Halsey “Without Me”で使われているDTMテクニック解説
- 2020.02.29
- 2020.03.09
- 作曲・編曲

プロが使っている音の作り方が知りたい!
今回はこのような疑問にお答えする内容です。
シンセでの音の作り方からコード進行などの音楽理論的な部分まで、幅広く解説しています。
今回ご紹介する通りに作ってみると、非常に再現度が高いコピーができますので、ぜひ最後までご覧ください!
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原曲「Halsey “Without Me”」
Halseyの“Without Me”は、2020年2月時点でYouTube再生回数3億回を超えている、超人気曲です。
今回はこちらの曲を徹底解剖・再現していきます。
リフについて
3:55~
まずはメインとなるリフについて。
こちらにはRoland SUPER JVにあるジャズギターサウンドを使っていきます。
画像:動画より
これに、エフェクトを追加していきます。
使っているのは、CleanのAmp、Chorus、Filter(ハイカット)、Reverbです。
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キー・スケールについて
画像:動画より
この曲はEbマイナーキーで、スケール構成音はこちらです。
基本のコード進行について
この曲では、以下のコード進行がメインで使われています。
Ebm7 – Gbsus2 – Db – Abm7
i – III – VII – iv
Ebm7 – Gbsus2 – Db – Cb
i – III – VII – VI
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ビート(ドラム)について
基本的に、以下のサウンドが使われています。
・クラップ
・ハイハット
・スナップ
・スネア
・リム
・FX類数種類
6:53~
キック+クラップ
最初は、シンプルにキック+クラップのビートを打ち込んでいきます。
7:20~
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ハイハット
次は、このビートにハイハットを加えていきます。
8:26~
最初は8分音符で均等に打ち込みます。
そのあとは、ちょっとだけフレーズを変えて、変化をつけていきます。
ここでは、一部の8分音符を非常に短くし、複製して「ダラッ」と細かく鳴るようにします。
10:04~10:10
また、LFOツールでより広がるように、ワイドなサウンドになるようにしていきます。
画像:動画より
12:10~
FX1
次は、風を切るような音「シュッ」というFXを入れてみます。
10:38~11:02
FX2
次は、「カタカタカタ…」という、リムを連続して鳴らしたようなおもしろいFXを入れてみます。
11:26~11:35
スナップ
静かになるセクションでは、スネアの代わりにスナップを鳴らし、少し変化をつけていきます。
FX3
また、Riser系のFXを入れていきます。
13:06~
リム
2番の静かになるVerseでは、スネアの代わりにリムを入れていきます。
13:35~
サブベース
次はベースです。
ここでは、「BashmoreBass」を使います。
音色はこのような感じです↓
13:47~
音程は、コードのルートを使います。
Eb – Gb – Db – Cb
画像:動画より
14:40~
別のセクションでは、もう少しレガートに、長めに音をとっていきます。
画像:動画より
ピアノ
Pre Chorus(Bメロ)からは、ピアノを入れていきます。
音色は、Native InstrumentsのKontakt音源「THE GENTLEMAN」を使います。
これに、ちょっとだけChorusとReverbを加えます。
16:14~
ベース Part2
Chorus(サビ)では、さらにベース音を入れていきます。
音色は、Sylenth1の「BS Reso Bass」を使います。
リズムは少し刻むような感じです。
画像:動画より
16:56~
フルート
画像:動画より
次は、フルート系のサウンドを入れます。
音色は、TAL V2 U-NO-LXの「LED Square Lead FMR」を使います。
17:38~
完成!
これで基本的な音作りやフレーズが完成しました。
完成系を聞いてみましょう↓
19:02~
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