今回は、8-bit Music Theoryが解説する「セカンダリードミナントの使い方」をまとめました。
この記事では「viコード編」として、セカンダリードミナントをviコードに対して使う時のポイントと例をまとめています。
ゲーム音楽のセカンダリードミナント解説シリーズ
viはトニック(I)のレラティブマイナー

viはトニック(I)のレラティブマイナーにあたるため、セカンダリードミナントを使うだけでさらにダークな印象にすることができます。
前回ご紹介したVコードに対するセカンダリードミナントよりも「舞台の幕開け」のような派手さはありませんが、そのおかげで特徴的な雰囲気を作ることができます。
viコードに対するセカンダリードミナントの例:スーパーマリオブラザーズ2「メインテーマ」

スーパーマリオブラザーズ2の「メインテーマ」では、セカンダリードミナントが2小節間も続いています。
Cメジャーキーの楽曲ですが、Am(vi)の前にE♭7が来ることで特徴的なサウンドになっています。
viコードに対するセカンダリードミナントの例:シヴィライゼーション6「ブラジルのテーマ」
シヴィライゼーション6「ブラジルのテーマ」は、ブラジルの作曲家であるエルネスト・ナザレーの楽曲「Brejeiro」のアレンジが使われています。
最初はI-Vの進行がひたすら繰り返され、とてもポジティブな雰囲気になっています。

次はviコード(Em)に対するセカンダリードミナント(B7)が使われて雰囲気が変わり、最後はトニック(G)に落ち着くという構成になっています。

IコードとVコードの隙間を自然に埋めるようにセカンダリードミナントが入るため、楽曲に彩を加えながらスムーズな展開になっています。
Vコードの前にセカンダリードミナントのD7を入れるほか、その前にviコードに対するセカンダリードミナント(III7)を入れることで、トニック(I)に戻るまでの道のりがより長く、面白く感じられます。
viコードに対するセカンダリードミナントの例:ドラゴンクエスト「メインテーマ」
あの有名なドラゴンクエストの「メインテーマ」でも、同じパターンの進行が使われています。

Fメジャーキーの楽曲ですが、「viコードに対するセカンダリードミナント」の後に「「Vコードに対するセカンダリードミナント」が使われています。
今回で「ゲーム音楽で使われるセカンダリードミナント」の解説は終了です。
基本的にはどのコードに対しても使える万能なテクニックですので、ぜひお試しください!
ゲーム音楽のセカンダリードミナント解説シリーズ