DTMで使うファイル名ってどう付ければいいの?【プロに聞いた】

DTMで使うファイル名ってどう付ければいいの?【プロに聞いた】
「過去のファイルを探すのに時間がかかる…」
「データを見返したとき、ごちゃごちゃしていて見づらい」

今回は、このようなお悩みにお答えする内容です。

この解説を読んで実践すれば、データ探しで無駄な時間を取られたりすることはなくなります!

こちらは海外で活躍する音楽プロデューサーが教えてくれたメソッドですので、ぜひ実践してみてください。

スポンサードサーチ

ファイル名の付け方で大切なポイント

ファイル名の付け方で大切なポイントは以下の3つあります。

・日付がわかる
・何のためのファイルなのかがわかる
・バージョンがわかる

1つずつ順に見ていきましょう。

DTMファイル名付けのポイント1:日付がわかる

まず、ファイル名の最初には日付を書きましょう。「年/月/日」の順で、以下のような形です。

20190418_originalSong

こうすることで「いつ頃作ったプロジェクト」という記憶だけでもファイルを探せるようになります。

いつごろ作ったものなのかが一目でわかると、「数年前に作ったプロジェクトをバージョンアップさせたい!」と思ったときにもすぐ引っ張り出せます。

スポンサードサーチ

DTMファイル名付けのポイント2:何のためのファイルなのかがわかる

「誰のために書いた曲なのか」「曲のタイトル」「ミキシング用」「アレンジ用」など…
何のために作ったのか、どんな内容のファイルなのかをファイル名に添えましょう。

「Pikotaro_PPAP」
「JustinBieber_LoveYourSelf_AcausticArrange」

このようにするとわかりやすいです。

DTMファイル名付けのポイント3:バージョンがわかる

制作を進めていくと、修正を繰り返したり、「バージョンA」と「バージョンB」の2つを同時に作ることも出てきます。

そのようなとき、バージョンもファイル名に付け足しておくと、ファイルを開かなくても中身をある程度把握することができます。

書くときは「ver1」「v1」「versionA」のような形式で書くとわかりやすいです。

バージョン管理のおかげで、扱うファイルを間違えることも防げます。

スポンサードサーチ

まとめ

以上3つのポイントを総合すると、ファイル名のつけ方はこのようなフォーマットになります。

日付_ファイルの内容_バージョン

ピコ太郎の「PPAP」の制作に使ったファイルなら、このようになります。

「20160825_Pikotaro_PPAP_version1」

単語の間にはアンダーバーではなくスペースを使ってもOKです。

ただし、誰かとファイルをやりとりしたり、別の媒体でファイルを読み込んだとき、スペースを使うと読み込みに失敗する可能性があります。

アンダーバーを使う「スネークケース」を使うと安全です。

データ管理は音楽制作でも重要な要素です。データを大切に扱うためにも、ぜひこちらの方法を試してみてください。

もっと情報整理がうまくなりたいという方は、ぜひこちらの書籍をチェックしてみてください。





その他のデータ整理術はこちらでご紹介しています↓

【DTMデータ整理】音源ファイルの名前付けはどうしたらいい? 【DTMデータ整理】音源ファイルの名前付けはどうしたらいい? 音楽制作で必ずと言っていいほど行われるのが音源の書き出しです。 デモバージョン、ミックス(パターンA)、ミックス(パターンB)、マスター… 最終的には、音源ファイルを大量に抱え込んでしまうことも珍しくはありません。 そして、どのファイルがどのバージョンなのか区別がつかず、目的のファイルを探すのに時間がかかってしまうことも。 そこで重要になるのが「ファイル名の付け方」です。 今回はAudio Eng […]
わかりやすい音楽関係のファイルの整理方法【DTMデータ】 わかりやすい音楽関係のファイルの整理方法【DTMデータ】 音楽制作に、オーディオファイルの書き出しはかかせません。 しかしオーディオファイルが溜まりに溜まってしまい、「このファイル、どこやったっけ…?」と混乱してしまうこともあるでしょう。 そこで、前回の「よりよいファイル名の付けかた」に続き、今回はAudio Engineering Societyがおすすめする「わかりやすいフォルダの分け方」をまとめてご紹介します。 スポンサードサーチ わか […]
DTMer・作曲家のためのファイル整理術【容量UP・バックアップ対策】 DTMer・作曲家のためのファイル整理術【容量UP・バックアップ対策】 今回は、Beat Academyが解説する「音楽プロデューサーのためのファイルマネジメント」をまとめました。 DTMをしていると、DAWのプロジェクトファイルや作曲に関わる資料が大量に作られてしまい、「あの曲のプロジェクトファイルってどこだっけ…」とファイル探しに時間がかかってしまうことがあります。 また、音楽関係のファイルは容量が膨大になることも多く、HDD・SSDなどのストレージもすぐいっぱい […]