【DTM】Native Instruments「MASSIVE」の使い方【画面右上側解説】

【DTM】Native Instruments「MASSIVE」の使い方【画面右上側解説】

 

Native Instrumentsのシンセ「MASSIVE」って有名だけど、どうやって使えばいいの?

このシンセって、どんなことができるの?

 
今回はこのような疑問にお答えする内容です。
 

Tutorial | Everything you need to know about NI Massive

 

イングランドの音楽プロデューサーのKrux(Alexander Norden) が解説する「あなたがMASSIVEで知るべきすべてのこと」をまとめてみました。

 
画面をザっとみると、なんだかいろいろなパラメータがあって混乱してしまう人も多いと思います。
 
今回はそんな方のために、Part2として画面右側中央にある「FilterとFX」と、それに関わる「Insert Effects」について解説していきます!
 


 

Part1:Massiveってどんなシンセ?画面左側の解説
 
Part2:画面右上側解説(FilterとFX)
 
Part3:画面右側中央解説(OSC・KTR OSC・KTR FLT・VOICING・ROUTING・GLOBAL)
 
Part4:画面右下解説(MACRO CONTROL)
 

※詳しく解説されていない部分は、Massive 公式ガイドに沿って所々補足しています。
 
 

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FILTER 1 & 2:フィルターをかけてみよう

 

 
こちらは名前の通り、フィルターをかけられる項目です。
 
主に周波数帯域をいじって音を変える部分で、基本的には「何かしらの周波数をカットする」という動きをします。
 

 
例えばローパスフィルター(Lowpass)なら、高域(高い音)をカットして、低い音だけを鳴らすようにします。
 
フィルターのかかり具合は「Cutoff」ツマミで変えられます。
 
例えばローパスフィルターでツマミを左に振っていると低音しか鳴らなくなり、右に振ると高音も聞こえるようになります。
 
ハイパスフィルターの場合は、左に振ると低域までしっかり聞こえ、右に振ると高域しか聞こえなくなります。
 
 

Resonance(レゾナンス)のツマミをいじると、Cutoffのかかり方がまた変わってきます。
 
レゾナンスはカット際の周波数の音量だけを上げるので、Resonanceを右に振ると、カット際の音量をさらに上げることになります。
 

 
上記の画像のようなイメージですね。
 


 
真ん中のツマミは、選んだフィルターによって項目が変わります。
 
何もないときは「n.a.」となり、動かしても何も変化がありません。
 


 
たとえば「Scream」のフィルターを選ぶと、真ん中のツマミは「Scream」というパラメータに変わります。
 

 
Filter1と2の左にある「F2」という欄は、「シリアル(直接)」と「パラレル(並列)」を調整できるフェーダーです。
 

フェーダーを一番上に上げると「シリアル」の状態になり、音はFilter1を通った後、Filter2を通るようになります。
 
フェーダーを一番下に下げると「パラレル」の状態になり、音は「Filter1を通った音」と「Filter2を通った音」の2種類が用意され、それがフィルター欄一番右側の「MIX」欄に移ります。

 
MIX欄のフェーダーを一番上にするとFilter1の音だけが聞こえ、真ん中だと50%ずつ、一番下だとFilter2の音だけが聞こえるようになります。
 
ちなみに各Filterのツマミ欄とMIX欄の間にあるフェーダーは、それぞれのボリュームフェーダーになります。
 

Modulation OSCと一緒に使おう

 
画面左下にある「Modulation OSC」には、「Filter FM」というモードがあります。
 
これは、先ほどのFilter1・2を使ってモジュレーションを加えられるものですので、ぜひ一緒に使ってみてください。
 

10:50〜15:15
 

Tutorial | Everything you need to know about NI Massive

 

FX1・FX2・EQ:エフェクトをかけよう

 

 
次は、画面右上の方にあるエフェクト欄です。
 

初期設定は「None」になっていますが、エフェクト名の欄をクリックすると、たくさんのエフェクトから選べるようになります。
 
(エフェクトによって、ツマミのパラメータが変わります)
 

 

 
FX1とFX2の2つありますので、Filterのときと同様、異なる2つのエフェクトを同時にかけることができます。
 
 


 
また、エフェクト欄一番右のタブでは名前の通り、EQがかけられます。
 
デフォルトではOFFになっておりますので、グレーの○をクリックし、水色に点灯させてから使うようにしましょう。
 
「Boost」では、「Frequency」で決めた値の周波数をブーストできます。
 

15:15~17:40
 

Tutorial | Everything you need to know about NI Massive

 

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Insert:インサートエフェクトを使おう

 

 
次は画面下にある「Insert」です。
 

先ほどの「FX」と何が違うの?と思うかもしれませんが、似ているようでいて、実はこちらの方が自由度が高いエフェクトです。
 
インサートエフェクトは、「どの時点でエフェクトを入れるか?」を決めることができます。
 
 
画面右側中央にあるROUTINGタブを見ると「Ins1」「Ins2」という項目が見れますが、ここでインサートエフェクトをいつ入れるか・適用するかを決められるわけですね。
 

 

使えるエフェクトはたくさんありますので、ROUTINGと合わせて使ってみると、おもしろい音が作れるようになります。
 

 

17:41~18:58
 

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18:59~
 

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AMP・BYPASS・MASTER:全体の音量を調節しよう

 
画面一番右上では、MASSIVEで鳴らしている音全体の音量やPANを調節できます。
 
この後紹介する「マクロ」や「モジュレーション」もここに使えますので、音量に自動で変化を加えたりすることもできます。
 
BYPASSは、フェーダーを一番上にするとすべてのフィルター・モジュレーションを無視した音が鳴るようになります。
 

30:35~30:41
 

Tutorial | Everything you need to know about NI Massive

 


 
 
Part3:画面右上中央「6つのタブ」の解説↓
 

【DTM】Native Instruments「MASSIVE」の使い方【6つのタブ解説】