今回は、8-bit Music Theoryが解説する「セカンダリードミナントの使い方」をまとめました。
この記事では「Vコード編」として、セカンダリードミナントをVコードに対して使う時のポイントと例をまとめています。
ゲーム音楽のセカンダリードミナント解説シリーズ
セカンダリードミナント「V/V」はよく使われるパターン

Vコードに対して使われるセカンダリードミナントは、ラグタイムやジャズ、クラシック音楽などでもよく見られるパターンです。
しかしそれだけにとどまらず、ゲーム音楽でもたくさん使われており、舞台の幕開けのような華やかな印象になることもあります。
バレーボールに例えると、通常の2-5-1進行が「レシーブ→トス→アタック」だとしたら、V/Vのセカンダリードミナントは「敵のスパイクを拾って、やり返す」ぐらいのドラマチックさやエキサイティングな展開になるイメージです。
ここからは、ゲーム音楽で使われている「Vコードに対して使われるセカンダリードミナント」の例をご紹介します。
Vコードに対するセカンダリードミナントの例:スーパーマリオブラザーズ「メインテーマ」

ゲーム音楽の中で最も有名な音楽のひとつ、スーパーマリオブラザーズの「メインテーマ」のイントロでもセカンダリードミナントが使われています。
Vコードに対するセカンダリードミナントの例:スーパーマリオブラザーズ2「メインテーマ」

スーパーマリオブラザーズ2のメインテーマでも、V/Vのパターンが使われています。
アップテンポでリズミカルなスタイルのため、ラグタイムやジャズのような印象もあります。
Vコードに対するセカンダリードミナントの例:Cuphead「インクウェル島」

Cupheadの「インクウェル島」でも、このパターンが見られます。
Vコードに対するセカンダリードミナントの例:ゼルダの伝説 神々のトライフォース「エピローグ」
「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」の「エピローグ」では、ドラマチックな幕開けの印象とは反対に、落ち着いた印象のV/Vのパターンが使われています。

Vコード(G7 sus4)に対してセカンダリードミナントのD7が使われていますが、その前がIVコード(F)であるため、F→F# →Gの半音移動が生まれています。
Vコードに対するセカンダリードミナントの例:悪魔城ドラキュラX~月下の夜想曲~「木彫パルティータ」

悪魔城ドラキュラX~月下の夜想曲~の「木彫パルティータ」はマイナーキーの楽曲ですが、ここでもセカンダリードミナントが使われています。
セカンダリードミナントのおかげで、重厚感と威厳のある印象になっているのが特徴です。
ゲーム音楽のセカンダリードミナント解説シリーズ