのテンポと同期させます
predelay:リバーブ音が鳴る音の速さを変更します
damp:リバーブ音に含まれる高音域の量を変更します
wide:ステレオ感(広がり)を変更します
decay:リバーブの減衰時間を変更します
color:ローパス&ハイパスフィルターで音色を調整します
dry/wet:エフェクトがかかった音と元の音の度合いを変更します
Part5「Amp・Macro・Voicing・Glide」の解説はこちら↓