楽器解説

超が付くほど珍しい楽器10選【世界一大きい楽器も】

今回は、世界にある「超が付くほど珍しい楽器」を10個ご紹介します。

この中には、ギネス記録を樹立したとんでもない楽器もあります。

みなさんが知っている楽器はいくつあるか、ぜひ数えながらそのサウンドをお楽しみください!

珍しい楽器1.マーブルマシーン(Marble Machine)

Wintergatan - Marble Machine (music instrument using 2000 marbles)

マーブルマシーンは、パチンコ玉のような金属の玉=マーブルを大量に使うことで音を奏でる楽器です。

スウェーデンのバンド「Wintergatan」のメンバーであるMartin Molinが独自に開発した自作楽器で、計算し尽くされた精巧な仕組みと、マーブルが落ちて奏でられる心地よいサウンドが特徴です。

演奏者はハンドルを回して歯車を動かしたり、レバーを切り替えたり、中に組み込まれているギター・ベースのネックを押さえたりしますが、実際に音を奏でるのはマーブルが落ちる動作で行われます。

電子ドラムを融合させた楽曲

Wintergatan - Proof of Concept (Music Only)

珍しい楽器2.アクエリオン(Aquarion)

Minecraft Music - Mice on Venus with Glass (Aquarion)

アクエリオンは、ガラスで作られた鍵盤打楽器です。

楽器の形は木琴や鉄琴と非常に似ていますが、ガラス製なのでとても神聖な音が出ます。
※ガラス製のマリンバのようにも見えるので、ガラスマリンバ(Glass Marimba)とも呼ばれます

非常に珍しい楽器なので、日本には1台しかないと言われています。

Aquarion - music with glass
Glass Marimba

珍しい楽器3.ユーフォニックアレイ(Euphonic Array)

Euphonic Array Overtone1 - Acolyte Instruments - Demo

ユーフォニックアレイは、鉄の棒と四角い鉄パイプ、鉄の音板を使った楽器です。

演奏者側に飛び出ている細い棒を撫でると音が出ますが、縦に立てられた四角い鉄パイプの上に手をかざすとビブラートをかけることもできます。

珍しい楽器4.ヘッケルフォーン(Heckelphon)

2:59~3:26

Orchestration 103, Part 15: Bass Oboe

ヘッケルフォーンは、オーボエとファゴット(バスーン)のちょうど間のような楽器です。

1904年に開発されましたが、これまで約150本程度しか生産されていない希少な楽器です。

2:40~

Heckelphone

かわいらしく高い音が特徴的なオーボエですが、これだけ低い音が出るオーボエは「バスオーボエ」と呼ばれています。

ヘッケルフォーンとその他バスオーボエについてはこちらで詳しく解説しています↓

珍しい楽器5.タイタニックチューバ(Titanic Tuba)

0:48~1:10

Playing a Titanic Tuba | The New York Times

タイタニックチューバは、オーケストラなどで使われるチューバをさらに巨大化した楽器です。

大人一人では持ち運べないほど大きく重く、もはや音程がわからないほど低い音が出ます。

珍しい楽器6.オクトバス(Octobasse)

0:54~

Up Close With A Curator: Octobasse

オクトバスは、オーケストラなどで使われるコントラバスを巨大化した楽器です。

バイオリン系の楽器の中では最も大きく、高さは3.6mほどあります。

オクトバスの最低音は16Hzで、人間の耳で聞き取れる最低音「20Hz」を下回ります。

パリの弦楽器制作家によって1849年から1851年の2年間のあいだ制作されましたが、火災などにより一部が失われ、完璧な保存状態のオクトバスは世界に1つしか残っていません。

あまりにも大きいので、基本的に奏者は台の上に登って演奏します。

Amazing Grace, Amazing Octobass

珍しい楽器7.グラスアルモニカ(Glass Armonica)

Sounds of a Glass Armonica

グラスアルモニカは、複数のグラスを回転させて指で触ることで音を出す楽器です。

ワイングラスを立てて使うグラスハープとは異なり、形の異なるグラスをいくつも重ねて並べることで、より演奏しやすくしています。

グラスハープ

MUSICAL GLASSES - Harry Potter Theme - LIVE

1761年に発明されましたが、1820年には製造がほぼ途絶えてしまい、1984年に復興するまでは幻の楽器とされていました。

珍しい楽器8.360°回転ギター(360 Degree Spinning Guitar)

Slapping A 360 SPINNING GUITAR Sounds CRAZY

360°回転ギター(360 Degree Spinning Guitar)は、スウェーデンのMattias Krantzが開発したギターです。

ギターのネック部分がガトリングガンのように回転する仕組みになっており、回転させるだけでエレキベースからエレキギターの音域まですべてカバーできます。

フレットがついていない部分もあるので、フレットレスギター・ベースとしても利用できます。

ネックを360°回転させるからこそできるユニークなプレイもでき、非常に魅力的な楽器です。

Playing the 360° spinning guitar is UNREAL

珍しい楽器9.ヤイバハール(Yaybahar)

Sound Picnic # 06 YAYBAHAR

ヤイバハールは、トルコのGorkem Senによって開発された「アコースティック弦楽器シンセサイザー」です。

「弦楽器なのにシンセサイザー?」と疑問に思うかもしれませんが、製作者本人はそのように定義しており、実際に音を聞くとシンセサイザーで作ったような、異世界にいるような不思議な音がします。
※非現実的なサウンドが魅力なので、映画音楽などにも使えるサウンドです

「yay」は「弦・コイル」、「bahar」は「バネ」という意味があり、弦と太鼓(もしくはヘッドやシェルのみ)を金属のバネでつなぎ、弓で弦を弾いて演奏します。

商業用に生産されていないため、ヤイバハールの魅力に惚れたアーティストの中には自作する人もいます。

Ian Honeymanは、ヤイバハールを自作して自身の作品で使用している映画音楽の作曲家です

The Yaybahar

珍しい楽器10.グレートスタラクパイプオルガン(Great Stalacpipe Organ)

4:42~

The Great Stalacpipe Organ (a cave that you play)

グレートスタラクパイプオルガンは、アメリカ・バージニア州にあるパイプオルガンです。

洞窟にある鍾乳石を叩くことによって洞窟全体が鳴り響き、洞窟が1つの楽器になります。
※鍾乳石は英語で「Stalactite」なので「スタラクパイプ」という名前がついています

そのため「洞窟にあるパイプオルガン」と言うよりは「洞窟自体がパイプオルガンそのもの」になっています。

1954年に数学者・電子化学者のLeland W. Sprinkleによって開発され、完成までに3年間以上かかりました。

自然に存在する洞窟を使って作られているので、世界で1つしかない貴重な楽器です。

また「世界で1番大きい楽器」としてギネス世界記録に認定されているため、まさに「ナンバーワンでオンリーワンの楽器」と言えるでしょう。
※一般的なリコーダーは全長約30cmのところ、グレートスタラクパイプオルガンは約120mあります

おまけ:グミとピザを使った楽器!?

グミやピザをマイコンボード「Arduino」と接続すると、このような楽器も作ることができます。

Playing The Gummy Bear Song on gummy bears
Playing italian song on pizza

グミやピザがセンサーとしてはたらき、まるで楽器のように演奏することができます。

Arduinoは誰でも簡単にプログラムを組める製品なので、自分オリジナルの電子楽器を作ることもできます。

世界には独自の楽器を開発するミュージシャンや楽器製作者もたくさんいますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!


以上が「超が付くほど珍しい楽器10選」でした。

みなさんが知っている楽器はいくつありましたか?

珍しい楽器をもっとたくさん知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください↓


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