ムーンバートンスタイルの楽曲の作り方【コード進行のコツも紹介】

ムーンバートンスタイルの楽曲の作り方【コード進行のコツも紹介】

 

Major LazerやDJ Snakeみたいなムーンバートンを作りたいけど、どうすればいいの?

 

今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。

 

How To Make a DJ Snake Style Vocal Drop

 

今回は、数々のサンプルやプラグインを販売するADSRが解説する「”Major Lazer”のようなムーンバートンの作り方」をかんたんにまとめてみました。

 

この動画では人気シンセ「Serum」やこちらのサンプルパックを使用していますが、他の音源やサンプルで代用してもOKです。

 

今回参考にする曲はこちら。

Major Lazerの「Cold Water」とDJ Snake・Justin Bieberの「Let Me Love You」、そしてMajor LazerとDJ Snakeによる「Lean On」です。

 

 

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”Major Lazer”のようなムーンバートンスタイルの楽曲の作るコツ

 

ここからは、0から楽曲を作る手順とコツを解説していきます。

 

テンポを設定

 

まず、テンポは109に設定します

このようなタイプの楽曲は、だいたいBPM95~110の間で作られることが多いです。

 

4つ打ちキック

 

次にキックを打ち込みます。

このスタイルは、だいたい4つ打ちキックのことが多いです。

キックはピッチ感がありすぎず、カチっとしすぎず、ほどよくパンチのあるものを選びます。

 

パーカッションを追加

 

次はコンガ・ジャンベ・タム・ティンバレスなど、パーカッションを追加していきます

これらは、DJ SnakeやMajor Lazerの楽曲には欠かせないパートです。

 

コンガとスネア

 

まずはコンガとスネアのコンビネーションを追加します。

Highを少し削った状態で、どちらも同じリズム「ッッッカ・ッッカッ」を刻みます。

こうすることで、キックが4つ打ちでも重すぎない印象になります

 

スネア Part2

 

また、別のスネア(さっきのスネアよりも軽く高め)をダウンビート(2拍目・4拍目)で鳴らします。

キックと同時に鳴ることで、すこしゆったりとした印象を持たせることができます。

こちらのスネアも、「カッ」と強くなりすぎないよう、EQで広域をカットします。

 

クラップ

 

スネア Part2と同様、クラップもダウンビートで鳴らします。

 

ポイントは、このクラップの音量を下げること。

キックにちょっとだけアクセントが加わるぐらいにします。

 

クラッシュ

 

クラッシュシンバルをセクションの頭で鳴らしましょう。

特にドロップ(曲中で一番盛り上がるところ)で使うといい感じになりますね。

 

シェイカー

 

次はシェイカーです。

今回は、ADSRのサンプルパックのうちシェイカーのループ音源を使います。

 

この動画で使うループ音源はBPM100なので、BPM109になるようにタイムストレッチします。

 

また、このループのパターンもちょっと変えてみましょう。

オーディオをチョップして(切り刻んで)パターンを変えたり、いらない部分をトリムします。

 

タム

 

今回、タムはダウンビートに入れてみましょう。

 

ティンバレス

 

ティンバレスは、よいグルーヴ感になるような場所に置きます。

いろいろな場所に置いてみて、ベストな位置を探ってみましょう。

 

ウッドブロック

 

今回はウッドブロックをランダムな位置に1回だけ置いてみます。

 

クラップ Part2

 

さきほどもクラップを入れましたが、ここではアクセントを加えるようなクラップを追加していきます。

クラップにはBig Reverbを適用し、各小節の4拍目で鳴らします。

 

リバースクラップ

 

次は、クラップ音を逆再生したものを使います。

場所はクラップPart2の直前。

 

使っているクラップサンプルの長さにもよりますが、だいたい3拍目裏拍ぐらいです。

クラップPart2につながるようなかんじになります。

 

微調整

 

ここまでを通して聞いてみましょう。

 

今回はなんだかクラップが多すぎる感じがするので4小節間のうち、1・3節目だけに入れることにします。

 

ティンバレスとウッドブロックはもうちょっと足してもいい気がしますね。

ティンバレスは1小節目だけに入れていましたが、2・4小節目にも入れてみましょう。

ウッドブロックは2小節目だけに入れていましたが、4小節目の同じタイミングにも入れてみます。

 

さて、これでドラムは完成です!

 

コード・メロディーを追加

 

ドラムができあがったので、次はコードとメロディー類を追加していきましょう。

こちらも奥が深いので、今回は詳しく解説せず、別の動画で解説します。

 

↓↓↓この動画をまとめた記事はコチラ↓↓↓

 

【コード進行のコツも紹介】DJ SnakeっぽいVocal Drop&Leadの作り方

 

Pluck系サウンドでコードを追加

 

最後はマリンバのようなPluck系サウンドでコードを鳴らしてみます

「タッッタ ッッタッ」のリズムで打ち込みましょう。

 

Strings系サウンドでコードを追加

 

次はStringsのようなサウンドでコードを鳴らしてみます。

「ッッッタ ッッタッ」のリズムで打ち込みます。

 

ボーカルシンセリードを追加

 

さらに、ボーカルシンセでリードパート(メロディー)を作っていきます。

 

まとめ

 

作る前はなかなか難しそうだと思っていたこのトラックも、1つ1つ分解すると意外とかんたんに思えたのではないでしょうか?

今回ご紹介したベーシックな部分をマスターすれば、これからいろいろな曲に応用することができます。

また、この動画の最後あたりに出てきたコード・メロディーに関する解説は、こちらの記事でまとめています。

DJ SnakeやMajor Lazerのような楽曲にするコツが解説されていますので、今回の記事と合わせてご覧いただくと非常に理解が深まります!

 

【コード進行のコツも紹介】DJ SnakeっぽいVocal Drop&Leadの作り方