プロになる方法・音大進学

プロの作曲家・ボカロPになるには音大に行くべきか?ポイント3つ

Should Music Producers Go To College?

今回は、Chambersが解説する「音楽プロデューサーは音楽大学に行くべきか?」をまとめました。

Chambersはヒップホップやトラップ、R&Bを得意とし、ビルボードチャートでNo.1も獲得したプロの音楽プロデューサーですが、音楽大学や専門学校には行っていません。

2016年から作曲を始め、現在はプロとして活躍している彼が作曲家(ボカロP)になるなら音楽学校に行くべきかどうかを解説します。

音大に行くポイント1.教材とカリキュラム

音大に行くべきか判断するためのポイント1つ目は「教材とカリキュラム」です。

音大や専門学校ではカリキュラムが組まれており、教科書や本などを使って授業を進めていきます。

しかし、その教科書に書いてあることがあなたにとって必要なことだとは限りません。

それどころか「ダークでかっこいいヒップホップの曲を作る方法」や「このアーティストっぽいドラムビートを作る方法」などを教わることもできません。

教授がDAWの画面を見せて最新の楽曲に使われている細かい音作りのテクニックを教えてくれることもありません。

「そんなの教わらなくたっていいことなんだよ」
「そんなのプロになるときは必要ないよ」

このように思う人もいるかもしれませんが、音楽プロデューサーとして活動してきた経験から言えば、このようなことはむしろ必要なスキルです。

特に僕が専門としているヒップホップは、今では世界的にもポピュラーなジャンルです。

今の時代に、実際の現場で必要なスキルが身につかないのにも関わらず、高額な学費を払わなければいけません。

音楽学校の卒業生からもらった悲惨なコメント

僕はDTMのオンラインコースを独自に作って開講していますが、受講生からは次のような声をいただいています。

あなたのオンラインコースはたった3ヶ月なのに、僕が4年間の音大生活ではかすりもしなかった大切な内容を教わることができました。音大に使った高い学費と時間を、あなたのオンラインコースに使っていればよかった…

他にも同様のコメントをいただいています。

このようなコメントからも分かる通り、音大ではプロとしての実務で本当に必要なことは教わることができないのです。

カリキュラム通りの教育のデメリット

音楽大学や専門学校は、カリキュラムに沿って授業が進められます。

そのため、自分に合ったカリキュラムでない場合は大変な思いをすることがあります。

例えば自分にとっては「進みが遅すぎる」と思っても、あなたが授業のペースを早めることはできません。

自分のペースに合わない授業内容・授業速度で進んでいくので、フラストレーションが溜まる人もいるでしょう。

僕が開講しているオンラインコースのように、ネット環境があればいつでもどこでもレッスン動画を閲覧でき、自分のペースに合わせて学習を進められる方が効率がいいでしょう。

音大に行くポイント2.学歴の信頼性

音大に行くべきか判断するためのポイント2つ目は「学歴の信頼性」です。

僕はこれまで規模に関わらずさまざまなスタジオセッションに参加し、さまざまなプロと音楽制作をしてきましたが、「あなたは音大を卒業しましたか?」という質問は一度も聞かれたことがありません。

「音楽の学位を持っていないなら、君のビートは採用しないよ」なんてことを言われたこともありません。

音楽業界が注目しているのは「あなたがいま何をやっているのか」「これまでどんな作品を作ってきたのか」であり、音大卒かどうかではありません。

実力主義なので、いま持っているスキルが重要視されます。

プロの作曲家になるならマルチなスキルが必須

例えばスタジオセッションでエンジニアの働きぶりが遅いと感じたとき、あなたがレコーディングのやり方やボーカルミックスに関する知識を持っていれば、作業をより早く進めることができます。

加えて、もしあなたがビートメイキングもできるのであれば、活躍の場は広がります。

そのため、僕のオンラインコースでも1つのジャンルや作業工程に特化した人材ではなく、 複数のジャンルや作業工程をカバーできる人材育成を心がけています。

残念ながら、音大学や専門学校ではこのようなマルチなスキルが身につきません。

加えて、音楽の学位はプロの作曲家になるときにまったく意味がないものです。

EQの使い方やハーモニーの基礎知識など、ベーシックなことを教わるために大金を支払う必要はないのです。

コネクションの形成も重要なスキルの1つ

音楽業界で働くには、コネクション(人脈)も大切です。

しかしただ友達を作ればいいというわけではなく、例えば「SNSを使ってどのように人脈を広げ、それを仕事に繋げていくべきか」という知識も必要です。

学校内で友達を作ることはできるかもしれませんが、SNSマーケティングやセルフプロデュース(音楽スタジオとどう繋がりを持つかなど)は教えてもらえないことに注意が必要です。

