今回は、数々のアルバム・機材レビューを掲載しているMUSIC CRITICが解説「最もオススメする9つのマイク」をまとめました。
YouTubeに載せるカバーや歌ってみた、バンドでの演奏など、音楽制作で使えるマイクをご紹介していきます。
1500円程度から5万円、10万円程度のものまで幅広く紹介していますが、どれも高品質で、Amazonやサウンドハウスで買うことができます。
安い順で掲載しますので、ご自身のご予算に合わせてぜひチェックしてみてください!
歌ってみたおすすめマイク1.Samson R21(1本2000円、3本6000円ぐらい)

こちらのマイクは、現代におけるベストなマイクの一つと言えるでしょう。
2000円程度で買える上に、軽量でコンパクト、さらにハイクオリティです。
Samson R21のいいところ
・再現性の高いリニアフリークエンシーレスポンス
・高入力レベルに耐えられる設計
・ハンドリングノイズを抑えるショックマウントが付属
・非常に安く性能も良いことから、まさに「完璧」と言える製品
歌ってみたおすすめマイク2.Shure SM58(15,000円ぐらい)

こちらは、50hz~15,000hzまでレコーディングできるShureのダイナミックマイクです。
球状のフィルターもついているので、風や息をガードできます。
ボーカル専用に作られたマイクなので、不要なベース(低域)はカットされ、近くで録音した時の影響を受けにくく、中音域をキレイに録れるようになっています。
ちなみに「Shure SM58S」はON/OFFスイッチがあるタイプ、「Shure SM58-LC」はスイッチがないタイプです。
Shure SM58のいいところ
・ショックマウントが付属しているので、使っている時のノイズ(ハンドリングノイズ)を最小限に抑えられる
・単一指向性マイクなので、余計なノイズを拾わない
・アーティストとして活動し始めたばかりの方にはもってこいの製品
・はじめてマイクを買う方におすすめ
歌ってみたおすすめマイク3.SE Electronics sE2200a II C(5~6万円ぐらい)

こちらはコンデンサーマイクで、大きなダイアフラムを使用して作られています。
つまり、とてもクオリティが良いということです!
(ダイアフラムが大きければ大きいほど、マイクの質は良いと言えます)
ステレオレコーディングをしたいという時にはうってつけのマイクでしょう。
ちなみに「sE2200a II C」は「sE2200」の最新版です。
SE Electronics sE2200a II Cのいいところ
・低音域から高音域までしっかり録れる(20hz~20khz)
・ハンドメイドで、1”の金メッキ処理されたダイアフラムを使用
・コスパがよく、その都度いいパフォーマンスを発揮してくれるマイク
歌ってみたおすすめマイク4.Rode NT1A(3万円ぐらい)

長年に渡り、その技術とクオリティでたくさんに人に愛されてきたRODEのマイクです。
NT1Aは5dB-Aのノイズレベルなので、ノイズが少ない状態でレコーディングできます。
Rode NT1Aのいいところ
・ボーカルだけでなく、ギターやパーカッション類のレコーディングにもピッタリ
・マイクを保護するダストカバー付き
・低セルフノイズ
・まさに宅録にピッタリのセット
・プロ仕様のセッティングでレコーディングできる!
歌ってみたおすすめマイク5.Shure SM7B ダイナミックマイク(6~7万円ぐらい)

Shure SM7Bは、フリークエンシーレスポンスがフラット且つワイドレンジです。
つまり、ボーカルでもギターでも何でも、とてもきれいにレコーディングできます。
また、このマイクにはとても使える「ポップフィルター」が付属しています。
これを使えば息がマイクにかかって「ボハッ」とした音が録れるのを防いだり、マイクに近づきすぎてレコーディングするのを防ぐことができます。
Shure SM7Bのいいところ
・単一指向性マイクなので、生活音など、後ろで鳴っているいらないノイズを拾わない
・Shureのウインドスクリーン「A7WS Windscreen」が付属している(2000円程度)
・数あるマイクの中でも、ベストだと言えるマイク
・このマイクの機能や付属品にハズレなし!
歌ってみたおすすめマイク6.Sennheiser MD 421 MKII(6万円ぐらい)

こちらのマイクは、35年以上も「ベストなマイクの一つ」として愛されてきた製品です。
ラジオなどのブロードキャスト・配信系なども含め、幅広いシチュエーションで使えます。
高い入力レベルに耐えられるので、特に大きな音を出すギターやドラムなどのレコーディングには向いており、ダイナミクスも上手くコントロールできます。
Sennheiser MD 421 MKIIのいいところ
・ホコリや湿気に強い
・5段階のローカットフィルタを内蔵(状況に合わせて低域をカットできる)
・どんな状況にも対応できる、まさにオールラウンダーなマイク!
歌ってみたおすすめマイク7.RODE NTK(10万円ぐらい)

RODE NTKは、プロフェッショナルなレコーディングのためにデザインされたコンデンサーマイクです。
オーストラリアで設計されたHF-2カプセルが、奏者・ボーカリストの良さをさらに引き立たせます。
ギターアンプやピアノ、ドラムのオーバーヘッドなどのレコーディングにもってこいの製品です。
RODE NTKのいいところ
・オーストラリアで設計されたHF-2カプセル
・サテンニッケル仕上げで、耐久性もバッチリ
・ボーカルだけでなく、様々な楽器のレコーディングにも使える!
歌ってみたおすすめマイク8.Neumann TLM 102(8万円ぐらい)

こちらは単一指向性のコンデンサーマイクで、Neumannのマイクの中でも非常に精巧に作られた製品です。
コンデンサーマイクであり、前述でもご説明した「大きめのダイアラム」を使用しているため、サウンドのクオリティはとても高いです。
トランジェントのレスポンスはとても速く、静かに弱く演奏した場合の音もしっかり拾います。
Neumann TLM 102のいいところ
・Neumannマイクのスタンダードなデザイン採用していながら、他の製品と比べてコンパクト
・最大入力音圧レベルは144dB
・パーカッション類のレコーディングに最適
・クリーンでハイクオリティのプロフェッショナルマイク
・多くのプロが愛用しているのも納得の製品!
歌ってみたおすすめマイク9.Neumann TLM 103 SET(20万円ぐらい)

Neumann社のマイクは、数あるマイクの中でも値段が高いことで知られています(同社のマイクには30万円ほどするモデルが多数あります)。
その中でもこのモデル「TLM 103 Set」は比較的値段が安いのですが、同社の他の高額なマイクと同等のクオリティでレコーディングができます。
TLM 103は、ハイエンドのパフォーマンスを発揮できる「大きなダイアフラム」を使っています。
ちなみにダイアフラムについてはこちらの記事で解説しています↓
またこちらは、7dB-Aと非常に低いノイズレベルでレコーディングできる単一指向性マイクです。
Neumann TLM 103 SETのいいところ
・宅録でもプロ用スタジオでも利用しやすい
・ケース、ショックマウントが付属
・予算はやや抑えつつも、ちゃんとしたクオリティでレコーディングしたい人におすすめ
以上が、MUSIC CRITICがおすすめするマイク9選でした。
今回ご紹介したマイクはどれも性能が良いのですが、このマイクの良さを最大限に引き出すためには、「オーディオインターフェース」や「レコーディングの仕方」が重要になります。
これらに関しては下記の記事にまとめていますので、こちらも参考にしていただくと、よりプロフェッショナルなサウンドでレコーディングできます↓