ソフト・プラグイン・機材

【DTM】プロの作曲家になるために必要な20のこと【機材編】

DTMをやっている(もしくはこれから始めたい)けど、プロの音楽家になるにはどうすればいいの?

このようなお悩みにお答えする内容です。

20 THINGS EVERY EDM PRODUCER NEEDS TO SUCCEED!!

アメリカのLA出身、音楽プロデューサー&音楽講師の「LUKAS & Lauren Z. Ray」が解説する「プロの作曲家になるための20のアイテム」をまとめました。

今回はそのうち、ツール・機材に関する8のアイテムをご紹介します。

機材に関しては、本気でやりたい方のためのちょっとお高めなアイテム、あまりお金を出せない人のためのリーズナブルなアイテムの両方をご紹介しています。

現在DTMをやっている方、作曲家・音楽プロデューサー志望の方はぜひ参考にしてください。

プロの作曲家になるために必要なもの1.パソコン

まず欠かせないのがパソコンです。

タワー型でもノートPCでも、どちらでもOK。WindowsでもMacでも、どちらでもOKです。
ノートPCだとどこでも作曲がしやすくなるというメリットがあり、タワー型だと改造しやすいというメリットがあります。

内蔵ストレージ(HDD・SSD)は500GB以上、メモリは16GB以上あれば十分でしょう。

DTMにおすすめのパソコン:10万円以下

15.6型/Core i5-12450H/16GB/500GB SSD/Windows 11

Ryzen 5 5600GT/16GB/500GB SSD/Windows 11

DTMにおすすめのパソコン:10万円〜15万円

GALLERIA DM5C-IG-C

Core i7-12650H/16GB/500GB SSD/Windows 11

DTMにおすすめのパソコン:15万円〜20万円

GALLERIA DM7C-IG-C

GALLERIA RL7C-R46-C5N

20万円以上のおすすめDTM用パソコンはこちらの記事でまとめています↓

プロの作曲家になるために必要なもの2.DAW(作曲ソフト)

DAWは、パソコンで作曲をするためのソフトです。

EDMなどのクラブミュージックをやりたい人であれば、こちらの4つがおすすめです。

FL Studio
Ableton Live
Logic Pro
Cubase

Logic Pro(Mac専用)以外はAmazonで買えます。
(MacユーザーでLogic Proを購入したい場合は、App Storeで「Logic Pro」と検索してください)

Cubase

Cubaseは機能の充実度によって「LE」「AI」「Elements」「Artist」「Pro」の3種類に分かれています。
(左から順番に安価で機能が少なく、全機能使えるフルバージョンは「Pro」です)

初心者の方は予算に合わせて「LE」「AI」「Elements」「Artist」を選び、これからガッツリ打ち込みをやっていく方は「Pro」を選ぶことをおすすめします。

Cubaseは後からアップグレードができますので、後からProにアップグレードすることも可能です。

「Cubase AI」は、DTMで使うオーディオインターフェースやMIDIキーボードに無料で付属しています。

おすすめは同じSteinberg社の「UR22C」です。

これを買うだけでDAWとオーディオインターフェースがそろうので、ギターやボーカルのレコーディングをはじめることができます。

もちろん、オーディオインターフェースは高音質で音を鳴らすことにも特化しているので、スピーカーやイヤホン・ヘッドホンの音質もUPします。

FL Studio

FL Studioは、EDMなどのダンスミュージックを作る人に人気のDAWです。

Ableton Live

Ableton Liveは、初心者向けの「Intro」、中級者向けの「Standard」、プロ向けの「Suite」の3種類あります。

特にダンスミュージックや打ち込みをしたい人に人気のDAWです。

プロの作曲家になるために必要なもの3.モニタースピーカー(ペア)

いい音で聞くためのスピーカーをペア(2つ)用意しましょう。
(1本で販売されている場合は、同じ製品を2つ購入してください)

おすすめはこちらの5つです。

これらはだいたいペアで3~9万円ぐらいなのですが、ここまでお金が出せないなという人には1万円程度で買えるこちらの2つがおすすめです。

プロの作曲家になるために必要なもの4.モニターヘッドホン

次はヘッドホンです。

「Beats」のようにある音域が強調されてしまっているヘッドホンではなく、どの音域もバランスよく聞こえるヘッドホンを選びましょう。

こうすることで、聞こえる音域に偏りのない「正しい音」「本来の音」を聞くことができます。

ちょっとお金を出してもいいという方には、こちらの5つがおすすめです。

リーズナブルなアイテムなら、こちらの2つがおすすめです。
(動画内で紹介されているMDR-V6は生産終了のため、同じ価格帯で別のおすすめヘッドホンをご紹介します)

この2つは確かに上の5つより音は劣ります。

しかし「世界の90%の人はこれら2つ(もしくは同レベルのイヤホン)のどちらかを使って音楽を聞いている」ということを考えると、ベストな選択と言えるでしょう。

プロの作曲家になるために必要なもの5.MIDIキーボード

打ち込みに欠かせないのがMIDIキーボード。

余計な付属品がいらない人には「M-AUDIO KEYSTATION」がおすすめです。

Amazonや楽天で1万円以下で買えます。

買ったその日から打ち込みをしたい人には、初心者向けのDAWや音源が付属しているこちらのMIDIキーボードがおすすめです。

プロの作曲家になるために必要なもの6.背部サポート

作曲中は長時間にイスに座ることになるので、低めの背部サポートも必要です。

もしくは、バランスボールでもOK!

プロの作曲家になるために必要なもの7.サンプルライブラリ

サンプル(音の素材)を見つけましょう。

サンプルは買うと高いですが、無料のものもあります。

たとえば、EDMを作りたい人は「EDM 無料 サンプル」などでググってみましょう。

Beatport Sounds」にはいいサンプルがたくさんありますので、ぜひ使ってみてください。

プロの作曲家になるために必要なもの8.質のいいプラグイン

次は「質のいいプラグイン」です。

高いプラグインもありますが、無理に買う必要はありません。

プラグインに関して気をつけてほしいのが、「一気にたくさんのプラグインを買わないこと」。

そんなに多くのプラグインが今すぐ必要になるということはないと思いますので、これは避けましょう。

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プロの作曲家になるために必要なものまとめ

今回ご紹介したのは、こちらの8つです。

  • パソコン
  • DAW(Digital Audio Workstation)
  • モニタースピーカー(ペア)
  • モニターヘッドホン
  • MIDIキーボード
  • 背部サポート
  • サンプルライブラリ
  • 質のいいプラグイン

最低限1、2、3 or 4をそろえれば大丈夫です。
全てそろえれば、かなり快適なDTMライフを送ることができ、クオリティの高い曲を作れます!

次回「行動編」

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