シンセサイザー

【DTM】u-he社のシンセ「ACE」の使い方 コンプリートガイド#8 Effects(エフェクト)

ACE Tutorial #00 - Basic Module Anatomy

今回は「ACEの使い方コンプリードガイド」のうちEffects(エフェクト)に関する部分をまとめました。

ACEにおけるエフェクト(Effects)

ACEの画面右上では、エフェクト(Effects)を調整できるセクションがあります。

使えるエフェクトは3種類あり、左から「Chorus&Phaser」「Delay」「Tone」を調整できます。

ACEにおけるエフェクト:Chorus

Chorus1:4ボイスのChorusエフェクトで、三角波(トライアングル)のLFOがかかります。
Chorus2:4ボイスのChorusエフェクトで、サイン波のLFOがかかります(Chorus1よりもダイナミックになります)。
Chorus3:8ボイスのChorusエフェクトで、より人数感のあるサウンドになります。
Phaser:一般的なPhaserエフェクトで、通常のChorusエフェクトよりもComb Filterが少しかかっています。

rate:LFOのスピードを調整します。
mix:chorusモードにしているとズレの割合を、phaseモードにしているとレゾナンスの値を決めます。
center:モジュレーションをかける前のディレイタイムを調整します(Toneエフェクトに影響します)
depth:LFOのDepth(深さ)を決めます。

ACEにおけるエフェクト:Delay

パターンの変更:黒いウィンドウをクリックすると、ディレイのパターン(長さ)を切り替えることができます。
(off, 8th + 8th, 8th groove, 8th dotted, 4th + 4th, 4th groove, 4th dotted, slap)

mix:ディレイのDry/Wetの割合を調整します。
spread:ディレイのPanを調整します。100にするとPanが100%左右に振られ、0にするとモノラルディレイになります。
feedback:ディレイ音の量を決めます。数値が大きいほどディレイ音が長く続きます。
damp:ディレイ音の高音域をカットする量を決めます。数値を上げるほどこもった音になります。

ACEにおけるエフェクト:Tone

ACEにはEQのセクションはありませんが、「Tone」で高音域と低音域をブーストすることができます。

treble:高音域をブーストする
bass:低音域をブーストする

エフェクトのON/OFFを切り替える

ACEの画面右上にある電源ボタンを押すと、エフェクトのON/OFFを切り替えることができます。



人気記事

1

作曲をしているけど、プロっぽいサウンドにならない…DTMでやってはいけないことってある?今回はこのような疑問にお答えする内容です!カナダの有名プロデューサーが教える「初心者がやりがちな間違ったリバーブの使い方」を3つご紹介!これを覚えておけば、「いいアレンジ」「プロっぽい曲」にグッと近づきます。

2

普段よく聞いているポップスの曲を、かっこよくリハーモナイズしてみたいけど、どうやったらできる? 今回はこのような疑問にお答えする内容です。 ベーシストであり、数々の音楽理論の解説動画をアップしているA ...

3

今回はAudio Universityが解説する「Universal Audio社 Apollo Twinのレビュー」をまとめました。他社では2万円程度の製品がある中で、Apollo Twinは約10万~20万円です。この記事では、Apollo Twinは値段相応の価値があるのかについて解説します。

4

プロ仕様のオーディオインターフェースと、安いオーディオインターフェースってどう違うの?共通点はある? 今回はこのような疑問にお答えする内容です。 https://www.youtube.com/wat ...

5

この記事では、世界中の作曲家・音楽プロデューサーが使っているおすすめのブラス(金管楽器)音源をご紹介します。同じ楽器でも音源によって音色が少し異なりますので、複数持っていると使い分けることができるほか、レイヤーしたときもリアルさと壮大さを増すことができます。

6

DTMをしていると「ビット深度」「サンプルレート」って言葉を聞くけど、これって何?という方のための記事です。これらの意味を知ると、自分にベストな機材を選べるようになったり、正しいフォーマットで作曲できるようになります!

7

今回は、初心者からプロまで使えるおすすめのDTMイヤホン・ヘッドホン14選をまとめました。値段順にご紹介しますので、ぜひ予算に合わせてご自身に合う製品を見つけてください。

8

プロの視点で「歌ってみた」やバンドのボーカルレコーディング用のおすすめマイクを10個ご紹介!5000円〜6万円代まで幅広くご紹介していますので、ご予算やシチュエーションに合ったマイクに出会えます。「なぜおすすめなのか?」「どんなところがいいのか?」も解説しています!

9

海外プロが教える「コード進行をプロっぽくするコツ」をご紹介!LEVEL1の「アマチュアのコード進行」から、LEVEL3の「プロのコード進行」にレベルアップするためのテクニックを解説しています。味気ない・つまらないコード進行から卒業したい方向けの内容です。

10

今回はAdam Audio社とIn The Mixが解説する「スピーカーは縦置き or 横置きのどちらがいいのか?」をまとめました。 多くのスピーカーは正方形ではなく長方形であることが多いですが、縦置 ...

-シンセサイザー