【MIX】生演奏・生バンドのミキシングのコツ9選【Part2】

【MIX】生演奏・生バンドのミキシングのコツ9選【Part2】
生楽器を使った演奏をミックスしたいけど、コツはある?
アコースティックな楽器って、どうやってミックスしたらいいんだろう?

 

今回はこのような疑問にお答えする内容です。

 

DTMerおなじみのWavesが教える「アコースティックミュージックの9つのミキシングTips」をかんたんにまとめてみました。

 

いわゆる「生演奏」のミキシングは、どのようにすればより生き生きとしたサウンドになるのでしょうか?

今回はPart2として、4~6つ目のTipsを紹介します。

 

Part1はこちら

Part3はこちら

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コツ4.リバーブは1つに絞ろう

 

スタジオでレコーディングしたものをクラブやコンサートホールなど、特定の場所で演奏したように聞かせたい場合は、リバーブプラグインは1つだけ使うようにしましょう。

 

また、各トラックに対して同じぐらいのSend量で使うのもおすすめです。

あまりにもSend量が違うと、変に目立ってしまいます。

 

Master Busにリバーブを挿し、フェーダーを調整するだけでもOKです。

 

コツ5.タイミングは手動で調整しよう

 

多くのDAWはタイミング・タイム調整機能が備わっています。

しかしアコースティックな楽曲の場合、オーディオのクオンタイズに関してはこれを使うのを避けたほうがよいでしょう。

 

基本的に、ミュージシャンの演奏を台無しにしたくはないですよね。

しかし、オーディオのクオンタイズをすると不自然なサウンドになってしまいます。

 

エレクトロニックミュージックなどのスタイルとは違い、ビートに関しては全てをきっちりクオンタイズする必要はありません。

もしそうしてしまうと、単調で無感情なサウンドになってしまいます。

 

もし音や打音がビートに全く合っていない場合は、オーディオクオンタイズ機能を使うのではなく、オーディオを手動でカット・ペースとし、タイミングを調整しましょう。

 

タイミングの自動調整機能などは使わないほうがよいです。

 

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コツ6.リアルで一貫したサウンドを作ろう

 

ブルーグラスやアコースティック楽器によるアンサンブルなどをミキシングをする場合は、ステージで演奏されていることをイメージしながらPanを振るとよいでしょう。

 

ベースやボーカルをセンターに置きたいと思うのは間違いないですが、他の楽器に関しては、まるでそのバンドの演奏をその場で見ているようなイメージで、それぞれ配置してみることをおすすめします。

 

EPやアルバム制作をしているのであれば、楽器編成は基本的には同じでしょう。

そのため、それぞれのプレイヤーに設定したPanを残しておく(あるいはメモしておく)と、EPやアルバムを通して一貫性を持たせることができます。

たとえばある曲でバンジョーのPanを左に10振ったのであれば、別の曲でも左に10振るようにしましょう。

 

もしマイクを1本しか使っていないサウンドを再現したいのであれば(奏者全員が1本のマイクを囲んで演奏して録音しているイメージ)、それぞれのプレイヤー(楽器)のPanはできるだけセンターに近づけるとよいでしょう。

ボーカルやそれぞれの楽器は微妙にPanを振りつつも、Panを時計の1時・2時ぐらい、10時・11時ぐらい分だけにおさえておきましょう。

 

もし全ての楽器を完全にセンターに置いてしまうと、リバーブなどのエフェクト音だけがステレオ(左右)に聞こえてしまいます。

 

Part3はこちら↓

 

【MIX】生演奏・生バンドのミキシングのコツ9選【Part3】