音大に行くポイント3.学費

音大に行くべきか判断するためのポイント3つ目は「学費」です。

音楽系の大学や専門学校は学費が高く、少なくても年間150万円ぐらいかかります。
※バークリー音楽大学は年間700万円近い学費です

それぐらい高額な学費を払っているのにも関わらず、卒業後は理想と違う現実を目の当たりにし、失望してしまう学生が後を絶ちません。

ただでさえ「プロの作曲家になる」という夢を追いかけるのは怖いのに、これにプラスしてお金の心配もしなくてはなりません。

それなら、高い学費を払わなくても済む個人教室やオンラインコースを受講した方がいいのではないでしょうか?

基本はレッスン動画を見るタイプのオンラインコースでも、先生にメールで質問したり、Zoom等で直接話して質問できる教室もあります。

ぜひこのような学校・教室も活用してほしいです。

国内でおすすめのDTM教室はこちらにまとめていますので、ぜひ参考にしてください↓


以上で解説は終了です。

また、当サイトではプロになる方法についてまとめていますので、ぜひこちらも参考にしてください。


人気記事

1

今回は、キラキラ系エフェクトプラグイン「Bismuth」の魅力と使い方について解説します。Bismuth(蒼鉛)という名前の通り、金属や宝石を思い起こさせるようなサウンドを作ることができるプラグインです。特にダンスミュージックで使えるサウンドが手軽に使えます!

2

世界的にヒットしている曲の構成はどうなってる?ヒット曲の公式はある?今回はこのような疑問にお答えします。「曲を作るときはこれを使え!」と言うほど、多くの世界的ヒット曲に使われている楽曲構成をご紹介します。主に洋楽に使われている構成ですので、特に「世界中で自分の曲を聞いてもらいたい」という方はぜひ実践してみてください。

3

今回は、ヒップホップ・トラップを作る人におすすめのスピーカーを5つご紹介します。世界で活躍する超人気音楽プロデューサー&ラッパーが実際に使用している機材のみをご紹介していますので、どれを買っても間違いではありません。スピーカー購入を検討している方は、ぜひご予算や設置スペースに合わせてチェックしてみてください。

4

今回は、Waves社のリミッタープラグイン「L4 Ultramaximizer」の新機能と基本的な使い方をまとめました。最新作「L4 Ultramaximizer」は、これまでLシリーズを使ってきた方にもそうでない方にも非常におすすめできるプラグインですので、ぜひチェックしてみてください。

5

今回は、コード進行を学びたいときやバリエーションを増やしたいときに使えるおすすめのコード作成プラグインを3つご紹介します。「いつも同じコード進行ばかり使ってしまい、新しいコードのアイデアが思い浮かばない」という方、必見です!

6

今回は、世界中のプロに愛用されているoeksound社「soothe3」の使い方をまとめました。とても使いやすく、初心者でもプロ並みのミックスができるようになるこのプラグインについて、その魅力や使い方を解説していきます。

7

今回は、音響関連の商品を開発しているGIK Acousticsが解説する「ステレオスピーカーの置き方」をまとめました。特にDTMなどの音楽制作では、正しく音を聞くためにスピーカーの置く位置が非常に重要になります。この記事では、ステレオモニタースピーカーとサブウーファーの正しい置き方を図を用いて解説します。

8

ミキシングをするときは、スピーカーorヘッドホン(イヤホン)、どっちでやればいいの?今回はこの疑問にお答えします!海外プロが教える「DTMでMIXするときはスピーカーとヘッドホン(イヤホン)のどちらを使った方がいいのか?を解説!今回はスピーカーを使うことによるメリットをじっくりご説明します。

9

今回は、IK Multimedia社「ReSing Japanese Pack」の使い方と実際のサウンドをご紹介します。ReSingはAIによって音をさまざまな声や楽器に変換できるツールですが、ついに日本語対応ボイスモデルを収録した「ReSing Japanese Pack」がリリースされました。今回はこちらをレビューしていきます。

10

今回は、Chambersが解説する「音楽プロデューサーは音楽大学に行くべきか?」をまとめました。ChambersはビルボードチャートでNo.1も獲得したプロの音楽プロデューサーですが、音楽大学や専門学校には行っていません。現在はプロとして活躍している彼が作曲家(ボカロP)になるなら音楽学校に行くべきかどうかを解説します。

-プロになる方法・音大進学